転職エージェントが教える!転職サイトと転職エージェントの使い分け方

公開日

2023/02/13

変更日

2023/07/24

はじめに

CMや広告でよく目にする「転職エージェント」という言葉。

なんとなく仕事を紹介してくれるサービスであろうことは予想がつくものの、「別に仕事探しは求人サイトでもできるしな~」なんて思ったことありませんか? 編集部はあります。

そんなあなたに向けてHIGH-FIVE編集部が送る「転職エージェントの上手な使い方」シリーズ第二弾!!(しれっとシリーズ化)

第一弾では、「そもそも転職エージェントって何をしてくれるの?」という素朴な疑問を、HIGH-FIVE転職エージェントの渡辺に直撃しました。

続く第二弾では、「転職サイト(求人サイト)とエージェント、それぞれどう使うの?」という疑問についてお届けします!

これを読めばきっと、より効率的な転職活動の仕方がわかるはず。
HIGH-FIVE編集部、渾身の3部作です!!

転職エージェント渡辺 和宏
転職エージェント渡辺 和宏

今回教えてくれた転職エージェント:渡辺 和宏

株式会社クリーク・アンド・リバー社執行役員。プロフェッショナル・プロデュース・グループ マネージャー。 
2002年に入社し、映像分野で活躍するクリエイター派遣を担当、また制作業務受託の営業に従事。入社以来、クリエイティブ・プロフェッショナル人材のために、最も輝ける環境で仕事をしてもらうためのサポート、独立支援に携わる。その後2005年から人材紹介事業を担当。現在はクリエイティブ・プロフェッショナル人材と料理人、 CXO(経営幹部職) の転職支援チームの責任者として従事している。

▼シリーズ記事はこちら
転職エージェントを利用する本当のメリットとは
転職エージェントが教える”転職お悩みあるある”Q&A

パターン別・転職サイトとエージェントの使い方

こんにちは、HIGH-FIVE転職エージェントの渡辺です。

転職エージェントを利用するメリットについては、以前の記事で解説しました。
今回は転職サイト(求人サイト)と合わせた使い方について解説します。

個人的には、転職エージェントと転職サイトの使いどころはきれいに分かれるものではなく、時と場合によると思っています。場合分けしながら見ていきましょう。

■転職はしたいが現時点で具体的なことは決まっていない場合

特に行きたい企業が決まっていないのであれば、さまざまな可能性からより良い選択肢を比較検討したいところ。この場合、転職エージェントを使った方が良い可能性が高いです。

その理由は4つ挙げられます。

1:自分が知らない、自分に合いそうな企業に出会える
2:窓口を集約できる
3:選考スピードをコントロールしてくれる
4:日程調整もお任せ

1はそのままの意味ですね。toBビジネスやスタートアップ等、一般知名度は高くないけれども業績が良い、隠れた超優良企業にも出会うことができます。

2~4に関しては、さまざまな可能性を検討するにあたりたくさんの会社と直接やり取りするのは地味に手間です。現職の仕事が忙しい人は特に、応募のやりとりや日程調整を転職エージェントにまとめて委託できるのは便利だと思います。

また選考が複数社で進み始めたとき、内定が出るスピードが異なると最初に内定が出た企業の受諾期限に残りの選考が間に合わないケースも出てきます。このあたりも転職エージェントはプロですので、なるべく内定が出るタイミングが揃うよう、面接を受ける順番や日時などをうまく調整してくれます。

■行きたい企業が決まっている場合

行きたい企業が明確に決まっている場合は、転職サイト等で検索して自分で応募しても良いと思います。

転職エージェントに相談したとしてその企業の求人を持っているとは限りませんし、一切転職エージェントを通さず、自社の採用ページや転職サイト経由のみで採用をしている会社もあるからです。

ただ、なるべく内定の可能性を上げたいということであれば、受けられるサポートのメリットを考えると一度転職エージェントの話をきいてから判断しても損はないかと思いますね。無料ですし(笑)。

良い転職エージェントであれば、もしその求人を持っていなくても「この領域なら、あのエージェントサービスに聞いてみては?」と教えてくれることもありますよ。

できるだけチャンスをつかみやすくするために、転職サイトと転職エージェントを上手く併用すると良いですね。

利用するサービスの選び方

転職サイトは掲載数が多い・希望職種の求人が多いなど、自分が使いやすいと思うものでOK。問題は転職エージェントの選び方です。

TVCMで見るような大手エージェント、業界特化の専門エージェントなどたくさんのサービスがあり、またその中でも担当エージェントによってかなり使用感が分かれるからです。

転職エージェントが希望にあった求人を紹介してくれるのは当たり前。そのうえで、年収や職種、残業時間だけではない「背景」を語れる転職エージェントかどうかを基準に選びましょう。

<例>
「求人票には載っていませんがこの企業は●●の分野に力をいれており、あなたの経験や志向に合うと思いました」

検索できる項目「以外」の内容で合う・合わないを説明してくれるところは、良い転職エージェントと考えてよいでしょう。

もちろん、人によっては年収や残業時間などの条件さえ叶えば良いという方もいます。
それでも、転職エージェントから提案された求人に

・そのエージェントなりの提案根拠、理由があるか
・自分の伝えた要望が加味されているか
・難易度が高い場合、正直な所感を伝えてくれるか

は必ずチェックしましょう。

希望の条件を満たしているからといって安易に提案をするのではなく、マイナス面も含め正直に情報を共有し、伴走してくれるかどうかがカギです。

<例>
「この企業は正直なところ、今のスキルでは難しいと思います。もしここに行きたいのなら、今の会社でもう少し経験を積んでからチャレンジした方が良いと思います」

なお、先述の日程調整・選考コントロールのメリットがなくなるため、たくさんの転職エージェントを同時並行で利用するのはあまりおすすめしません。

初回面談だけ気になるところを複数ざっと受けて、自分をよく理解してくれていると感じる(納得いく回答をくれる)・対応が丁寧・スピードが早いなど自分にとって相性が良さそうなところに絞ると良いですね。

メインで使う転職エージェントを決めたら、そのエージェントが持っていない求人を転職サイトなどで直接応募したり、他社エージェントを1社程度サブ的に使って応募すると良いでしょう。

「こんなときどうすればいい?転職エージェントが教える”転職お悩みあるある”Q&A」 に続く
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この記事を書いた人

HIGH-FIVE編集部
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