転職エージェントに相談するメリットは?初めての転職エージェント活用ガイド|Webデザイナー・クリエイター専門の転職エージェントHIGH-FIVE

公開日

2023/02/13

変更日

2024/04/08

はじめに

CMや広告でよく目にする「転職エージェント」という言葉。
同じ仕事探しなのに、転職サイトじゃだめなの??と思う方もいるでしょう。

実は、転職エージェントには「求人を紹介してくれる」以外にもメリットがあるんです。

そんな今更聞けない(?)素朴な疑問を、HIGH-FIVE転職エージェントの渡辺に編集部が直撃してきました!

転職エージェント渡辺 和宏
転職エージェント渡辺 和宏

今回教えてくれた転職エージェント:渡辺 和宏

株式会社クリーク・アンド・リバー社執行役員。プロフェッショナル・プロデュース・グループ マネージャー。 
2002年に入社し、映像分野で活躍するクリエイター派遣を担当、また制作業務受託の営業に従事。入社以来、クリエイティブ・プロフェッショナル人材のために、最も輝ける環境で仕事をしてもらうためのサポート、独立支援に携わる。その後2005年から人材紹介事業を担当。現在はクリエイティブ・プロフェッショナル人材と料理人、 CXO(経営幹部職) の転職支援チームの責任者として従事している。

▼シリーズ記事はこちら
転職サイトと転職エージェントの使い分け方
転職エージェントが回答!転職お悩みあるあるQ&A

転職エージェントってそもそも何者?

こんにちは、HIGH-FIVE転職エージェントの渡辺です。

転職エージェントを使う本当のメリットということで、まず初めに転職エージェントの基礎知識についてご説明しますね。

転職エージェントサービスとは、私たちエージェントが「求職者」と「求人企業」を仲介し、お互いwin-winとなるような転職の実現に向けて支援するサービスです。求職者の要望や活かしたい強み、求人企業の採用背景やカルチャーなどを把握した上で、双方にとって最適な選択肢をご提案しサポートします。

ちなみに、採用成功時に求人企業から成功報酬を得るビジネスのため、求職者の方はこれらのサービスを全て無料で利用することができます。

転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントを利用するメリットについて、私は下記の4つだと思っています。

1:自分に合った求人を紹介してもらえる

これは大前提ですね。まず初めにキャリアカウンセリング面談を行い、その内容をもとにマッチしそうな求人をピックアップしてご紹介します。

転職エージェントは求人票には載っていない詳細な情報を持っていたり、そもそも公開すらされていない非公開求人を持っていたりもするので、転職サイト等で自力で探すのとはまた違った求人に出会える可能性があります。

2:客観的な視点で自分の市場価値を知ることができる

自分がやってきた仕事は、どうしても当たり前になってしまうもの。特に組織に属していると、周囲のメンバーも同じレベルの仕事をしていることが多いため「これが普通だ」と思ってしまいがちなんですね。でも第三者からすると「それってなかなかできることじゃないぞ……」というのは、よくあることです。

もちろん逆もまた然りです。自分はアピールポイントだと思っていても、実はそのスキルを持っている人はたくさんいてさほど特別なことではなかった……ということも。つまり、他社や業界全体の実態を知らないと、自分のスキルや経験の良し悪しを把握するのは難しいということです。

自分の市場価値を把握しないまま転職活動を進めてしまうと、高望みしすぎてお見送りが続いてしまったり、逆に足元を見られた条件で入社してしまうなど、良い転職に繋がりづらくなってしまいます。

その点、転職エージェントは数多くの採用を支援してきているので、求職者の市場価値を客観的に判断することが可能です。その結果、実は今の環境が恵まれていたことがわかり「転職せずに残る」という選択肢を選ばれる方もいます。

HIGH-FIVEでは、「今は転職しない」という答えも1つの立派な選択肢だと考えています。転職サイト等で自分で求人を探す場合はそういった選択肢が生まれづらいので、「転職する・しないを含めたキャリア相談ができる」というのも、転職エージェントを利用するメリットかもしれませんね。

3:中長期的な視点でキャリア相談ができる

先ほどの市場価値の話とも繋がるのですが、スキル・経験が伴わない状態で一足飛びに「絶対この企業に転職したい!」と考えていても、なかなか内定には繋がりません。

そんなとき転職エージェントにご相談いただければ、最終的な目標に向けて「何を次のステップとするか」という視点でアドバイスを受けることができます。

今のままでは難しい企業でも、いったん別の環境を挟んで経験を積むことで狙えるようになることもあります。例えるなら「銀座線だと1本で行けるけど、乗換え1回挟んで山手線で行った方が早く着くよ」といった具合。キャリアの乗換案内みたいなものですね(笑)。

そしてその乗換案内には、「社内で経験を積む」つまり「転職するのは今の会社で実績を作ってからの方が良いのでは?」というご提案も含まれます。そういった意味でも、転職エージェントに相談したからといって必ずしも転職する必要はないので、迷っている場合は気軽に相談してほしいと思います。

4:少しでも内定に近づけるよう支援してくれる

ご提案の求人に応募の意思を確認できたら、転職エージェントから求人企業に「推薦」する形で応募手続きが進みます。つまり、「この方はこういった理由でマッチすると思いますよ」という第三者目線でのプッシュを添えてもらえます。

さらに、書類の作成や面接対策などのサポートも受けられます。サポートといっても、単にきれいな書類の作り方やハキハキした受け答えを練習するのではありません。応募した企業に合わせて「どうすれば評価してもらいやすいか」という観点のもとでサポートを受けられるのです。

例をあげてご説明すると、募集要項に「Webディレクター経験3年」とあった場合、それに当てはまる人は全員受かる可能性があるはずですよね。でも落ちるということは、何か別の観点で選考がなされている。その観点が何かわからないから、転職活動は大変なんです。

我々転職エージェントも全てを開示されているわけではありませんが、お付き合いのある求人企業とは日々、採用に関するやり取りをしています。過去にその企業で面接を受けた人の合否やその理由から、同じディレクター募集でもA社はコーポレートサイト制作の経験を、B社はクライアントとの折衝経験を重視している……といった内情まで把握しているわけですね。

だからこそ、A社の選考ではLP制作よりコーポレートサイト制作の経験を、B社の場合は自分からも意見を出してクライアントと一緒に作り上げた経験をアピールすると良い、というアドバイスができるのです。

こういった内情は、求人票を見てもほぼ書いてありません。書き方のニュアンスもありますし、公開されている情報から求職者が一人で読み解くことは難しいはずです。

このような情報が豊富な人材サービスや転職エージェントは、求人企業としっかりリレーションが取れている良いエージェントと言えるでしょう。情報の鮮度・精度ともに良質であろうことが伺えます。

まとめ

転職エージェントには、求職者の方が納得の行く転職活動にするためのたくさんのサポートがあります。

つまり、求人を紹介してもらうだけでは転職エージェントの本当のメリットを使いきれていないということ。せっかく無料で利用できるサービスなので、これらを上手く利用して、良い転職活動にしてほしいと思います。

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この記事を書いた人

HIGH-FIVE編集部
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HIGH-FIVE(ハイファイブ)は、IT/Web業界のクリエイター・デザイナーに特化した転職エージェントサービス。私たち編集部ではオウンドメディアだけでなく、転職サイトやSNSも運営。日々クリエイターの皆様へ向けて、クリエイターキャリアのお役立ち情報・転職ノウハウなどを発信中!

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