【30代3Dデザイナー】「ずっとデザイナーを続けていきたい。」そのために選んだのは“自分の経験を超える挑戦”の転職
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公開日:2023/08/25
変更日:2024/04/08
転職者情報
Sさん(30歳)
前職 :
応募社数:
面接回数:
転職支援期間:
転職後の職種
会社の解散によって急遽始まった転職活動
――転職しようと思ったきっかけを教えていただけますか?
前職はゲーム業界で3Dデザイナーをしておりました。ですが、その在籍していた会社が業績不振で解散することになってしまい、再就職という形で転職せざるを得ない状況になってしまったんです。自分としてはしばらく転職の考えはなかったんですけれども、会社がなくなってしまうので仕方なく、という感じでした。
(前職は)下請けの会社でしたし、自社IPを育てることができなかったというのもあって、なかなか難しいところでしたね。
――そうだったのですね。転職活動を開始されてからはどのようにして情報収集されていきましたか?
以前一度だけ転職したことがあって、当時は結局知人のつてで別の会社に移ったのですが、その時にいくつか転職サイトに登録していたんです。なのでとりあえずそこで求人を眺めたりですとか、前職の社長が色々な取引先の会社さんから情報を聞いてきてくださっていたので、その辺りの友人・知人から話を聞いたりして情報収集をしていました。
――ありがとうございます。ネットの情報だけではなくて、リアルな情報もあると良いですよね。仕事を探す中で軸にしていたことはありますか?
自分が背景以外できない人なので(笑)今後もずっと背景のデザインをやり続けていきたいなという想いが強くありました。あとは前職が特定のプラットフォームやジャンルの仕事ばかり受けていたので、背景のお仕事かつ、なるべくプラットフォームもジャンルも幅広いお仕事を持っているような会社で、色々なものに触れて、自分のスキルを広げていけたらなと考えていました。
ただその時点で、自分の中で積極的に転職したい状況ではなかったので、「どこに行きたい」っていうのは自分の中で全く見えていなくて。本当に漠然と思い描いていた、という感じです。
HIGH-FIVE転職エージェントとの出会い
――HIGH-FIVEにご依頼くださったきっかけをお伺いしてもよろしいでしょうか?
色々見ていく中で見つけたというわけではなくて、周りの知人の話を聞いている中で「HIGH-FIVEの転職エージェントはサポートが手厚い」という話を耳にして、 利用してみようかなと思ったのがきっかけです。
――実際にエージェントを利用されてみていかがでしたか?
本格的に利用するのは今回が初めてだったのですが、既に自己応募していた企業もいくつかあったので、「平行して利用するのって大丈夫なのかな」っていう心配は少しありましたね。
最初は若干後ろめたさを持ちながら利用させていただいたんですけど……自己応募の方もエージェントさんには全然関係ないはずなのに、とても手厚く、親身になってアドバイスをいただけたんです!心強いというか、安心感がありました。
面接や選考のスケジュール管理から、「こういうことを話そうと思っている」みたいなことに対するフィードバック、「面接でこういうことを聞かれて、こんな感触だった」みたいなところから、「じゃあ次はこんなことを聞かれるんじゃないか」というアドバイスまで、本当に丁寧にサポートいただけて感動しました。
――ご満足いただけたようで安心しました!担当エージェントとの印象的なエピソードはありますか?
色々な企業を見ていく中で、新しいことにチャレンジすることに対して尻込みしていたことがあって。でもその時に担当エージェントの近藤さんが、「自分も積極的にキャリアアップとか、そういうことをガツガツしていくタイプではないけれども、目の前にちょっとキャパオーバーなチャンスが巡ってきたら、その時だけはちゃんと掴むようにしている」という言葉をかけてくださったんです。
なんか、本当にその通りだなってその瞬間腑に落ちる感じがあったんですよね。なので自分も怖がらずに、ダメ元で……というとあれですけども、ちょっと積極的に自分から掴みにいくような姿勢を持っていった方がいいのかなと、勇気づけられたことがありました!
――素敵なエピソードありがとうございます!なにかその後の行動に影響はありましたか?
はい!その影響で、志望企業の優先順位が結構変わりました。前にやっていた仕事と似たようなことをされている企業と、色々幅広くやっている企業があって、やりたいことは後者だったんですけど、今までとの環境の違いとかを考えると悩んでしまっていた時があり……ちょうどその時に先ほどの言葉をいただいたんです。そのおかげで、尻込みせずに「やりたいことのほうに挑戦してみよう!」と自分の道を定めることができました。
デザイナーを続けるための「挑戦」の転職
――今回の転職でSさんにとっての挑戦ってどんなところだったのでしょうか?
年齢的に「管理業務」の方で求められているところが多かったんです。ですが今までいた会社が小さい会社だったので、はっきり誰がリーダーというような役職のすみ分けがなかったために自分から「リーダーやりました!」みたいなエピソードがなくて……かつ自分としてもそんなに得意ではないというのがあったので、管理能力を求められるようなところには若干尻込みしてしまっていました。
でもこれからデザイナーとしてずっとやっていくにはいずれは必要になってくる部分かなという思いもあって。このタイミングで「やらないといけないのかな」とは薄々感じていました。
そんな中、現職の会社は面接でお話した雰囲気がすごく良く、コミュニケーションが取りやすいなと感じたので、どうせこれから挑戦しなくてはいけないのなら、なるべくやりやすい環境でと思いまして、この会社で「管理業務」への挑戦をしようと決めました。
――そうだったんですね!現在はリーダーポジションで働かれているのでしょうか?
いきなり求められるっていう感じではなかったんですけども……スタート直後のプロジェクトに配属されて中核メンバーになっているので、おそらく今後ありそうだなと思っています(笑)
今までも派遣さんへの指示出しなどをしているので、そういった状況になった時には、その経験を活かして頑張りたいなと思っています。
――ありがとうございます。今の会社に入社を決めた理由をお伺いしたいのですが、先ほどお話されていた「話しやすさ」や「面接での雰囲気の良さ」その他に理由はありましたか?
面接で詳しく話を伺った時に、ゲームだけではなく、VRやリアルタイムCGに関わる色々なことをやっている会社だと聞いたんです。私自身「ゲームだけを突き詰めてやりたい」というタイプではなかったので、とにかく色々なことに携われるのがいいなと思ったのが一つです。
もう一つは、仕事の進め方が前職の経験を活かせるなと思ったところですね。少人数で、ゲームを制作していた経験が多かったので、何も決まってない状態から、色々検証をして揉んでいって作り上げていく、みたいな経験が多かったんです。そういう部分で役に立てるかなと思いました。
実際に今も新しいプロジェクトに配属されて、もうバリバリ色々なことを任せていただいています(笑)
――あれ、6月入社でいらっしゃいましたよね!?(※インタビューは7月中旬)
そうなんです!でもそれがすごく楽しいんです(笑)やりがいに感じているというところが一番大きいですが、ほかに悩んでいる暇がないくらい忙しいので。私にとってはとても良い環境です!
――素晴らしいですね!これからここで叶えたいことや、やりたいことはありますか?
そうですね、あまり視座の高い夢は持っていないんですが……この会社ではもっと色々なツールとか、今までに触ったことのないプラットフォームとか、そういう自分がやってきていないことに積極的に挑戦していけたらなと思っています。
――チャンスが巡ってきたら背伸びしても取りに行く。もしかして近藤の影響が大きいかもしれませんね。
大いにあると思います(笑)その言葉を頂けて本当に良かったです。色々なことにどんどんここで挑戦していって、自分の戦える武器を少しでも増やしていきたいですね。
ゲーム業界って、ベテランより若手の方が知識があるみたいなこともやっぱり多いのでちゃんとついていかないとっていう感じです。まだまだ負けていられないので頑張ります!
――ありがとうございました!
担当エージェントから一言
Sさんと面談させていただいた際に、「ミドルポリゴンでの背景モデリング業務が中心のため、経験が活かせて即戦力として活躍できるテイストがあることに加え、別のテイストへチャレンジができるよう、複数プロダクトが動いている企業が希望」と伺っておりました。
エージェント目線としても、経験テイストのスキルは高い一方、テイストが限定的になってしまっている点は気になっていたので、ご希望条件はとても良い選択だなと感じました。ただ「経験幅が限定的」「マネジメントの経験がない」などの理由から、ご自身の経験にあまり自信を持たれていない点がとても印象に残っておりました。
そのため、アウトプット以外に仕事のスタンスや組織人としてどのような取り組みを行ったかを一緒に棚卸させていただいたのですが…
・マネジメントの経験自体は無いが、上司の業務や状況を想像し必要になるであろう対応業務を先回りして対応
・後輩へのデザインフィードバック
・デザインについては、提案から最終アウトプットまで一貫して担当
・ゲームエンジンに関してはUnityやUnreal Engineともに理解がある
などなど、とても魅力になるお考えや経験を持たれていることが分かったのです。ここからはご本人の努力の結果ですが、苦手業務への対処の仕方や、得意業務での活躍アピールを面接の中でもお話いただき、無事内定獲得されることができました。
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