会計サービスを通じて「お客様のために」を追求し続ける弥生。UIUXデザイナーが考える“根拠のあるプロダクトづくり”とは

公開日:2023/08/16

変更日:2024/04/08

日本の中小企業を中心に、経理や人事労務のバックオフィス業務の自動化を支援し、業務の効率化を実現するサービスを展開する弥生株式会社。「弥生会計」をはじめとする弥生シリーズの登録ユーザー数は延べ300万を超え、今やスモールビジネスの業務になくてはならない存在として地位を確立しています。

サービスとしても会社としてもさらなる進化を遂げる中、2年前にデザイン組織を発足。「デザイン」に力を入れはじめた弥生が次に目指すものとは…?UIUXデザイナーとして活躍するお二人に熱い想いを伺ってきました。

PROFILE:弥生株式会社 UIUXデザイナー 濵田(写真右)
2022年4月入社。クラウド給与明細ソフト「やよいの給料明細 オンライン」のUIUXデザイナーとして開発に携わる。

PROFILE:弥生株式会社 UIUXデザイナー 千古(写真左)
2022年9月入社。新規サービスの開発部署に所属し、UIUXデザイナーとして新プロダクトのUIUX設計を担う。

魅力の一つ、フルリモートで地方にいても働ける仕事環境

――まず初めにお2人のお仕事について教えてください。

濵田さん:
私は給与計算や年末調整に関するアプリケーションを開発しております。UIUXデザイナーではあるのですが、UIのパーツを作るというよりも、「要件に対してどういう流れでユーザーに入力させるか」といった情報設計や導線設計をメインで行っています。

千古さん:
僕は今までにない新サービスの開発を行っています。ジャンルは会計になるので濵田さんとベースは同じなのですが、法律的な要件やユーザーの体験も合わせて考えながら0から作っている段階なので、大変さもありますがやりがいのある仕事だなと思っていますね。

――ありがとうございます!お2人の仕事環境についても教えていただけますか?

千古さん:
実は僕、関西の人間なんですよ。今も関西に住んでいて、普段はフルリモートで働いています。(濵田さんを見て)今日初めて顔合わせましたよね?

濵田さん:
リアルでは初めてですね!画面上ではお会いしていましたけども。

千古さん:
濵田さんが2次元じゃなくてよかった(笑)僕自身今までフルリモートという働き方をしたことがなかったので、最初はやっていけるのか不安でした。UXデザイナーというのもあって、コミュニケーションの部分は特に心配していたんです。でもフルリモートとして仕事しやすい環境がしっかり整っていて、何も問題ありませんでしたね。弥生全体でも、リモートワークがほとんどなんじゃないかな?

濵田さん:
私も入社してから 5回か6回くらいしか出社していないですね。基本的にZoomやSlackを使ってやり取りをしているのですが、デザイナー同士の相談はもちろん、マーケティングの方とか、カスタマーセンターの方とか、エンジニアの方とか…部署関係なくコミュニケーションが取りやすい環境ですよね!

千古さん:
そうそう。Zoomを勤務時間中ずっと繋いでいるんですよ。チームごとにそれぞれZoom内にお部屋があって。 朝出勤したら、「おはようございます~」って言って業務を始めて、打ち合わせの時は、「違う部屋行こか~」っていう感じで部屋を移動して話したりして。

――Zoomをずっと繋いでいる…?やりにくくはないのでしょうか。

千古さん:
最初は自分の顔も映っているし、ずっと見られているような気がして気になるかなと思っていたんですけど…1週間くらいですぐ慣れましたね(笑)ほかのメンバーにも気軽に話しかけられるので、むしろやりやすいなと感じています。

デザインはFigmaを使用して、画面共有しながら作業をしています。画面上で同じものを見ているので話もさくさく進みますし、フルリモートでもコミュニケーションで困ったことはあまりないですね。

あとは入社する時にリモートワークの環境を整えるための補助金として5万円、入社後も出社の回数によるのですが、リモート補助金として毎月最大7500円支給されるんです。電気代上がった分はペイできているんじゃないかな。

――素晴らしい環境ですね!フルリモートOKの企業が少なくなってきているので、求職者にとってはとても魅力的な部分だと思います。

千古さん:
フルリモートという環境がなかったら、関西に住んでいる僕に声はかからなかったと思うんですよ。そうやって色んな人にチャンスが巡っていくから、「フルリモート」ってすごく良いなと思うんですけどね。

弥生で求められるのは「根拠のあるデザイン」


――デザインチームは2年前に立ち上がった新しい部署だとお伺いしていたのですが、 どのようなチームなのでしょうか?

濵田さん:
もともと社内にデザイナーはいなかったんです。組織が立ち上がるまでは、デザインに詳しいエンジニアの方が見ていたようで。エンジニアの方々は、「ボタンがここにあった方がいい」というエンジニア目線のこだわりで作っていた部分があったんですけど、よりUIUX目線の使いやすさを考えた方がいいんじゃないか、みたいなことが社内的に課題だったんです。その流れでデザインチームが立ち上がり、今デザイナーの採用を始めていて、少しずつ組織が大きくなってきている段階ですね。

現在デザイナーは業務委託めて15人ほど在籍しており、千古さんのチームは6人、私のチームは3人です。現在は各プロダクトごとにデザイナーがアサインされてる状態なので、以前よりもデザイナー同士で集まる回数が減ってしまいました。それでも週1回は必ずチーム全員で集まって、それぞれのプロダクトの状況や進捗の共有をしています。

共有する時にプロジェクトの状態を「今週の天気は?」で例えたりしますよね(笑)

千古さん:
そうそう!このプロジェクトは台風だ!みたいなね(笑)

――良いですね!弥生さんはコミュニケーションが活発なのでしょうか。

千古さん:
そうですね。デザイン専門の人って、「こういうデザインをしてください」って決まったことを渡されることが多いと思うんです。ですが僕らは、「考える」部分がメインなので、手を動かすデザイナーというよりは、頭を使って考えるディレクター的な仕事がほとんどです。

それもあってチームメンバーだけではなく、他の部署の人と話さないといけないことも多くて。例えば、画面を作る前に、デザインにはあまり関わりがないカスタマーセンターの人に話を聞きに行くこともあります。「どんな問い合わせが多いのか」「じゃあ問い合わせは減らすにはどうしたら良いか」とか。「こういう色にしたいんだけど」「でもこういうお客様がいるから」みたいな、お客様視点に立った意見をもらえることもありますね。

濵田さん:
もう完全に作りながら、考えながら、両方やりますよね。だからコミュニケーションは絶対に欠かせません。周りを忘れて熱中して作り込む、みたいなのはないかもしれませんね。

エンジニアに関しても、本当に距離が近いです。確かに前職の時は、すごく冷たいエンジニアさんにあたってしまって、「 何それ?嫌だ」って言われることもあったりしましたけど…(笑)今は全くないですね!

1つのプロダクトのプロジェクトをエンジニアだけでやるのではなくて、外部環境を調べるマーケティング、お客様の声を吸い上げるカスタマーセンター、そこにデザイナーが加わって、全部が一体となって進行しているんです。何かを話して、一緒に作り上げるっていうのが当たり前の土壌としてあるんじゃないかなと思いますね。

基本的にみんなのゴールが、「お客様のために何ができるか」っていうところにあるので。各部署の思惑とかじゃなくて、お客様のためにこうした方がいいよっていう気持ちから、コミュニケーションをとりながら良いものを作っていこうという雰囲気になるんですよね。

――そんな中でも、お2人が弥生のプロダクトに携わる上で大切にされていることは何でしょうか?

濵田さん:
私はとにかく「正確性」を大切にしています。金額を入力するようなところで1桁でも間違うようなことがあってはいけないし、変なテキストを入れてしまうとお客様が混乱してしまうだろうなと考えて、情報をいかに整理していくか、かなり慎重に考えるようにしています。

あとは弥生のサービスを使用されているお客様が沢山いらっしゃるんですけど、業種も、年齢も、社員数も違ったり、リテラシーに差があったりします。本当に色々な人が使うんだということも考えながらやっていますね。大切なのは「かっこいい」とか、そういうところじゃないんです。

千古さん:
そうですね。あくまでも「業務ソフト」なので。見た目の話よりも、お客様は業務を楽にするためにこのソフトを選んでくださっているのだから、それを本当に叶えることができているのかどうか。ユーザーのニーズ、それに対しての法的な要件がある中で、いかに良いものを作るかっていうところに挑戦している感じかな。

あとは、アウトプットすること1個1個に根拠がないとダメですよね。例えば「このボタンの下に、このテキストボックスを置いた」というアウトプットに、その順番で情報を入れさせることの明確な根拠を持っていないといけないんです。好き嫌いとかデザイナー個人の感覚だけで言っていたら、成り立たないですからね。…うーん、うちのデザインに感覚的なものはないですね。

濵田さん:
そうですね、感覚的にデザインすることってすごく怖いですよね。項目の順番とかも、それがそのまま給与計算や、年末調整に反映されるので、絶対に間違えられない。だからしっかりした根拠のもとにデザインすることが大切なんですよ。

根拠で言うと、法令知識とかも必要になってきますよね。その辺は、マーケの方とか、詳しい方がいらっしゃるので、しっかり確認とるようにしています。

千古さん:
僕らは会計にまつわる仕事なので。そういう業務の方と対等に話せるように、僕は簿記3級取りました。弥生ではそういう補助も出るんですよ。久々に受験勉強しましたね(笑)

歴史に甘んじず、常にベストを更新し続ける


――競合他社と比較したりした時に、デザインチームとして感じている課題はありますか?

千古さん:
弥生の会計ソフト、特にデスクトップアプリは長い歴史があるので、当然お客様も沢山いらっしゃいます。なので基本的にユーザー数で劣勢ということはありません。ただクラウドアプリだけでみると、最初からクラウドを作っている会社さんと比べると、もっと”ここをこう良くできるんじゃないか”などと感じる部分があって、まだまだ”イケて”ない箇所もあると思っています。

弥生の業務ソフトはデスクトップアプリから始まりました。そのあとにクラウドアプリを作っていることもあり、デスクトップの思想が良い面も悪い面も残ってしまっていることは否めません。計算ロジックとかは確固としたものがあるんですけど、それがクラウドにそのまま適合するとは限りません。そういったところを改善していこうと一生懸命頑張っているところです。

――なるほど。現時点で他社に負けないような強みはあるのでしょうか?

千古さん:
…すべてに勝てるようなものを作りたいと思って今頑張ってます(笑)ただ、その当時(デスクトップ版が出たとき)は斬新だったんだろうなというところが随所にあるので、ベースの考え方は踏襲してる部分も当然あります。ただ、その時の最新と今の最新は違う。もう出てから時間も経っているし、対応できてない部分も多いので、そこは変えていかないといけないよねって思っています。

濵田さん:
そうですね。でもターゲットにしているお客様っていうのは、(競合の)各企業と違っていたりするんですよ。弥生は完全に「中小企業・20人以下の小規模企業」にしっかりフォーカスしているので、競合他社に対してこうしていこうというよりは、目の前の中小・小規模企業のお客様に対して何ができるかっていうことをみんなで考えていますね。

――「お客様のために」を追求されていらっしゃるんですね。今後さらに目指していきたいことなどはありますか?

千古さん:
現在は「会計ソフト」「給料明細ソフト」など製品ごとに独立して作っていますが、例えば同じ会社内で給与業務と会計業務を一緒にやっているのであれば、将来的にはそこが結びついて、業務ソフト1つで終わる」みたいな世界観になったら良いなと思っています。そうやってトータルで業務支援していくという思想が会社としてもあるんですよ。

濵田さん:
各プロダクトでガラッと印象が変わってしまったら、まさにその世界観はなくなってしまいますからね。フォーム1つでもデザインは様々だと思うんですけど、そういったところの体験やUIの統一を進めていくことがデザインチームとしては必要だなと感じています。

弥生のデザイナーになるまで


――お2人についても聞かせてください。まずは濵田さんが転職に至った思いをお伺いできますか?

濵田さん:
元々WebデザイナーとしてECサイトに長く携わり、そこから通販関連で使うソフトウェアのUIデザイナーとして携わっていました。ですが、Webデザインをしたり、グラフィックを作ったり、サイトのWordPressを更新したりと、UIデザイン以外にも色々携わっていました。

「私って本当は何がしたいんだろう」って悩んだ時に、自分は「ユーザーの目的、気持ち、導線を考えて、この画面のこの場所にボタンを置くと良さそう」みたいな流れを考えるのがすごく楽しいことに気付いて。そのあたりからUIUXに特化しようと決めて、転職活動を始めました。

――弥生を選ばれた理由は何だったのでしょうか?

濵田さん:
転職活動では、ずっとプロダクトに関わっていきたいという想いがあったので、自社製品であることを軸に探していました。そんな中で弥生は知名度もあって、規模が大きくて、これだけ沢山のユーザーがいる製品に携われることは、責任感もあるけど、やりがいも大きいんじゃないかなと思ったんです。あとはちょうどコロナ禍だったこともあり、バランス取りながら働くことができる「リモート」で探していたので、そこもまさにマッチした感じですね。

――実際に入社されてみていかがでしたか?

濵田さん:
やることは沢山ありますが、「自分で考えて進められている」というところにすごくやりがいを感じています。言われて何かを作るのではなく、「参加しながら作れている」と実感できるところがすごく楽しいです。やりたいことに集中はできている感じですね!

――素晴らしい環境で働けているんですね!続いて千古さんもお願いいたします。
千古さん:
僕は司法書士向けのソフトウェアを作っている会社でプログラマーとしてキャリアをスタートしました。ですが盛大なバグを出したことで、挫折してしまったんです(笑)

そんな時にちょうど自社のWebサイトを始めるっていう話があがったので、このタイミングで Web やデザインの世界へと移りました。初めのころはWebディレクターという職業がまだなかったので、 Webサイト以外にもDTPや広報誌など、なんでも作ったりしてましたね。その後は、規模の大きいとこから小さいところ、BtoC・BtoB、プロモーション・メディアサイト・サポートサイトなど、Web サイトの構築とかに関してはほとんど経験しました。

それで「一通りはやったな」「 Web はお腹いっぱいになったな」っていう感覚がでてきてしまって。僕のキャリア人生って多分、半分ぐらい過ぎてる気がするんですよね。だから先のことを考えた時に、 Web ディレクターとしてずっとやっていくか、何か別の面白いなと思ったことやるか、そのどちらかにしようと思い、両軸で探し始めたんです。

そんな時に弥生から声がかかって、以前にレンタルサーバー管理画面の設計に携わった経験が活かせそうなのと、 UXデザイナーではあるけれどディレクターに近い仕事だと聞いて興味を持ち…そこからトントン拍子に決まったという感じです。

――本当にたくさんのことをご経験なさって来たのですね。実際入社してみていかがでしたか?

千古さん:
そうですね、面接の際に詳しい情報をお伺いしていたので、イメージとずれていることはありませんでした。デザイナーだけではなく、ディレクターとしての経験が生きていることも沢山あります。

ただ、今まで携わってきたプロダクトには無かった「法律」を意識しないといけないことや、使用するお客様の数が増えたことなど、プラスで考えなければいけない要素がでてきたので…そういったところをうまく調整して、 どう落とし込むかって決めていくのは中々大変な仕事だなと苦労していて。

でもそこにしんどさは無いんです。「おもろいな、楽しいな」って思って働くことができていますね。それがいつ苦しくなるかわからんけど(笑)

――楽しいなって思って働けることって1番幸せですよね。

千古さん:
そうですね。僕自身こうやってよく喋る人間なんですけど、とにかく周りに聞きに行きやすいし、聞いたら聞いたで教えてくれる優しい人が多いしっていう。そういう働く環境としてもすごく良い場所にいるし、思った通りの仕事ができていますね。

「デザイナーの枠を超えて上流に携わりたい」と思っている方へ


――今回の募集で、皆様が一緒に働きたいなと思う方はどのような方でしょうか。お話を聞いていると「情報設計からできる」というのはマストになりそうですよね…?

濵田さん:
おっしゃる通り、デザインについて深く考えられる方や情報設計ができる方や好きな方は向いていると思います。あとは、私が今携わっているもので言うと、去年の11月にクラウドアプリのリニューアル版として新しいプロダクトをリリースしたのですが、現在も必要な機能追加など絶賛開発中です。まだまだ赤ちゃんみたいなものなので、「一緒に育てる」っていう思いを持ってくださる方だと嬉しいですね。

千古さん:
デザイナーという枠を超えて、上流から携わりたいっていう方はすごく合うんじゃないかな。デザインの良し悪しが分かる、画面のデザインができる、そしてそれを言語化してロジカルに話すことができる。そういったデザイナーの方はもちろん、 Web ディレクターの方も挑戦してほしいなと思っています。

あとは、僕が今作っている画面ってまだ世に出る前の製品も多いんです。作っている最中で「これ全くあかんやん!組み直し!」っていうことも当然あるわけで、そこでめげない人というのも大切ですね。正直、かなり難しいですよ。でも別にね、死ぬわけじゃないし。僕は「大丈夫、大丈夫!」と言い聞かせて頑張っています(笑)

濵田さん:
でもなんだろう、そこでメンタルやられるってことあんまりないですよね。

千古さん:
(デザインメンバーが)優しいからだよね。みんな前向きだからっていうのはあるかもしれない。「なにこれ!?」みたいなことは絶対に言わない。フィードバックするとしても、相手がしっかり納得感を得られるように、ロジカルに伝えることが多いよね。

――新しいメンバーを迎えて、今後チャレンジしていきたいことはありますか?

千古さん:
僕の作っているプロダクトはまだ世に出ていないので、まずはこれから世に出るものを一緒に作っていってほしい。で、世に出たら終わりじゃなくて、どんどん新しくして、どんどん良くしていかないといけない。弥生の柱となる商品だと思うので、前向きに、一緒に挑戦してくれる人だったら嬉しいなと思います。

濵田さん:
「給与ソフト」は今、機能追加がメインなんです。でもこれからデザインの力で、もっともっとプロダクトを良くしていきたいという気持ちがあって。メンバーが増えたら、もっとお客様の声を聞いてじっくり検討していくというのは、やっていきたいなと思っていますね。

…あと、会社の中でデザイナーって本当に少なくて。だからもっとデザインの、デザイナーの存在感みたいなのが広がっていくといいなあと。

千古さん:
もっとね、大きくしたいよね!ぜひいっぱい来てもらわないと!

――最後に、転職を考えられているクリエイターの方に向けてお2人からのメッセージをお聞かせいただけますか。

濵田さん:
入社する前は、弥生ってもっと固いイメージがあったんです。歴史もあるし。でも実際入ってみると、ベンチャーっぽさがあって驚きました。やりたいなと思ったことは何でもできるし、自分で考えて、自分から動くこともできるっていうところで、結構自由というか、すごくイメージと違ったなというのがあります。

あとはデザイナーっていうところからより上流の業務も携われるっていうところがあるので、経験値としてはかなり広がるんじゃないかなというところは伝えたいですね!

千古さん:
先ほども言ったように、ディレクターがメインだった僕が、その経験を活かせて働けているので、はなから「デザイナー」ってついているから無理かなと諦めるのではなくてぜひ挑戦してみてほしいですね。僕自身も入ったことによって、今まで触れてこなかったツールの使い方を覚えたり、デザインスプリントという新しい手法を取り入れたり、スキルアップもできましたしね。

あとは…弥生のソフト自体が「世の中の中小企業を支える」という仕事なので、やっぱりそこに魅力を感じてもらえる人にぜひ来てもらいたい。企業のお金のことだから、そこがなかったらそもそも企業って成り立たないので、責任はもちろんある。でも少しでも面白いかなあと思ってもらえるのであれば、ぜひ来てほしいですね。今だったら、失敗しても「あかんで」って怒られることもないですから。

――弥生株式会社の魅力が沢山詰まったお話でした。ありがとうございました!

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HIGH-FIVE編集部
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