「ショートムービー市場の可能性は無限大」”人類をタレントに”するためNateeのクリエイティブディレクターにできること
公開日:2024/01/29
変更日:2024/04/08
TikTokをはじめとするショートムービーを活用したプロモーションを中心に、マーケティング支援事業を展開している株式会社Natee。支援実績は400社以上を誇り、クライアント企業には誰もが知る大手企業が数多く名を連ねています。
「ショートムービー事業を100億円事業に」というビジョンを目指し、Nateeでは動画クリエイターと共創しながらクライアントの課題を解決する「クリエイティブディレクター」を積極採用中。今回は2020年にHIGH-FIVE経由で(!)Nateeに入社したクリエイティブディレクターの今村さんと、中途採用担当の緑川さんにお話を伺いました。
PROFILE
株式会社Natee クリエイティブディレクター 今村 汐里(右)
2020年、新卒で入社した出版社にて映像制作を担当。「人類をタレントに」というミッションに共感し、2022年Nateeに入社。
株式会社Natee 人事 緑川 藍(左)
新卒採用担当兼他社の新卒採用支援コンサルタント、人事給与システム会社の保守コンサルタントを経て、2022年「すべての人が、自分らしくありのまま生きる世界を創る」に共感しNateeに入社。
目次
クライアントの課題解決のため、クリエイターと共創していく
―――――はじめに、今村さんのお仕事について教えてください。
今村さん
クリエイティブディレクター(以後、ディレクター)として、TikTokをメインとするショートムービー媒体で活躍されているクリエイターさんとクライアントさんの折衷をするお仕事になります。
担当業務を具体的なフローでお話すると、まずクライアントさんの要件(PRしたい商品の訴求内容や目標値)を実現するためのHOWの部分をプランナーと一緒に考え、ご提案します。実施が決まったら、今度はその企画に合いそうなクリエイターさんたちにどういう切り口・フォーマットでPRできそうかご相談しながら実施可否をとっていきます。
引き受けてくださるクリエイターさんが決まったら、詳細を一緒にブレストしたうえで実際に制作・配信いただき、結果をレポートにまとめてクライアントさんにご報告と次回策のご提案をします。
案件によってはプランニングの部分もすべて自分で担当したり、逆にプランニングには入らずディレクションのみ行う場合もあります。大型企画の場合は、プランニングの段階からクリエイターさんに入っていただき一緒に共創することもあります。
―――――有難うございます。主に使用しているツールは何ですか?
今村さん
AdobeのPremiere ProやPhotoshopの経験があるに越したことはないですが、あくまでディレクションがメインなので普段はあまり使わないですね。それぞれのクリエイターさんごとにチャットツールを使い分けたり、あとはExcelとかPowerPoint、Googleスプレッドシートとか、そんなところです。
―――――では、最初のうちは特殊な編集スキルはなくても大丈夫そうですね!制作体制はどのように決まりますか?
今村さん
基本的には案件ごとにプロジェクトマネージャー(進行役)とディレクターがアサインされ、制作は主にその2名で動きます。クライアントさんによっては、既に何度かご一緒して関係値ができているメンバーが固定で担当することもあります。
またクリエイターさんからあがってきた成果物が本当に伸びるものかどうか、また訴求内容に齟齬がないかなどを第三者チェックするフローがあるのですが、この部分はディレクターチーム内でのディスカッションになります。
お互いの強み弱みを把握したフラットなチーム
―――――クライアントさんとクリエイターさんを含めると、本当に様々な方と関わっていくお仕事ですね。お仕事環境としてはいかがですか?
今村さん
私が所属しているチームは部長をいじれるぐらい(笑)和気あいあいとしているんですが、そういう「いじれるモード」と「仕事モード」のメリハリがありますね。
また私のチームに限らず「やりたい」と言ったことはなんでも挑戦させてくれる会社です。会社の方針と自分のキャリア軸に沿って、自分が取り組むべきミッションを自ら決めて追っていく人事制度があるので、
自分で追うべきミッションを決め、上長とすり合わせていく人事制度
上司も私のやりたいことに対して積極的に助言してくれるんです。良い意味で上昇志向な会社だなと思います。
緑川さん
あと、今村の所属しているチームにはメンバー全員の強み弱みをまとめたスキルシートがあると聞いています。そのシートをもとにメンバーの強みが活きる案件にアサインしたり、弱みを補えるメンバーを組み合わせたりしているそうで、他のチームもやろうという話になりました。
今村さん
強み弱みがスキルシートでお互い明確に分かっているからこそ、年上年下関係なくリスペクトを持っているんですよね。私はアイディアよりデータを用いて組み合わせていく方が得意なのですが、データ系が苦手な方は年上であっても私を頼ってくれたりするので、そういう意味でフラットにやれるのが良いなと思っています。
―――――そんな取り組みをされているんですね!では逆に、もっとこうできたらいいのに……ということはありますか?
今村さん
ベンチャーなので、まだ整え中の部分は多いですかね。常に市場に合わせて最適な形をとっているので、クオーターとか半期ごとで体制が結構変わるんです。私個人はそういう環境も楽しくて好きなんですけど。
緑川さん
確かに、組織が変化するからこそ属人的になっている部分はあるので、そこを整えて地固めしていきたいというのはありますね。やはり土台がしっかりしていないと伸びないし、伸びていったときに崩れてしまうので、その点は現状の課題として捉えています。
経営陣が人材業界出身。広告代理店でありながら“人”重視の文化
―――――お話変わって、今村さんのNatee入社のきっかけについてお伺いさせてください。
今村さん
私はもともと出版社にいて、雑誌に出稿された広告の内容に合わせたプロモーション動画を作っていたんです。その雑誌を愛読している読者モデルさんにご出演いただく座組だったんですが、プロモーション動画(=訴求内容が決まっている)なので私が台本まできっちり作って、内容もすべて決め打ちで作っていました。
そんな中、とある動画の案件で、読者モデルさんが商品を実際に使った経験をめちゃくちゃ魅力的に自分の言葉で語ってくださったことがありました。インスタライブを配信した際もご自身の感想をとても魅力的にお話しくださって、ファンの方から「〇〇さんが良いって言うなら買いたい!」という感想までいただきました。
それを見た時、「TVタレントみたいな有名人じゃなくても魅力的な動画は作れるし、輝ける場所があるんだな。良いなあ」って思ったんです。それからインフルエンサーマーケティングをやりたいと思うようになりました。
もう1つは、前職では「雑誌の出稿に合わせて動画を作る」のみで実際どのような反響があったのかまで見ることはできなかったので、「(配信した)その先が知りたい」と思っていたのもありました。
―――――では、最初から行きたい会社の方向性は決まっていたんですね。まさに今の環境ですね!
今村さん転職活動時の自己分析ノート
今村さん
そうなんです。Natee含め2社しか受けていなくて(笑)、それだけ転職の軸は固まっていました。
―――――2社受けていらっしゃった中で、Nateeを選ばれた理由は何でしたか?
今村さん
同じインフルエンサーマーケティングの会社でも、もう1社のほうはめちゃくちゃスキル重視だったのに対し、Nateeはめちゃくちゃ人柄重視でした。生まれてきてからの過程とかバックグラウンドまで、とにかく面接で聞いてくださったんです。
朝戸さん(取締役COO)がそのときの面接官だったんですが、ご自身のバックグラウンドも赤裸々に話してくださって、「オープンで隠すことがない会社なんだな」と感じた記憶があります。
2社とも選考が進む中で一緒に働きたいのはどっちだろうと考えたとき、人柄重視の方だなと思いました。1次面接ではスキルのことも聞かれましたが、2次面接がとにかく人柄重視でしたね。
―――――そうだったんですね。人事目線では、Nateeの魅力についていかがですか?
緑川さん
面接で過去と未来を深堀するのは「Nateeに入ることで応募してきてくださった方の人生は良くなるのか」という観点で見ているからなんですが、これは朝戸に限らず面接を担当する人全員が気にしているポイントです。「この人はどういうキャリアを歩んでいきたいのか」「Nateeはこの人にとって良い環境なのか」という観点でいつも面接させていただいています。
―――――入社前の面接の段階なのに、そこまで考えてくださるんですね。
緑川さん
弊社は広告代理店でありながら経営陣が全員人材会社出身ということもあり、人を大事にする文化があるんです。クリエイターさんに対しても、構造的には下請けになりますが皆リスペクトを持っていますし、「対等にコミュニケーションをとる」「クリエイターさんが動きやすいような伝え方をする」といったことを大切にしているメンバーが多いですね。
―――――今村さんはその点、実際に入社してみていかがでしたか?
今村さん
“人柄面接“を受けているからか、皆さんすごく話しやすいですし、優しいです!自分にすごくマッチした環境だなと感じています。
緩衝材として双方良しを探る。伝書鳩にならないための介在価値
Nateeが手掛けた案件実例
今村さん
ただ業務に関しては、最初はちょっと大変だったかもしれません(笑)。自分で台本を作って制作していた前職とは違い、今のお仕事ではクリエイターさんご自身のアカウントやブランディングに沿った表現が尊重されるべきである一方、クライアントさんも訴求してほしいことがあってお金を出しているわけで……緩衝材として双方良しを探り、うまく整えるのがディレクターのお仕事ですが、入社したての頃はその落としどころを探すのが難しいと常々感じていました。
入社数か月めで10人以上のクリエイターさんと同時進行する案件を担当したときは、いったいどこの何を尊重するべきか混乱したこともありました(笑)。
―――――きっと「今村さんならできる!」と思われたからこそアサインされたのだと思いますが、10人以上のディレクションを乗り切られたのはすごいですね……!
今村さん
周囲の人たちに助けてもらいながら、もう無我夢中でしたね。あとは、そもそも「このクリエイターさんがこの商品をこう見せたら絶対面白いよな」みたいなことを考えるのはすごく好きだったので、その部分の楽しさはありました!
これは失敗談なのですが……このとき入社数か月ということもあり、予定通り納品することに必死で、クライアントさんとクリエイターさんの間で伝書鳩状態になってしまったんです。それをクライアントさんに指摘されたときは本当にショックで……。Nateeの介在価値をきちんと出さなければならなかったのに、確かに良くなかったなと自分でも反省して動き方を変えて、最終的にはクライアントさんにもご満足いただくことができました。
クライアントさんが言ってほしい訴求をそのままクリエイターさんに読み上げてもらうのではなく、私たちが再生数が伸びる要素をしっかりと分析した上で内容を精査しなければいけない。逆にクリエイターさんの「(クライアントが希望する)訴求が多すぎる」という意見もそのままクライアントさんにお伝えするのではなく、「訴求を絞ったほうがよりユーザーに伝わりやすくなる」のように主旨は変えずに言い換えて伝えたほうが、より良い施策になる。そういったことを、この案件を通して学びました。
「人類をタレントに。」を体現する、人を輝かせるカルチャー
―――――とても良いお話です……!有難うございます。緑川さんから人事目線で補足などありますか?
緑川さん
先日、最近入社したディレクターが初案件デビューを果たした報告が社内チャットに流れてきたんですが、完成した動画と一緒に「スペシャルサンクス」として色々な方の名前と感謝が書かれていたんです。
今村さんの話にも「周囲の人たちに助けてもらった」とありましたが、新人の初案件を成功させるために職種やチームを超えてサポートしていた様子が伝わってきて、周りがちゃんと見ていてくれていたんだなということを感じました。
―――――離れた部署から見ても伝わるくらい当たり前に新人をサポートしたり、 案件デビューをお祝いする文化があるのは、まさに“人柄重視”な温かいエピソードですね。
今村さん
Nateeはミッションドリブンというか、「人類をタレントに。」という言葉に共感して入った人がすごく多いからか、全ての行動がそこに付随しているように感じます。
Nateeのミッション「人類をタレントに。」
クリエイターさんも含めた色んな人を輝かせられる人になりたいと思っての行動というのが伝わるというか、だからこそこういった(職種やチームを超えてサポートする)風土があるんだと思います。
―――――確かに……!では今村さんはその「人類をタレントに。」の実現に向けてどういうことをやっていきたいですか?
今村さん
私の周りでは「TikTok=若い子が踊っている媒体」という認識の人がまだ多いんです。でも今は「TikTok売れ」という言葉があるくらい、マーケティングの場であり、より面白い企画が生まれる場になっているんですよね。
「どうしたらこの商品が面白く魅力的に映るか」ということはクリエイターさんご自身もすごく考えていらっしゃるので、そういうクリエイターさんがいるんだということを示せる企画や場の提供がもっとできればと思っています。
緑川さん
そういう企画や場が広がれば広がるほど「これなら自分もできるかも」と自分の個性を生かして新たに参入する人も増えそうですよね。それはまさにNateeが目指している「人類をタレントに。」に繋がる世界観だなと思います。
今村さん
あとクライアントさん目線でいうと、個人的にデータ分析が本当に大好きで、今は振り返りレポートのPDCAを頑張って回しているので、共通して反応が良かった点などを緻密に分析して反響がわかりやすくなるようにして、クライアントさんがよりクリエイターさんに投資したくなる(=次回施策もやりたくなる)ような市場分析をしたいです。
ショートムービーもインフルエンサーマーケティングも市場にまだまだ伸びしろがあるので、データを活かしてより良くしていきたいですね。
―――――素晴らしい……!こういったクリエイティブのお仕事でここまでデータ好きなタイプって珍しい気がするんですが、どうですか?
緑川さん
そうかもしれませんね。でも、むしろデータの部分ができるタイプは活躍しやすいと思うんです。アイディアももちろん大事ですが、データを踏まえてしっかりプロモーションの再生数を出さないと、成果が出ないということになってしまいますから。ディレクターは自分が手を動かして作るというより「クリエイターさんの強みを引き出す」お仕事なので、データ好きタイプが活躍できるお仕事だと思います。
―――――確かに……!では今村さんは、Nateeの活躍人材ど真ん中ということですね!
今村さん
頑張っていきたいです(笑)!
やりたいことが明確で、変化を楽しめる人に来て欲しい
―――――ではこのお話の流れで、Nateeで活躍できそうな人物像、応募してほしい人について教えてください。
今村さん
やりたいことや実現したいことが明確にあって、それに貪欲に、素直に挑戦できる人と一緒に働きたいですし、そういう人のほうがNateeでは輝けると思います。ただ我が強いだけということではなくちゃんとチームで動ける方、状況を俯瞰で見られる方と働きたいですね。
あと個人的には、もらったアイディアを膨らませるのはすごく得意なんですが0→1が本当に苦手なので(笑)、そのあたりが得意な方が来てくれるとより嬉しいです。もちろん詳細を考えるのはクリエイターさんですが、クライアントさんにイメージしていただくためにもHOWの部分は結構アウトプットするので。
―――――ちなみに、TikTokにはやはり詳しい方が良いのですか?
今村さん
実はこの会社、もともとTikTok好きだった人って意外といないんですよ(笑)。TikTokがメインの事業ではあるものの、あくまで課題解決の手段に過ぎないので、それよりも「人が好き」のほうが大きい気がしますね。人と関わって一緒に共創するのが好きな人。
TikTokオタク、TikTok中毒じゃなくても全然良いです。もちろん普段から見ているに越したことはないですが、重要視はしていないですね。
―――――意外でした!有難うございます。緑川さんはいかがですか?
緑川さん
Nateeを踏み台・手段に使ってくれるぐらいの方が良いですね。社長も「Nateeに骨を埋めてほしいとは全く思ってない」とよく話しています。もちろん入社したからには長く働いてほしいですが、Nateeで何かしらのやりたいことや成長を得た上で入社時より市場価値を高めて、さらにまた新しいキャリアを進めていって欲しいんです。
あとは先ほども少しお話しましたがNateeがまだカオスなので「変化を楽しめる人」ですね。自分を例にするのも何なのですが、私も中途採用を担当する予定で入社したら早々に採用がストップになってしまって、最初の3ヶ月くらい営業のサポートをしていたんですよ(笑)。
―――――え!!
緑川さん
でも結果的にむしろ良かったと思っていて、営業サポートで事業部に入りこめたおかげで、事業部が取り組んでいることの理解がめちゃくちゃ早かったんです。だから今、人事として事業部の説明をするときも、自分の言葉で語ることができるんですよね。
まあ流石に、本人が希望しない限りクリエイティブディレクターで入って人事の仕事をするとかはないですが(笑)、当初想定していたものが違うものになる可能性も場合によってはあり得るので、「まあそういうもんだよね」って思いながら楽しめる人が合っているかなと思います。
―――――ではそんな新しい方が入社してきたら、一緒にどういうことをやっていきたいですか?
今村さん
全社の目標として「ショートムービー事業を100億事業にする」というのがあるんです。
ショートムービー事業を100億事業に(キックオフ資料より)
ショートムービーって活用方法が無限大にあって、クリエイターさんと一緒に面白いことをするための手段も私が考えついていない方法がまだまだたくさんあると思うので、クライアントさんの課題解決のためにも、より面白いことを一緒に考えていきたいです。
緑川さん
クライアントさんに結果をお返しして「次もまた投資しよう」と思っていただくことでNateeがお手伝いできる案件が増えますし、それはつまりクリエイターさんにお願いできることが増えるということなので、win-win-winの関係でショートムービー市場を成長させていきたいですね。
―――――よく理解できました!それでは最後に、応募を考えている人へメッセージをお願いします。
今村さん
転職活動をしていた頃は自分が本当に転職できるのかすごく不安だったんですが、Nateeはスキルはもちろん人柄をめちゃくちゃ見てくれて、私に価値を見出してくれました。何か不安なことがあっても、親身に対応してくれる会社だと思います。ぜひ挑戦していただけたらうれしいなと思います。
緑川さん
スキルももちろん大切ですが、何かにコミットしたいという思いや素直さ、組織でやっていくという気持ちに前向きな方ということを重視しています。そこに共感してくださる方はぜひカジュアルなお話からでもさせていただきたいです。
―――――有難うございました!
カテゴリ
この記事を書いた人
HIGH-FIVE編集部
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