はじめに
こんにちは。株式会社クリーク・アンド・リバー社HIGH-FIVE編集部です。今回は、サーバーエンジニアや3DCG背景デザイナーなどゲーム業界に特化したエージェントである川原さんの転職支援ストーリーです。「クリーク・アンド・リバー社転職エージェントが何を大切にして転職のご支援をしているか」や「転職エージェントを使うことのメリット」を実際のエピソードでお伝えします。
最初の出会いは仕事仲間。7年の月日を経て、今度は転職支援。
今回支援された方はどんな方だったのでしょうか?
今回ご支援させていただいたSさんとの最初の出会いは7年前。当時私はあるゲーム会社の採用業務に深くかかわっていた時期があり、その時にダイレクトリクルーティングでスカウトをしたのがSさんでした。当時は、Web制作会社を経てフリーでサーバーサイドエンジニアをされており、自社のプロダクト開発に関わる仕事がしたいという思いがあったことからご入社いただきました。
その後、私がそのゲーム会社の採用業務から外れてしまったこともあり、Sさんとはしばらく連絡を取り合っていませんでした。そんな中、当社の過去の会員様にご連絡をする機会があり、久しぶりにご連絡をしたところ、「会いましょう!」となり今回の転職支援がスタートしました。
今回の面談時にご本人が感じていた課題・不安は下記の通りです。
【本人が感じていた課題・不安】
(1)会社の経営体制・資本体制からくる先行き不安
(2)長く安定して働ける環境

久々の再会で4時間!?カフェをはしごするほど盛り上がった面談から見えてきたSさんのキャリアプラン
川原さんから見たSさんの課題とはどのようなものでしたか?
Sさんは、年齢相応のしっかりとしたキャリアを積まれており、かつサーバーエンジニアとしての経験やスキル(具体的な経験・スキルがあれば記載いただきたい。)もしっかりとお持ちでしたので、Sさん。が抱いている課題や不安をしっかりヒアリングしていくことが必要だと考えました。
そのため、関わってこられた業界・人材市場、エリアにある他の企業様の状況なども踏まえ、面談でそのあたりをメインにお話をしました。本来キャリア面談は1時間~1時間半くらい、長くて2時間くらいなのですが、Sさんとの面談時間は合計4時間と通常より2倍も長くお話ししていたことに、お互いにびっくりしてしまいました(笑)。
結果としては、それだけ長い時間話すことができたので、もともとのSさんを知っているところから、さらに深く知ることができ、Sさんの課題も見えてきました。
Sさんは、「将来的な不安」と「どんなメンバーと働けるか」が最大の課題でした。
年齢的にも最後の転職にしたいという中で、「長く働くうえで自分たちが遊んで楽しいと思えるものを作りたい」という思いを持ったメンバーと働きたいというお考えをお持ちでした。これまでの会社は売れれば良いという考え方だったため、長く働くためには「自分たちが遊んで楽しいと思えるものを作る」という本質が不可欠だと感じていました。
面談4時間って凄いですね!川原さんとSさんが意気投合されたことで、Sさんの本音のところがみえてきたのですね。
そうですね!久しぶりということで、こちらも非常に楽しく、時間を忘れるほどお話しました。そこまでお話することで抱えていた課題を引き出すことができ、自信をもってSさんのサポートができると思いましたし、信頼してもらえるベースができたと感じました。
紹介実績が高い企業だからこそできた、選考方法のご提案
その課題からどんな企業をご紹介されたのですか?特にどんなメンバーと働けるか?という所は、なかなかつかみにくい情報だと思います。
そうですね。基本的には普段クライアント企業とやり取りするときは、人事の方が多いです。そしてクライアント企業の人事の方からどのような職場環境かをお伺いするケースが多く、クライアント企業によって職場環境の情報に差が出てしまう場合もあります。
しかし、今回ご提案しようと思っていたクライアント企業は、紹介実績がかなり多く、これまで多くの方にご入社いただいてきたクライアント企業で、当社と一緒にさまざまな採用に関するイベントや施策を行っていたこともあり、現場の方がどのような方かある程度把握できていたことと、会社の安定性も良く理解していたため自信がありました。
そのため、Sさんにそのクライアント企業のご紹介と、なぜご紹介したいのかなどの思いを伝える場を設けようと考えました。初回のご面談で4時間もお話させていただきましたが、その後もお仕事終わりに再度カフェでお会いしたり、飲みに誘っていただいてご一緒したりと、初回面談以降3度にわたる面談を通して、Sさんの人柄をより理解する機会が作れたとともに、クライアント企業のご紹介と今後の進め方についてもしっかりとすり合わせをしていくことができました。
パートナーとしての深いお付き合いがあるからこそ、しっかりとSさんに向き合う時間を大切にされたのですね。
はい。そこまでやったことで、あとはクライアント企業との進め方をどうするか、どのように進めていくかを提案していくことだけでした。
早速人事の方にお話をし、経緯をご説明したうえで、「カジュアル面談を設定してほしい!」「そのうえで選考を受けるかどうかの可否を出したい!」という旨をお伝えし、過去の取引実績やご本人のスキル感も相まってご提案を快諾いただけました。
カジュアル面談の実施。課題がクリアになったことで内定まで一直線!
長期的なクライアントとのお付き合い、そして単なる人材紹介の枠を超えたご提案をしてきたからこその事例だったのですね。川原さんの支援で最終的にSさんはどのような結果になったのですか?
カジュアル面談(カジュアル面談の簡単な説明をいれた方がよいです。)では、入社した際の上長や現場開発者とお話いただきました。そこで仕事の進め方や空気感などの現場理解を深めていただき、ご本人も正式に応募したいという意思をいただいたことから、選考にすすんでいただきました。
通常選考では、将来的にマネージャーを任せたいというお話もいただき、正式にサーバーエンジニアとして内定をいただくことができました。Sさんも将来的なキャリアが見えたこと、そして一緒に働くメンバーをしっかり知れたことから、内定を快諾いただき、ご入社に至りました。

エージェントからヒトコト
最後にSさんのご支援の中で特に印象に残っていることはありますか?
とにかくたくさんコミュニケーションをとったことですね(笑)その印象が非常に大きいです。Sさんとはかなり深くかかわることができましたが、もともと7年前に始まった関係値がこのような形につながるということは非常に感慨深いです。一つの出会いがこのような形になっていくことは、エージェントならではだと思っています。
そして、実はSさんの後輩も転職を考えており、相談に乗ってほしいということでその方の転職支援をさせていただきました。こういったご縁から、また新たなご縁につながっていくということを今後も大事にしていきたいと思います。
川原さんのエージェント業務や人との向き合い方が垣間見えてとても良いインタビューでした!本日はありがとうございました!