24歳プロダクトデザイナーの転職体験談| 転職エージェントの“職種理解の深さ”が“納得感”に繋がった

公開日:2025/10/02

変更日:2025/10/02

転職者情報

Tさん(24歳)

前職  :

UXディレクター(IT系コンサルティング会社)

応募社数:

2

面接回数:

2

転職支援期間:

2ヶ月

転職後の職種

プロダクトデザイナー(事業会社)

UXディレクターとしてキャリアを積んできたTさんが、UIデザインにも挑戦できる環境を求めて転職を決意。フリーランス経験を経て、より幅広いスキルを磨きつつ、事業成長に深く関わるデザイナーを目指しました。今回の転職では、UX・UI領域に理解のあるエージェントを活用し、自分の軸に合った求人だけを効率的に選定。職域の広さや裁量の大きさ、複数プロダクトに関われる環境が決め手となり、納得感ある転職を実現しています。

「UXからUIまで、幅広く成長したい」「事業に深く関わるデザイナーとしてキャリアを築きたい」20代デザイナーに読んでほしい、リアルな転職体験談です。

UXからUIへ。デザイナーとしての職域を広げられる成長環境を目指して

――今回、転職を考えたきっかけを教えてください。

1つ目は、これまでUXディレクションを中心に業務をしていたのですが、中長期的なキャリアを考えたときに、UIの領域も担えるデザイナーになりたいという想いがありました。そのため、UIを含めより幅広く成長できる環境で働きたいと思うようになったんです。

2つ目は、現在フリーランスとして働いているのですが、そろそろ会社員に戻ろうかなと考えたことからです。もともと長く個人でやっていくつもりはなく、「UIのスキルを磨きながらポートフォリオを整えて、今年の春までに転職する」と決めてフリーランスになりました。

UI領域は専門性が高く、成長の機会が多い職種だと思っています。だからこそ、20代のうちは会社員として、成長環境に身を置きたいという気持ちがあり、今回の転職に至りました。

――表層のデザインを担当されたあと、UX体験全体を見ていきたいという流れが多いように思いますが、Tさんの場合はディレクションからスタートして、むしろUIを“作る側”に進んでいきたいと……?

はい、まさにその通りです。転職ではよく「デザイナーから上流へ」という話を聞きますが、私の場合は逆なんです。

新卒の頃からUIやコミュニケーションデザインといった表層の部分をやりたくてデザイナーを目指したのですが、総合大学出身だったこともあり、ポートフォリオの準備が十分でなく……。新卒ではディレクションやUX設計がメインの業務に就きました。今回の転職は、自分が本来やりたかった領域への挑戦でもありましたね。

――20代のうちは会社員として働きたいというお話がありましたが、実際にフリーランスを経験したことで、会社員という働き方の良さも実感されたのでしょうか?

フリーランスになったのはシンプルに「やってみたい」という好奇心がきっかけで、あまり深く考えずに始めたんです。ただ、20代のうちに一度個人で働いてみるという経験は、自分にとってプラスになると思っていましたし、「会社員とフリーランス、どちらが自分に合っているのか」を見極めるよい機会にもなるとも考えていて。

実際にフリーでやってみて、自由度や裁量の大きさは魅力的でしたが、20代のうちは会社員としてチームの中でスキルを磨き、専門性を高めていく方が自分には合っていると感じました。

初めての転職だからこそ“職種理解のあるプロ”と一緒に

――情報収集はどのように進めていましたか? また、転職エージェントの利用は当初から検討されていたのでしょうか?

情報収集は、自分でネットリサーチしつつ、複数の転職エージェントにも相談するかたちで進めていました。事業会社とコンサル会社の違いや、気になる企業の実態などは自分で調べましたが、企業の内情や業界の動向については転職エージェントからの情報が参考になりましたね。

今回が初めての転職だったこともあり、周りの転職経験者の方にも相談したんです。そこで「初めてであれば転職エージェントを使ったほうがいい」と勧められたこともあって、初めから転職エージェントの利用を考えていました。

――クリーク・アンド・リバー社にご依頼いただいたきっかけを教えてください。

スカウトサービスで転職エージェントを探していたときに、大谷さん(HIGH-FIVE転職エージェント)からご連絡をいただきました。媒体内での評価が良かったのももちろんですが、何より大谷さんのメッセージから「この人はUXやデザイン領域について解像度が高そうだな」と感じたんです。

 他社のエージェントの中には、案件紹介が中心で職種への理解が浅いと感じる方もいましたが、私としてはUXやデザイン領域への理解がある方にお願いしたいという気持ちが強かったので、大谷さんにご返信させていただきました。

“質”にこだわった。選考に”納得感”を持てた理由

――実際にサービスを利用してみて良かったと感じた点を教えてください。

一番良かったのは、自分の転職の軸をしっかり踏まえた上で、案件をご紹介いただいたり、転職相談に丁寧にのっていただけたところです。あとはレスポンスの速さと、柔軟にLINEで対応していただけた点も大きかったですね。やりとりがしやすく、非常にスムーズでした。

他社エージェントともやりとりはしていましたが、最終的に貴社をメインで利用させていただいたのは、そうした丁寧さやスピード感が理由だったと思います。

――実際に支援が始まってから、UXやデザイン領域 への理解度や知識の深さを感じた瞬間はありましたか?

実際に会話してみてもしっかり伝わってきましたし、おかげでテンポよく話を進めることができましたね。

あと、他社エージェントではマイページに大量の求人がバーッと並ぶスタイルが多かったのですが、貴社の場合はLINEでダイレクトに案件をご紹介いただけた点も良かったです。しかもご紹介いただく企業が自分の転職軸に合っているものが多く、「ちゃんと理解してくださっているんだな」と感じられました。案件の質といった面で特に満足度が高かったと思います。

――紹介された求人の中で、特に印象に残っているものはありますか?

やはり今回内定をいただいた企業が一番印象に残っています。いわゆるメガベンチャーで、キラキラ・ゴリゴリ系という印象が強く、正直あまり良いイメージは持っていませんでした。

そのような背景から、最初に求人をご紹介いただいた時は前向きではなかったのですが……組織の成長状況や実情を大谷さんがとても丁寧に、解像度高く説明してくださって。それを聞いて、選考を受けてみようと思えたんです。

大谷さんは、各社のメリット・デメリットや強み・弱みを、自分の転職軸に沿ってフラットに助言してくださって。最終的な決断にも納得感を持てましたし、非常に心強かったですね。

中長期的に事業成長を支援するデザイナーを目指して

――今回この会社に入社を決めた理由を教えてください。

いくつかあるのですが、大きく分けて3つです。1つ目は、「環境」。若手ながらとても優秀な方が多く、同世代と切磋琢磨しながら、刺激の多い環境で裁量権を持って働くことができる点に惹かれました。

2つ目は、「職域の広さ」。いい意味で、デザイナーがデザイナーらしくない会社なんです。成長に必要であれば職域を超えて、マーケティングなどの他領域にも関わるのが当たり前になっていると感じましたし、事業成長を第一に考えて動く姿勢に共感しました。

 3つ目は、「プロダクト数の多さ」。自分自身、まだ「このプロダクトをやりたい」というのが明確ではなかったので、複数のtoCプロダクトがあるというのは魅力でしたね。一つに絞らず、いろんな可能性から選べる点も意思決定の材料になりました。

――次の会社での夢や目標を教えてください。

一番は、中長期的に事業成長を支援するデザイナーになるということです。前職がコンサルだったので、「伴走支援」と言いつつコミットしきれないこともありました。でもこれからは、デザイナーとして事業に深く入り込んで、定量的にも定性的にも結果を出していくことにチャレンジしたいです。

また、デザイン組織はまだ拡大フェーズだと感じていて、組織開発や仕組みづくりにも関わっていけたらいいなと思っています。

――最後に一言メッセージをお願いします。

デザイナーという広い職域の中で自分が何をやりたいのかを、大谷さんがしっかり理解した上で企業を提案してくださいました。だからこそ、納得して入社を決められたと感じています。

私は総合大学出身で、周囲にデザイナーも少なく、新卒のときから情報の少なさや不安を強く感じていました。そんな中で、貴社のようにクリエイティブ領域に特化して、広い視野を持ちつつも、個人のやりたいことに寄り添って導いてくれる存在が貴重だと思います。また何かあったら、ぜひ相談させてください!

――もちろんです!素敵なお話をありがとうございました。

今回の転職活動のポイント

HIGH-FIVE転職エージェントの大谷
Tさんは成長意欲がとても高く、複数の企業から内定を獲得されていました。その中で私たちが特にお勧めしたのは、Tさんが「本当に叶えたいこと」を実現できる企業。これまで数多く支援実績のある企業であり、求人票には掲載されないような内情も把握していたため、自信を持ってご紹介することができました。

20代後半はキャリアの土台を築く大切な時期です。Tさんが選んだ環境は、実力以上の裁量を任せてもらえるチャレンジングな環境。そこで得た経験が、必ず30代以降のキャリアを力強く後押しするはずです。これからのご成長を楽しみにしています!

よくある質問

Q1. 「20代のうちにプロダクトデザインでどんな経験を積んでおくべきですか?」

A. 20代では、UI/UXデザインの基礎に加えて、リサーチ〜要件定義〜プロトタイピング〜ユーザーテストといった一連のプロセスを経験することが大切です。単に“画面をきれいに作れる”だけではなく、ユーザー理解と課題解決力を示せる実績が、将来のキャリアを広げます。また、エンジニアやPMとの協働経験を積むことで、チーム全体でプロダクトを育てられるデザイナーとして評価されやすくなります。

Q2. 「ポートフォリオにはどんな内容を載せれば評価されますか?」

A. 単に完成した画面のキャプチャだけでなく、課題設定 → 調査・発想プロセス → デザインの検討 → 実際の成果までの流れを整理して掲載するのが効果的です。特に20代では「思考のプロセスが見える」ことが重要視されます。たとえば、ユーザーインタビューの結果からどう改善ポイントを見出したのか、どのようにチームと議論して意思決定したのかを示すと、経験値や成長ポテンシャルが伝わります。

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この転職をサポートした担当エージェント

転職エージェント大谷 航也
転職エージェント大谷 航也

転職エージェント:大谷 航也

元人事の経験を活かし、企業視点のアドバイスが可能。クリエイティブハイレイヤーを得意とするエージェント。

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