はじめに
こんにちは。HIGH-FIVE編集部です。今回は、Web・広告業界を中心に転職支援しているエージェント瀬木のストーリーです。
「とにかく早く!」焦りの中から始まった転職活動
今回支援された方はどんな課題を持っていたのでしょうか?
今回ご支援させていただいたAさんは、地元の沖縄県でグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートされた後、スキルアップのために上京されてきた方でした。
馴染みのない土地での転職活動がうまく行かず、当時在籍されていた企業も業績悪化により退職勧告が出され退職日も決まっていて、生活維持のためにも急いで次の会社を探されている最中でした。
初回面談にお越しいただいた時は、すでにご自身でも40社以上に書類応募をして、複数社で面接が進んでいました。
初回面談時にご本人が感じていた課題・不安は下記の通りです。
【本人が感じていた課題・不安】
①生活のために早く次の就業先を決めたい!
②経験を活かしながらスキルアップしたい!

本当にそれでいいの?やりたいことを見つめなおした初回面談&求人紹介
瀬木さんから見たAさんの課題とはどのようなものでしたか?
「退職日が決まっている」という焦りから、長期的なキャリアを思い描くことなく、転職活動のゴールが定まっていなかった点です。Aさんは当時、焦りからすでに40社以上に書類応募されていて、応募企業やポジションも一貫性がなくバラバラでした。
確かに、生活のために急いで仕事を見つけることはとても大切です。
ただ、当時在籍していた企業も、地元から上京したばかりで都内のデザイン市場がわからないままに入社され、すぐに退職を余儀なくされていました。このまま焦って次の会社を決めてしまっては、Webデザイナーとしてのキャリアに一貫性がなく、長期的なキャリアアップが実現できなくなってしまう心配がありました。
仕事を失う焦りの中では、なかなか遠い先の将来を考えるのは難しそうですよね。
そうなんです。長期的なキャリアを一人きりで決めようとすると、自己分析や業界分析・転職市場についてなど、ご自身でたくさん調べていただく必要があって、時間がかかります。今回のAさんのように、焦っている時は尚更難しいんです。
そこで、初回面談時にはグラフィックデザイナーになった経緯や、どんな案件でやりがいを感じたか、どんな仕事をやっていきたいかなど、丁寧にヒアリングさせていただきました。
その中で、Aさんは「幅広く案件経験を積んで、デザインの幅を広げたい」という長期的な目標を持っていることを見つけられました。
そうしたキャリアを実現できる会社を中心にご紹介を進めていきました。
初回面談から4日で4社面接!スピード感のある選考で安心して会社を選べる状況に!
とはいえ、転職活動は選考回数も多く、時間がかかるイメージです。
はい、通常の転職活動だと応募から書類選考結果が出るまで1週間、その後2~3回程面接が実施されるので、入社決定までは1か月半~2か月程かかるといわれています。
ただ、Aさんには今回その余裕はありません。
また、弊社にご相談に来ていただいた時にはすでに何社か面接も進んでいたので、なるべく多くの内定を獲得して、比較検討していただけるよう、スピーディに選考いただきたいと応募企業に依頼・交渉しました。
結果、初回面談の当日には書類応募を進め、その翌日には結果を回収するなどかなりスピーディに選考が進み、4日経つころには4社で面接を組むことができました。
4日で4社!それはかなり早いですね。
はい。今回はAさんにも急いで書類を準備いただいたり、面接日程の調整など、お忙しい中でも転職活動に前向きに取り組んでいただき、素早い選考を進めることができました。
途中、ご自身で応募した他企業で内定が出て、焦りから即決してしまいそうになった場面もありました。
ただ、お話を伺うとご本人の希望やスキルアップにはつながらない企業でしたので、よくAさんと相談し、他企業と比較検討して決めることをご納得いただきました。最終的にはご本人の希望に合った、幅広い案件を経験できる制作会社に、Webデザイナーとして初回面談から3週間というスピード入社となりました。

エージェントからヒトコト
最後にAさんのご支援の中で特に印象に残っていることはありますか?
初回面談の時、Aさんはとても焦っていて暗い顔をされていらっしゃったんです。でも、転職活動のご支援をさせていただく中で、だんだんとご自身の目指す道が明確になり、面接で話す志望動機も説得力のある内容になっていったんです。最後には「瀬木さんに相談できて、Webデザイナーとしてやりたいことが見つかりました」と言っていただき、ご支援できて本当によかったと感じています。
エージェントとして、クリエイターの皆様のご希望にはもちろん極力沿いたいと思っています。ただ、ご本人のおっしゃるご希望だけでなく、ご本人の気付いてなかった夢や、本当にご本人のためになることは何かを探しながら、ご提案していきたいと思っています。
本日はありがとうございました!