【30代映像ディレクター】スポーツの発展にオリジナルコンテンツで貢献したい!映像制作経験を活かした異業界への転職
タグ
公開日:2023/12/14
変更日:2024/04/08
転職者情報
Mさん(31歳)
前職 :
応募社数:
面接回数:
転職支援期間:
転職後の職種
目次
「代理業」ではなく「オリジナル」を作って発信したい
―――――まず、今回の転職しようと思った理由を教えてください。
少し前から考えていたことではあったんです。ただ当時の仕事(広告代理店の映像制作)が忙しかったのと、事業方針が変わる度に、その時々でクライアントの思いを受けて「面白い施策ができないか」と楽しく働けていたので、まだ自分にやれることはあるな~という思いでした。
そんな中で30歳という節目に差し掛かり、改めて将来のビジョンを考え始めたときに、広告代理店としてクライアントに対して「代理業」をするよりも、「オリジナルのコンテンツ」を作りたいという気持ちが大きくなりました。
2020年のコロナ禍をきっかけに当時の会社が大きく事業転換して、とあるSNS事業に参入し、外部クリエイターと協業する形態がメインになったんです。視聴した人がコンテンツ内で登場する商材に興味を持つよう施策を設計する使命は変わりませんが、これまで私たちが一貫して「企画」「作る」「配信する」までやっていたところを、「作る」の過程で外部クリエイターの方達と協業するようになったことでコンテンツはあくまで「外部クリエイターの色を生かす」必要があり、会社として「自分たちの色を付ける」ことが難しいと感じました。
以前とある地域の観光プロモーションを担当していたのですが、その施策は企画段階の「個性を作るところ」から「場所の選定」「撮影時の映像の切り取り方」「どういった編集にしたらより魅力を発揮できるか」など細かい部分のクリエイティブにまで拘ることができていたので、やはり一からオリジナルを作るということがすごく楽しかったという経験もありました。
もっと自分たちの色が出るような、細部にまでこだわってオリジナルを作りたいと思ったというのが1番の大きなきっかけですね。
―――――「もっと自分で手を動かして作りたい」という感じでしょうか?
はい。それに「オリジナルのメディア」で「オリジナルのコンテンツ」を発信したいという思いが強くありました。
当時の「広告クリエイティブを通して人の生活を彩る仕事」もとても素敵なものでしたが、私はユーザーが自分で(意図して)観る”そのコンテンツ”を通して、その産業の発展だったり、生活者の人生を豊かにしたかったんですよね。
この先ずっと私は広告制作をやっていきたいのかな?とふと考えたとき、当時の会社で目指したいポジションや役割が自分には明確に思い浮かばなかったというのもあるかもしれません。かといって自分で切り開くという思いもあまり強くはなかったので、だったら自分が飛び込んでみたい、好きと思えるものを軸に今後はやっていきたいなという思いでした。
観るのもやるのも好きだったスポーツを仕事に
―――――なるほど……!ちなみに今のお仕事はスポーツテレビ局のディレクターということですが、スポーツはもともとお好きだったんですか?
はい、観るのもやるのも好きでした。ただ仕事でスポーツに携わった経験はほぼなくて、一番最初に働いた会社の案件で、スポーツ映画のプロモーションとしてサッカー選手にインタビューしたぐらいでしたね。
スポーツ業界を希望した理由としては、私は高校卒業後に4年間ほどアメリカに住んでいたんですが、アメリカってスポーツが日常に溶け込んでいるんです。スポーツ観戦をしたりスポーツイベントに触れるということが、非日常でありながらも日常に溶け込んでいる感じでした。
スーパーボウル(アメフトの最高大会)を家族で集まって家で観たり、友達同士でスポーツバーのようなお店に観にいったり、地域のチームの観戦にルーティンのように気軽に行ったり……スポーツがその土地のカルチャーと地続きになって、一種のエンターテイメントとして受け入れられていたように感じました。ライト層であっても地域のチームを応援していたりして、地域とスポーツがとても密着している印象を受けたんです。
日本のスポーツとしての良い部分も多大にあると思いますが、アメリカはカルチャー、エンターテイメントとスポーツが地続きになっている側面が強いからこそスポーツビジネスとしても発展しているし、そこが大きくなれば観る人も増えるし、ライトな人も入ってきやすくなるのではと考えています。
スポーツ業界の勢いもどんどん拡大していますし、スポーツのメディアでやれることって、ただコンテンツを作って放送するだけではなく、日本のなかでのスポーツという一種のカルチャーを成長させていくことにも繋がるんじゃないかな、それってとっても面白いなと思ったのが理由です。
―――――じゃあもう今回の転職はスポーツ業界一本で探された?
はい。最初は他社の大手転職サイトで、球団の広報やクリエイティブディレクター、あとはサッカー協会とかプロバスケ協会の広報イベント制作みたいな、「スポーツチーム」関連の求人を見ていたんです。
でもそういうところってやっぱり現場の経験がないと難しいみたいで、応募しても書類で落ちていました。「まあそうだよなあ」と思っていたときに、大谷さん(HIGH-FIVE転職エージェント)からスカウトをいただきました。
クリエイターへの知見と社内ネットワークを駆使した転職支援
―――――大谷から提案を受ける前から今のお仕事は選択肢にありましたか?
いえ、思いつかなかったです。そもそもスポーツ業界にどんな仕事があるかをわかっていなくて、「どこに行けば私の経験は生かせるんだ」「私がやりたいと思うことに繋がるんだ」と頭を捻らせていました。
そんな中で大谷さんとお話してみて現職をご紹介いただいて、現職のケーブルテレビはスポーツ業界の中でもトップレベルのコンテンツを制作していて地位を得ていますし、オンデマンドでもたくさん放送しているというところもあって、前職で培ったデジタル・ソーシャル領域での知見をコンテンツ制作に活かせるんじゃないかと思いました。
スポーツ業界での仕事=スポーツテレビ局(メディア)という考えが最初は出てこなかったので、ご提案いただいて本当に良かったです。
―――――こちらこそ良かったです……!スカウトメールがきっかけとはいえ、なぜHIGH-FIVE(クリーク·アンド·リバー社)に登録しようと思ってくださったのですか?
実は前職を紹介していただいたのもクリーク·アンド·リバー社さんだったので、クリエイティブに強い転職エージェントだっていうのは前から知っていたんです。
当時登録していた他社エージェントの方はクリエイティブに特別造詣が深いわけではなかったので、クリエイティブに特化したエージェントで働かれている大谷さんだからこその意見があるかもしれないと思い、お話を聞いてみようと思いました。
―――――「クリエイター転職の詳しい話が聞けそう」という印象でご返信くださったんですね!
はい。他にもスポーツ業界専門の転職サービスで2件くらい紹介してもらったんですけど、そのときにはもう現職の選考が進んでいたのと、「現職の会社に入って仕事がしたい」という思いがどんどん強くなっていたので、大谷さん一本でお願いしてみようと決めました。
―――――実際に大谷と転職活動を進めていただいて、どうでしたか?
毎回私が質問したり、選考状況で動きがあった際のレスがとても早くて!土日はもちろんお休みですが、基本的に平日は朝から夜まで本当にレスが早かったです。
他にもわたしが民放系のテレビ制作も受けるか悩んでいてご相談したら、社内でたくさん情報収集してくださって、その結果ワークスタイルや年収面を考えたときに私の希望条件を叶えられるかどうかわからないからと近しい内容の他の求人を探して提案してくださったり。
現職の選考過程でも、面接対策シートに加えて直接お電話で「こういうところを見られると思います」と詳しくアドバイスをいただいて、すごく助かりました。
―――――お役に立てたようで本当に良かったです!この流れで、大谷との印象的なエピソードなどありましたらぜひ教えてください。
そうですね、本当にすごく親身になってくださったと思います。
大谷さんはご自身もスポーツ好きと仰っていたのもあるし、クリエイティブのこともわかっていらっしゃるので、そういった部分で私の今の状況、年収面、転職活動の進め方に関しても親身になって話してくれました。印象も柔らかくて、親近感がわくというか(笑)とても話しやすい方でした。
「こんな作品を作っている人たちと一緒に働きたい」
―――――確かに大谷は物腰も柔らかいですし、お話しやすい雰囲気があるかもしれませんね!ちなみに内定まではトントン拍子で進まれたようですが、今の会社に「ここだ!」のようなインスピレーションはあったんですか?
そうですね。今の会社はスポーツ関連のエンタメメディアの中でも、メジャーどころからマイナースポーツまでまんべんなく、色んなジャンルのスポーツを、プロアマ問わず、アンダーの試合まで扱っているのがとても魅力的でした。前職でZ世代をターゲットにした案件の割合が増えていたこともあり、エンターテイメント・メディアに携わるからには、老若男女国籍問わず広い人をターゲットとしてやりたいと思っていたんです。
あとは「自分が刺激を受けるようなクリエイティブがあるか」というのも会社選びの軸にしていたんですが、その点でも魅力的でした。今の会社が今年作ったスポーツドキュメンタリー映画を観て、「スポーツを通してこんなに人の心に残るようなものを作れるんだ!」とすごく感動したんです。
作り手の熱量もものすごく伝わってきましたし、選手やスポーツへのリスペクトも感じられて、何より自分たちが手がけているコンテンツを愛している人が多いんだろうなという想いがひしひしと感じられたのがとても刺激的でした。「そんな作品を作っている人たちと一緒に働きたい」という思いが決め手になったかもしれないですね。
―――――めちゃくちゃ素敵なエピソードです……。
国籍や世代を問わず人の心が動くようなコンテンツを作りたいという志望動機にあわせ、面接では観た感想も伝えることができました。
―――――フィクションもすごく素敵ですが、そういったリアルなスポーツの世界でエンタメを作れるって素晴らしいですね。
スポーツって、予定調和がないからこそ視聴者に伝わるものもあるんだろうなと思います。命をかけて挑んでいるアスリートの方たちに寄り添いながら、それを観ているファンにも寄り添いながらコンテンツを作れるって、とても素敵なことですし、楽しいだろうなって思います。
―――――それでは最後に、今後の目標を教えてください。
既存のファンはもちろんのこと、スポーツを日常の中で視聴することがあまりなかった新しいファンも取り込んでいけるような、彼らが求めている以上の感動や驚き、発見のあるワクワクを届け、ファンに近い立場で、幅広い層が視聴を楽しめるコンテンツを作っていきたいです。
そしてこんなに面白いコンテンツが色々揃っているメディアなんだっていうところを見せていけるようになりたいですね。視聴する人が増えればそれだけスポーツビジネスも発展して盛り上がりにつながりますし、そうすることでやれることも増えていくと思います。
一人でも多くの人に私たちが作っているコンテンツを視聴してもらい、そのコンテンツを通してスポーツを楽しむ人を増やしていけたら良いなと思っています。
―――――有難うございました!
担当エージェント大谷よりヒトコト
Mさんは、私が今まで担当させていただいた中でも特にしっかりと選考対策をしてきてくださる方でした。応募先企業のことを調べたり、想定質問に対する答えをきちんと用意したり、対策に悩まれたときは「こういうことを伝えたいがどう思うか」とお電話で質問くださるので、私も都度サポートができ、情報提供のしがいがありました。
今回入社された企業が出しているコンテンツも事前にチェックして臨まれていて、面接に参加された現場の方が喜ばれていたそうです。
Mさんは、世の中の時流に求められているものから逆算して制作をできる点が強みで、まさに今回のクライアントが求めている人材でした。先方からの評価も高く、即戦力として入社されました。
ご本人の魅力はもちろん、当たり前の対策を丁寧にしてくださっていたからこそ、ご自身の強みをしっかりとお伝えすることができ、選考もスムーズに進まれた印象があります。
改めて事前準備の大切さを感じさせるご支援でした。
その他の転職体験ノート
【30代映像制作】「フリーランスの経験を活かせる事業範囲の広い会社に行きたい」一社応募一社内定のベストマッチング
【30代動画制作ディレクター】「1次面接から決めていた」本質的マッチングのきっかけはクリエイター専門の転職エージェント
この転職をサポートした担当エージェント
関連求人
クリエイティブ業界に精通した転職エージェントが、一人ひとりの転職活動をきめ細かくフォロー。
ご登録いただくことで、あなたの強みを引き出し、企業との本質的なマッチングを叶えます。