【業界研究:ヘルステック】健康×テクノロジーで社会問題の解決へ。注目の企業やサービスをご紹介!

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公開日

2023/12/04

変更日

2023/12/04

ヘルステックとは

HealthTechとは、「Health(健康)」と「Tech(テクノロジー)」から生まれた造語です。ヘルスケアや医療と最先端のテクノロジーを組み合わせ、医療格差・人材不足・病気の予防・健康促進など医療・健康に関する様々な課題にアプローチする企業やサービスを総称して「ヘルステック」と呼びます。

タブレット端末を用いて医師が診療を行う遠隔医療やオンライン診療、個人が日々の体調を手軽に記録できるような健康管理システムや、企業が従業員の心身の健康を守るための健康経営に関するツールなどが具体例として挙げられます。

ヘルステックが注目される背景

ヘルステック市場は年々拡大していますが、その背景には、

・高齢化による医療費の負担増大
・医療・介護体制の維持の困難化
・健康経営の推進
・利用者の多様化

などが関係していると考えられています。

①高齢化による医療費の負担増大
第一次ベビーブームで生まれた人が75歳以上の後期高齢者になり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上になるといわれている「2025年問題」。そこで浮き彫りになるのが医療費の増大という問題です。
ヘルステックを活用し健康を維持・管理すれば、健康寿命を延長できる可能性があり、医療費を軽減することも可能となります。

②医療・介護体制の維持の困難化
病気を抱えた高齢者が増えれば、それだけ医療施設と医療従事者が必要になります。すると医療業界における需要と供給のバランスが崩れ、医療施設数の減少や医療従事者不足といった問題が生じるおそれがあります。

③予防医療に対する国民の関心度・注目度の向上
人間ドックや健康診断をはじめ、運動や食生活の見直し、睡眠の改善、予防歯科、予防接種、ダイエットなど、国民は何らかの取り組みを行っており、ヘルステックへの関心度・注目度は高いといえます。

④健康経営の推進
企業が健康経営に取り組むことで、福利厚生代行サービスやメンタルヘルスサービスなど、ヘルステック関連事業者が増加します。

⑤利用者(企業、団体、個人)の多様化

ヘルステックは利用者となる企業や個人の種類が多様化しています。
医療機関、医療機器、製薬会社、一般企業、政府機関、教育研究機関、一般消費者など取り扱うシーンが増えると波状的に市場も拡大します。

これらの問題を解決するために、ヘルステックを活用して各個人での健康管理を可能にし、医療費を抑制するヘルスケア業界のIT化が注目を浴びるようになりました。また、従業員などの健康管理を経営の視点でおこなう健康経営の推進や病気を予防の視点から見直す予防医療の取り組みをおこなう企業や医療業界も増えました。

人間ドックや健康診断をはじめとした運動や食生活の見直し、睡眠の改善、ダイエットなどに関わるサービスも増加していることから、ヘルステック業界はまだまだ拡大していくと考えられるでしょう。

今後の成長が見込まれるヘルステックサービス

医療分野において今後成長・拡大が期待されるサービスを紹介します。

①遠隔診療サービス
通院できない在宅患者が遠隔地にいる医師に診察・診療してもらうサービス。診察予約から問診、診療、処方箋や薬の受け取りまで一連の流れをスマホで完結できるサービスもあります。

②AIによる診断支援や病気進行の予測
CTやMRI、内視鏡の画像を分析し、AIが画面上で異変と思われる個所を指摘することで病気の有無や進行の把握を支援するサービス。
また、健康診断のデータや現在の治療内容を時系列的に分析し、その患者が将来発症する確率や発症後の進行などを予測したり、担当医に介入の必要性を示したり、ユーザーに服薬や行動改善を促す機能もあります。

③QOL向上にも役立つ「IoMT(Internet of Medical Things)」
「IoMT」は、さまざまな医療機器やデバイス、ヘルスケアシステムをインターネットでつなぎ、リアルタイムでの医療・健康情報の収集や解析を可能にする技術や概念を指します。
医療機器に「Wi-Fi」「Bluetooth」を搭載し、医療情報をヘルスケアシステムとネットワークで結び、ビッグデータを収集することで、新しい治療方法や医学的知見を得られます。集積されたデータは治療だけでなく予防や健康維持、介護にも役立てられます。 蓄積された広範なデータを利用することで、治療後の患者のQOL向上にも貢献します。

④利用者に寄り添う「介護支援ロボット」

介護支援ロボットは、次の3種類に大別されます。
1.介護支援型=移乗・入浴・排泄など介護業務の支援 
2.自立支援型=歩行・リハビリ・食事・読書など介護される側の自立を支援 
3.コミュニケーション・セキュリティー型=利用者とコミュニケーションをとることで、メンタルケアや見守りに活用。
いずれも介護の現場で用途に応じて活用されています。

⑤「ウェアラブルデバイス」の活用
身につけることでバイタルデータを日々自動的に記録できるウェアラブルデバイスは、患者の体の状態を可視化し、医師の治療方針判断などに貢献しています。
日々の体調管理で予防が進めば、結果的に医療費抑制にもつながります。

ヘルステックサービスを展開する企業に必要な人材像

医療機器メーカーやプラットフォーム事業として実績を残してきたヘルステック企業の多くが、オンライン診断の解禁など医療業界の変化に合わせて、医療のDXに新たなビジネスチャンスを見出しています。

これからのヘルステック企業で重要視されるのは、IT×ナレッジ・スキルはもちろん、これまでさまざまな業界でプロダクト開発やDX推進に携わった経験をもち、ユーザーエンゲージメントを意識した事業戦略から製品設計・プロダクトマネジメントまで完遂できる人物と言えるでしょう。

注目の企業・サービスをご紹介

①株式会社メドレー

株式会社メドレーは日本最大級のオンライン診療システム「CLINICSオンライン診療」をはじめとする医療プラットフォーム事業、医療ヘルスケア分野における人材採用システム「ジョブメドレー」を中心とした人材プラットフォーム事業を展開しています。

テクノロジーを活用した事業やプロジェクトを通じて、医療ヘルスケア分野のデジタル活用を推進し、日本の未来を作るための取り組みを行っている企業です。

株式会社メドレー公式HPはこちら

②ファストドクター株式会社

ファストドクターは、救急病院案内や夜間休日往診、オンライン診療などの適切な医療を選択できるよう支援しているプラットフォームです。総勢1,650名の医師(常勤医・非常勤医)が24時間365日体制で連携、協力し、適切な治療の選択肢を提供しています。

夜間・休日の“もう一人のかかりつけ医”として、生活者を医療につなぐと同時に、“地域医療者のパートナー”として医師の負担を軽減すること。そして限りある医療者の力を効率的に活かし、誰もが24 時間切れ目のない医療を享受できる社会を目指して事業を行う企業です。

ファストドクター株式会社の公式HPはこちら

③株式会社ラフール

株式会社ラフールは、メンタルヘルスケアで企業を支える従業員の方々の心の問題を解決し、人生をポジティブに捉えられる方を1人でも多く増やしながら、日本を元気にしていきたいと想いのもと、組織改善ツール「SURVAY(サーベイ)」や、ミライ適性検査「テキカク」などの開発・運営を行う企業です。

株式会社ラフールの公式HPはこちら

④OFFICE DE YASAI

OFFICE DE YASAI は、株式会社 KOMPEITOが運営する、サラダ・フルーツ・こだわり惣菜・軽食など月80種以上の健康的な食事が定期的にオフィスに届き、従業員は1個100円という安価で食べられる『食』の福利厚生サービスです。

低コスト・省スペースで手軽に始められる設置型の健康社食が、心身ともに健康的なパワーにあふれたオフィスづくりを実現します。

OFFICE DE YASAIの公式HPはこちら

⑤株式会社コネクトアラウンド

株式会社コネクトアラウンドは、農業を通して、⼈の能⼒を発掘し開花させ、「食を通じた人々の健康促進」を実現させることで、人と社会の幸せのために貢献する企業です。

株式会社コネクトアラウンドの公式HPはこちら

その他にも多くの注目企業がありますので、今後も随時追加予定です!

ヘルステックに強い転職エージェント

上述したように、今後もヘルステック分野は拡大していくことから、様々なサービスが生まれ、IT/Web業界のクリエイターが活躍できる企業や仕事が増えていくと考えられます。IT/Web業界のクリエイターに特化した転職エージェント「HIGH-FIVE」では、ヘルステック企業に関しても多くお取り扱いがございます。

ヘルステック企業への転職を考えられているデザイナーやクリエイターの皆様、業界に強い転職エージェントがサポートいたしますので、ぜひご相談くださいませ。


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この記事を書いた人

HIGH-FIVE編集部
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