【30代Web広告クリエイター】「ロジカルな思考でクリエイティブがしたい」父として、クリエイターとして決意した転職活動

公開日

2024/05/01

変更日

2024/05/01

転職者情報

Yさん(39歳)

前職  :

クリエイティブディレクター

応募社数:

5

面接回数:

1

転職支援期間:

2ヶ月

転職後の職種

Web広告クリエイター

生活の安定とクリエイティブの方向性を変えるため

――初めに転職しようと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは2つあります。前職は映像系の制作会社でプロ野球チームの映像演出を担当していたのですが、スポーツビジネスの中にいると、年中働いているような状態からずっと抜け出せなくて。どんどんワークライフバランスが取りづらくなっていくんです。

もちろん仕事としてのやり甲斐はあるのですが子供ができたことをきっかけに、働き方やワークライフバランスを見直そうと決心したのがひとつめの理由です。

――シーズンオフは仕事が減ったり……なんていうことはないのでしょうか。

そうですね。シーズンオフであっても、コンペに通れば開幕に向けて球場演出に必要なものを全部揃えて作り上げていかなければいけません。開幕後もイベントが多く発生するので、シーズン中はその準備と制作を同時に進めていきます。それが終われば今度はシーズンオフに向けてのイベントが動き出していきます。

そうしているうちに1年間が終わってしまうんですよ。それに興行は土日祝はもちろん、ほとんど毎日稼働していて気持ちが休まる瞬間があまりないので、プライベートと仕事のバランスが取り辛かったんですよね。もちろん依頼がくるということは、信用されているという嬉しさもあるのですが。

――本当にお忙しいお仕事だったのですね。もうひとつの理由はいかがでしょう。

もうひとつは、自分のクリエイティブの役割を見直していきたいと思ったことです。前職はクリエイティブの目的がマーケティング支援や事業支援であることがメインなのですが、同時に作品性も求められていて。もう少しロジカルに考えられるような……例えば、数字を追うことであったりとか、目的をしっかり持って制作していくことだったりとか、そういう方向にシフトしていきたいなと思ったという理由です。

――なるほど、今まではあまり数字などは関わりが無かったのでしょうか?

そうですね。漠然としたものはありましたが具体的な数字に向けた動きというのはなく、私の場合、どちらかというと作品性を求められることが多い印象でした。自分の中では目的は作品じゃないと思っているものでも他の人から見たら作品に見えることもあるみたいで……自分の技術や能力を持って、ロジカルに考えられるような新しい環境で挑戦したら、なにかこう違う未来が見られるのではないかと思ったんです。

「クリーク·アンド·リバー社」に安心を感じて

――転職を考え始めてからどのように情報収集をしていきましたか?

一番初めは大手のエージェントに登録して情報を集めていました。そちらにお願いしたのは、今までのクリエイティブの方向やスポーツという分野から外れたいなと考えていたので、業界や分野を絞り込みすぎず広い視野で見ていただけるような印象だったからです。

最初の面談ではポートフォリオを客観的に見た意見などを伝えてくださり良いなと思っていたのですが……実際に頂いた求人に関しては「自分に適している」と感じたものは少なかったですね。

――ではどのような経緯でクリーク·アンド·リバー社に出会われたのでしょうか?

そのエージェントで2か月くらい転職活動をしていたのですが、応募して落ちるというのを何回か繰り返すうちに、「ちょっと違うのかな?」と思い始めるようになったんです。

そのタイミングで川原さん(HIGH-FIVE転職エージェント)からスカウトを頂きました。以前一緒に働いていた仲間がクリーク·アンド·リバー社からの派遣だったこともあり「クリーク·アンド·リバー社」という名前は元々知っていたんです。なので安心感があり、一回お話聞いてみようかなとなりました。

――名前に安心感を持ってくださったのですね。

はい。あとは川原さんのスカウト文から、他のエージェントさんと比べて、映像に強そうだということと、自分の経歴に対して紹介していただける求人の質が高そうだということが伝わってきた、というのも理由のひとつです。

自分の経験や希望にマッチする質の高い提案

――実際にHIGH-FIVEの転職エージェントを利用してみていかがでしたか?

まず、自分の経験や希望にマッチしている質の高いご提案が多かったです。僕の制作してきたクリエイティブは「作品」ではなく、「事業支援やマーケティング支援」を目的にしたものだったと思っているのですが、そういったニュアンスが難しい自分の経験を川原さんはしっかり理解してくださっていたように感じました。

また、最初の面談で「転職活動の軸はどこですか」というヒアリングをしてくださったんです。「仕事へのモチベーションか、家庭優先か」といった細かいところのすり合わせをすることができたので自分の想いを汲み取って提案していただけた求人が多かったと感じました。

――Yさんの経験やご志向を理解して、ご提案に繋げることができていたということですね。

はい。あとは面接前の対策で、社長の人柄についての資料やおすすめの服装といった詳細な情報をいただけたり、面接に進んでからも会社情報や面接の傾向、「こういう質問が予想されますよ」など具体的なアドバイスくださいました。

また、川原さんは企業へのフィードバックや返信などがすごく早くて……そういったところも良かったですね。

――もともと別のエージェントさんを利用されていらっしゃったと思うのですが、何か違いは感じましたか?

一番感じたのは、その個人(エージェント)が得ている情報の質の違いでしょうか。あくまでも僕の個人的な感想ですが、前のエージェントさんは台本を機械的に読み上げているような感じがしたんです。

「情報をいただいてる」という点でそれはそれでよかったのかなと思っているのですが、その後に大量に送られてきた求人が、ちょっと突っ込みたくなるような案件ばかりで。……「これのどこに僕が入る余地あると思います?」みたいな(笑)。

そのエージェントさん的には「Yさんのどの魅力がどこに引っかかるか分からないから、手当たり次第受けてください」ということだったみたいなのですが、毎回「この会社は~といった理由で自分に合わない」というように、すべて自分の言葉で言語化して説明しなければいけないんですよね……だから毎回自分で合う合わないを振り分けて、伝え方に気を遣ってというのがすごく大変でした。

――毎回言語化して伝えないといけないのは大変ですね……。

その点川原さんは、こちらが全部を言わなくてもわかるというような感じでしたね。こちらのことをよく理解して、情報を沢山持っていらっしゃるので、11回言語化しなくてもある程度お伝えしただけで汲み取ってくださるんです。しかもそれがしっかり求人の提案に繋がっている。そういうところに安心感がありました。

両方の希望がかなった新たな環境へ

――今の会社に入社を決めた理由を教えていただけますか?

今までは作品性を求められるがゆえに「クリエイティブをどう見せるか」をメインに考えてきました。ですが今回の会社では、マーケティング部のクリエイティブという立場であり、マーケティング“支援”であった前職とは立ち位置が少し変わるんです。より数字や結果を意識しながら、そういう部分を自分のクリエイティブを通してダイレクトにコントロールできるようになるのではないかと期待しています。

――ライフワークバランスを整えたいという点に関してはいかがでしょうか?

フレックス制度・リモートワークを導入されている会社なので、朝5時~夜10時の間であればどの時間で働いても良いし、週2日はリモートで良いとのことで。時間が決められていて、ある程度自由がある働き方……それが普通なんだと思うのですが、今までには無かったことなので、叶えられて本当に良かったなと思っています。

――今の会社での夢や目標はありますか?

マーケティング“支援”ではなくて、マーケティングをやっていくクリエイターってこの国にはまだそんなにいないと思うので、唯一無二な人になれるように頑張りたいですね。あとはその会社の業績に直結するような、大きな目的に向けて注力していけたらと思っております!

――応援しております!良いお話ありがとうございました。

担当エージェントよりヒトコト

コミュニケーション能力が高く、素直で誠実。そんな素敵なお人柄のYさんでしたが、転職回数が多かったことや、ポートフォリオの制作実績が一定の業界に偏ってしまっていることが懸念点になりそうだと感じていました。ですがお話を伺うと、毎回の選択にご自身の中でしっかり軸があり、ぜひご支援させていただきたいと思ったのを覚えています。

初めはエンタメ系の動画制作ポジションで選考を進めていたのですが、マーケティング支援としてのクリエイティブ制作をされていた過去のご経験から、「事業会社のマーケティングポジション」も可能性があると感じてご提案。視点を変えたことで、選考がスムーズに進み…Yさんからも「何か裏でされてます!?」と言われたほどでした(笑)。

なにか特別な支援をしたわけではないのですが、そう思っていただけるほどのドンピシャな求人且つスムーズに進められるサポートを提供することができて良かったと感じています。

今まで忙しい毎日を送られていらっしゃり、なかなかご家族との時間が取れない…と仰っていましたね。今回の会社ではそういったことが改善され、Yさんにとって良い環境が待っているはずです。ご家族との時間を大切にされながら、クリエイターとしての新しいキャリアを築いていっていただけたら嬉しいです。ご活躍楽しみにしております!

その他の転職体験ノート

【30代アートディレクター】徹底した転職支援で、大幅な年収アップに成功!
【30代インハウスデザイナー兼ブランディングディレクター】会社都合退職…からのスピード内定!

  • twitter
  • Facebook
  • Linkdin
  • LINE
  • はてなブックマーク

この転職をサポートした担当エージェント

転職エージェント川原 祥平
転職エージェント川原 祥平

転職エージェント:川原 祥平

大学を卒業後、関西の広告代理店へ入社し、営業として求人媒体の広告販売や雑誌メディアの広告販売、SPツールの企画、提案、制作進行管理を4年ほど経験。クライアントは地元関西の企業や飲食店、美容室などがメインでほぼ新規での営業を経験。その後、クリーク・アンド・リバー社へ転職し、15年のキャリア。IT・Web、DX領域で活躍するクリエイターの転職支援、キャリアアドバイス支援などに従事。現在はマネージャーとしても活躍中。クリエイターからバイネームで仕事ができる、とれる(川原さんにお世話になりたい、川原に頼みたい)ようになるのが目標。

関連求人

関連記事