【コピペできるテンプレート付】気になる会社からのオファーが週6本ペースに!実例からひも解く、質の高いスカウトを得るためのプロフィールの作り方

公開日

2023/08/31

変更日

2023/08/31

はじめに

登録しておくだけで、採用担当のほうからアプローチしてもらえるスカウトサービス。働きながら転職活動している人にはとても便利なサービスですが、的外れな内容や「手当たり次第に一斉送信してるんだろうな」と感じる当たり障りない内容ばかりのことも……。

ただ、それはある程度コントロールが可能です!真剣にスカウトを送りたい担当者ほど登録内容を読み込んでいるため、忙しい中で少し手間をかけてでも登録内容を充実させることで、効率よく質の高いスカウトを得られる可能性がぐんとUPするのです。

そこで今回は、実際に自分とマッチしていると感じたスカウトばかり週3~4本、多いときには5~6本ペースで獲得していたというHさんに直撃取材!実際に使用していたという登録情報も開示していただきました。Hさんの実例をもとに作成したカスタマイズ可能なテンプレートも公開します!

PROFILE:H・Aさん
アルバイトからの社員登用、職種変更を伴う転職を経て、現在は上場企業のマーケティングリーダーとして活躍中。未経験領域へのチャレンジを含みながらも着実にキャリアアップし続けた転職ノウハウは必見!

自分の人生の信念を“職務経歴と紐づけて”記載する 

基本的にフォーマットに沿ってそのまま入力していたのですが、私の場合は職務要約・スキル」の欄に全てをまとめて記載していたのが他の皆さんと異なる点かなと思います。 

フリーフォーマットの欄もあるのですが、各種スカウトサイトのフォーマットにとらわれず一元管理できるよう、職務要約欄に全てまとめて記載していました。いちいち履歴書を出すのが面倒だったので、ここで全部把握してくれ~という思いも正直ありました(笑)。 

具体的には、今までの経験や成果を具体的な数字で書くというのはもちろんですが、400文字前後を推奨しているサイトが多いところ、今数えると1300文字くらいは書いていますね。

いちばん特徴的だったかなと思うのは、「今後のキャリアについて」という見出しで、今回の転職活動に至った動機や理由を「人生やキャリアで大事にしていること・信念」に紐づけながら記載していたことです。実際にスカウトメールや面談でこの部分に触れられることが多く、ちゃんと読み込んでくれているのだなという印象でした。 

私の場合は「感動をクリエイトしたい」という想いが公私ともにあり、仕事ではもちろんライベートでもその想いのもと、子育てや地域活性活動に取り組んでいることを書いていたのですが、Hさんの信念に共感してご連絡しましたと言っていただくこともよくありました。 

先方がこちらに共感してくれる=第一段階クリアなので、自分の人生における信念や想いをキャリア紐づけて丁寧に記載することで、マッチングの確率はかなり上がると思っています。近年はパーパス採用という言葉もあるように、お互いの「信念への共感」はひとつのキーワードになるのではと思います。

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行きたい企業が気になりそうなワードチョイスを徹底 

スキルに関しては、各種スカウトメディアによって510個程度を推奨されていますが、私は25個設定していました。多いですね(笑)  

・リスティング広告の運用経験 
・事業立ち上げにあたっての組織マネジメント能力
・Figma/Illistrator/Photoshop 

・・・ 

といったように、自分がやってきたこと、実績が残せたものはとにかく全て入れていました。絞った方が良いという人もいるのですが、私はとにかく気になるものが1つでもあってほしいので、惜しみなく入れたほうが良い派です。もちろん、今後のスコープに入っていない経験は外しています。 

とにかく思い当たるものは全て書き出してみると良いと思います書き出してから、行きたい業界や企業、職種の担当者が気になってくれそうな要素や言葉と紐づける。 

例えば、私はマーケターとして採用される前は社長直下の経営企画部で仕事をしていたのですが、経営企画はマーケティング視点が必要な仕事なので、ある種マーケターとも言えるわけです。それなら「経営企画」と書くよりも「事業戦略から組み立てるマーケティング」と言い換えたほうが、より“マーケターっぽく”なりますよね。マーケターとして採用したいと思ってもらうために、目線や角度を変えて言い換えていくんです。

転職活動でスカウトメディア用に職務経歴プロフィールを作成する際の注意点注意したいのは言葉のチョイスです。先ほどの経営企画の仕事の例もそうですが、自分に親和性があると思ってもらうために、自分が行きたい業界、会社に合わせた表現に直すことを徹底していました。気になる会社のサイトや求人票を見に行って、よく使われていた言葉を使って書き直すこともしていました。つまり共通言語を作る、向こうに伝わりやすい言い方で伝えるということですね。 

昔は安易に「Webマーケティング・集客をやっていました」と書いていたんですが、そうすると「リスティング担当をやりませんか?」と少しやりたいことからずれたスカウトが来てしまって……今考えれば「デジタルマーケティング」と書くべきだったなと思います。IT・Web業界は横文字が大好きなので(笑)、常に新しい名称や専門用語が出てくるし、意味あいも変わっていく。言葉選びをしっかりしていないと、意図していたこととぶれていってしまうんです。 

優良求人、コンフィデンシャル求人をはじめ、誰でも良いわけではない渾身のスカウトを送ってくださる担当者ほどちゃんと読み込んでくれていることを実感しているので、なんとなく書いてしまうことがないよう丁寧に言葉選びをしたほうが良いと感じます。 

あとは、スカウトメディアによってもらえるスカウトの種類が違うことも体感しました。なので、いくつか並行してやったほうがいいと思いますね。自分に相性が良いスカウトメディアが絶対にあるはずです。 

上記を意識して登録してみると、何か変わるんじゃないかなと思います。私の経験が参考になりましたら幸いです。

転職活動は相対評価!〇〇な応募書類は検討台にも乗らない!?>>

実例!カスタマイズ可能なテンプレートを公開 

Hさんに許可をいただき、実際に使っていたプロフィールをもとにコピペで使えるテンプレートを作成しました!
〇〇の部分を埋めたり適宜書き換えたりしながら、自分用にカスタマイズして使ってみてくださいね。 

プロフィール作成は以下を意識! 

・自分にあったスカウトメディアで
・スカウトしてくれる担当者(人事/経営者/転職エージェント)に合わせた形で
・自分の経験を惜しみなく「パーソナル」が出る形で記載 

▼コピー&ペースト用テンプレート 

大学卒業後、〇〇会社(※上場していればそれも記載)に入社し、〇〇職として約〇年勤務。〇〇〇〇を担当。〇〇〇〇に魅力を感じ、〇〇の知識を活かして〇〇職へのキャリアチェンジを決意し退職。 

 (ここからビジネススタイルの基盤になったことをアピール 

〇〇〇〇企業に入社。〇〇として年間〇〇件以上を担当し、クライアントの〇〇に貢献。〇〇の成果が評価され、〇〇も手掛けるようになる。その後、〇〇(役職)に就任。〇〇事業を立ち上げ、クライアント各社の〇〇の解決を行う。  

この頃に得た〇〇の経験・スキルが現在のキャリアの礎となっている。  

ここから現職に繋がる実績や姿勢をアピール 

〇〇をきっかけに〇〇社へ転職。〇〇経験を活かし、〇〇を〇年で〇〇以上達成する。更に〇〇事業立ち上げに参加、〇年で約〇〇社の集客を行いサービス導入を促進。〇期連続で年商〇〇%UPに貢献(〇〇円未満から〇〇円規模へ)。事業開始当初は〇人弱だった社員が〇〇人となる。  

(役職)として自社の採用も担い、全社員の約半分〇〇人強の従業員を採用(約〇〇人近くの面接実施)。 〇〇社では役割がひと段落したと感じ、新たな環境で成長したく卒業することを決意。  

ここから現職情報と人生の信念をアピール 

★現職~今後のキャリアについて 

〇歳を過ぎ「〇〇」について考えるようになる。「〇〇〇〇」を自身の哲学とし、キャリアの環境整備を始めている。私にとっての〇〇とは「〇〇」できること。〇〇し、〇〇〇〇することで〇〇していきたい。また仕事面では、〇〇を探求し、仕事でも同様に「〇〇〇〇」を〇〇していきたい。  

それを実現するため、現職である〇〇社に入社。ミッションとして〇〇の任を受け、〇〇職として事業戦略から関わり〇〇を実施。〇〇の役割も務め、〇〇の立ち上げ・運営、〇〇などを行い、〇万人以上のユーザーを獲得。また〇年間で約〇〇社の新規クライアント契約締結に繋がる〇〇を構築。現在はチームリーダーとしてメンバーの育成も行っている。  

プライベートでは、〇〇年〇〇月より〇〇を始める。〇〇を通じて、〇〇へ貢献し、公私共に〇〇していくキャリアを築いていきたい。 

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この記事を書いた人

HIGH-FIVE編集部
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HIGH-FIVE(ハイファイブ)は、IT/Web業界のクリエイター・デザイナーに特化した転職エージェントサービス。私たち編集部ではオウンドメディアだけでなく、転職サイトやSNSも運営。日々クリエイターの皆様へ向けて、クリエイターキャリアのお役立ち情報・転職ノウハウなどを発信中!

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