「やってみなはれ」精神で“飲料×デジタル”の最先端へ。急成長中のサントリーマーケティング&コマースだから得られる経験とは
公開日:2025/09/12
変更日:2025/09/11

サントリーマーケティング&コマース専用の選考対策が可能◎
サントリーグループ各社におけるプロモーションを手掛けてきた実績とノウハウを活かし、さまざまなマーケティング支援事業を展開するサントリーマーケティング&コマース株式会社(以下SMC)。中でもデジタル領域における成長はすさまじく、わずか数名から発足されたデジタルグループは、この数年で20人を超える組織へと進化しています。
今もなお増え続ける支援ニーズに応えるため、デジタル領域のプロモーション企画と制作ディレクターを積極採用中の同社。そこで今回は、サントリーグループにおけるSMCの関係性や具体的な業務、SMCで働く魅力などについて詳しいお話を伺いました。
■PROFILE(敬称略)
サントリーマーケティング&コマース株式会社 デジタルグループ
デジタル1チーム課長 篠原さん(写真右)
金融業界からSMCへの入社を機にプロモーション業界へ。ソフトドリンクの販促プロモーション営業課長を経てデジタルマーケティングの企画課長に。
デジタル3チーム課長 天田さん(写真左)
販促プロモーション営業として活躍後、デジタルプロモーション立ち上げ期から関り豊富な経験をもとにデジタルマーケティング企画課長、制作課長と歴任。
目次
ハウスエージェンシーではない、“攻めのグループ会社”
―――自己紹介兼ねて概要とご担当領域をお願いします。
篠原さん
当社は販促プロモーションに特化したサントリーのグループ企業として、様々な飲料やお酒の販促プロモーションに携わっています。角ジョッキ(角ハイボールジョッキ)のような飲食店や量販店向けの販促ツールを扱うチームや、各種キャンペーンをメインにデジタルプロモーション全般を扱うデジタルチームなどがあります。
私はそのデジタルグループの中で、プロモーション企画を担当するデジタル1チームの課長です。同じく企画を担当するデジタル2チーム、制作を担当するデジタル3チームがあり、3チーム合わせて総勢21名の組織となっています。
企画担当の具体業務は、サントリー本体にいるブランドマネージャーに向けたプロモーション企画、提案、結果分析および報告です。報告資料にはデータだけでなく、企画担当としての考察コメントや改善策も記載します。
各メンバーごとに担当ブランドが割り振られ、1人当たり年間40~50案件ほどのキャンペーンを担当します。キャンペーン期間は約2か月なので、常に5~8案件を同時進行していることになりますね。
天田さん
私はデジタル3チームの課長として、制作周りを管理しています。サントリーの自社システムを活用したキャンペーンの制作ディレクションと、それらに紐づく実運用が主な仕事です。また、各キャンペーンの運用効率化の検討なども行っています。
―――私たちクリーク·アンド·リバー社の請負部門も、協業パートナーの1社として制作周りをお手伝いさせていただいていますね。
天田さん
はい。C&R社さんには、実制作とシステムへの実装作業をお願いしています。いつも多目的にコミュニケーションをとらせていただいて、サントリーの自社システムだけでなくSMC個別のシステムもC&R社さんのご協力のもと構築を進めています。
現在は公式LINEのコミュニケーションに力を入れているので、LIFF(LINE Front-end Framework)の開発にもご協力いただいています。デジタルに関して幅広くご相談できますし、品質も安定しているので、安心してお任せしています。
―――そう仰っていただけて何よりです。ちなみに、案件ごとのフローはどのように進むのでしょうか?企画と制作の関係性は?篠原さん
まず、SMCの営業を通してサントリーのブランドマネージャーから「〇月に新商品が出る」という情報が来ます。それを受けて企画がキャンペーン案を数パターンまとめ、営業と一緒にブラマネに提案します。フロントに立っているのは営業ですが、提案の場では企画がメインになってプレゼンを行います。
無事に獲得できたら、制作に引き継いでサイト構築と運用に入っていただきます。キャンペーン終了後は再び企画が主担当に戻り、報告資料を作成し次回に向けた改善提案を行って完了となります。このサイクルを繰り返していく形です。
―――サントリーからそのまま案件が降りてくるのではなく、都度提案と営業をされていらっしゃるのですね。
篠原さん
そうなんです。全ての提案が必ず決まるわけではありませんが、既に信頼関係が構築されているので一般的な代理店に比べると成約率は高いと思います。
天田さん
意外に思われがちですが、当社はあくまでサントリーをクライアントに持つ独立した事業会社であり、いわゆるハウスエージェンシーではないんです。サントリーグループ外の販促プロモーションもお手伝いしていますし、独自性のある「攻めのグループ会社」 というイメージですね。
―――お二人は、デジタルグループをどのような組織だとお考えですか?
天田さん
企画・制作問わず、本人の意志やチャレンジを歓迎する環境です。もちろん制限が全くないわけではありませんが、「AI・VRを取り入れてみたい」「SMC独自のシステムを構築したい」といった意志さえあれば、例え今までにない取り組みであっても実現に向けて一緒にチャレンジしていきます。
篠原さん
通常業務以外でも、「新規事業を立ち上げたい」「既存事業に付加価値をつけたい」といった野心があれば、社内プロジェクトに応募して自ら企画提案することができます。実際に私のチームの新卒1年目の男性が直近の社内プロジェクトで審査員特別賞を受賞しています。
あとは、利他的な方が多くて助け合いの精神が根付いていると思いますね。私自身SMCには経験者採用で入社したのですが、非常に家族的な会社だなと感じています。
―――日々のお仕事でお二人が大切にしていることは何ですか?
天田さん
いかにサントリーグループ全体に利益をもたらすことができるのか、考えながら仕事をすることでしょうか。先ほどハウスエージェンシーではないとお話しましたが、それでもサントリーグループの一員であるということは常に意識していることではありますね。
篠原さん
デジタルグループだからこそ、アナログな意味でのお客様目線を大切にしています。例えば、当社はコールセンターを自社で持っているので、お客様の生の声が日々集まってきています。それらをデジタルに反映させていくことで、よりお客様に親しみを持っていただけるプロモーションを考えていきたいです。
求められるのは「社内外を巻き込むコミュニケーション力」
―――企画・制作ともに採用を強化中とのことですが、どのような方が活躍できそうですか?
篠原さん
社内外の関係者がかなり多いので、制作や営業など関係各所と連携を取りながら推進していけるコミュニケーション能力のある方が活躍している印象があります。
あとは、チャレンジ精神が旺盛な方ですね。新規のスキームを提案するにはバイタリティが必要になるので、失敗を恐れず一歩踏み込む勇気のある方が向いていると思います。
―――企画というといわゆる“アイデアマン”を想像される方も多いと思うのですが、それに関してはいかがですか?
篠原さん
「企画」という肩書きではあるのですが、実務としては既存スキームの組み合わせで提案することのほうが多いんです。クローズドキャンペーンがいいのか、オープンキャンペーンがいいのか、オープンならXを使うのかそれとも……といった具合ですね。
何か真新しいワクワクするような提案はもちろん大歓迎なのですが、面白いアイデアを100本ノックできる能力よりも、過去のライブラリや実績を参照しながらKPIを達成するためのスキームを論理的に計画・提案して、年間プロモーションを円滑に進めていくスキルの方が求められる仕事ですね。
―――なるほど……!制作はいかがでしょうか。
天田さん
ディレクションメインということもあり、制作も同様に一番重要なのはコミュニケーションスキルですね。「やりたいことを正しく伝える」「相手の言うことをちゃんと理解する」ということができないと仕事にならないので、コミュニケーションの質によってできあがるものが全く違ってくると思っています。
もう1つは、変に枠にはめないということです。「自分の仕事はここまで」と線引きをすることは可能ですが、それが良い仕事かと言うと、そうではないですよね。チームを越えてフォローしていくという意味でも、やりたいことやキャリアの実現という意味でも、サントリーの「やってみなはれ」精神を持って動ける人の方が圧倒的に活躍できると思います。
誰もが知る飲料ブランド×デジタルの成長性
―――お二人が実際に働いているからこそわかる、SMCの魅力や特徴を教えてください。
篠原さん
プロモーションの入口から出口まで、関わる範囲がかなり大きいですよね。制作チームにパスしている間ももちろん繋がっていますし、「LINEだけ」「SNSだけ」ではなくデジタルプロモーションを一貫で経験することができるので、幅広い経験を積みやすいのかなと思います。天田さん
日本のどこにいても買えるようなナショナルクラスのブランドを扱うので、スケールの大きい話が多いです。例えば、当社で運営している公式LINEアカウントの友だち数は、多いものでサントリー コーヒー BOSS公式LINEが約 170万人、ザ・プレミアム・モルツ公式LINEは約500万人です。ブラマネの方々とお互いにサントリーグループのブランド担当として、常に10万~200万人規模の消費者のことを考えながら意見交換ができるのは、おそらく他の代理店では経験できないのではないかと思います。また、自分の関わった仕事が日常生活のすぐそばにあるというのもやりがいに繋がります。
篠原さん
あとは、やはり成長性でしょうか。デジタルグループはまだ歴史が浅く、直近10年で約10倍の規模にまで急成長しており、またSMC全体で見ても2倍に成長しています。実力主義の絶対評価なので早い方は30歳前後でリーダーになっていますし、サントリーブランド×デジタル領域というブルーオーシャンでチャレンジできるというのは、きっとご自身のキャリアにとってもプラスなのではないかと思います。
また私個人としては、転勤がないことがすごくメリットだと思っています。家族を持った上で長く働いていくということを考えると、腰を据えて仕事に取り組めるというのは魅力の一つかなと思います。
天田さん
サントリーグループ全体に言えることですが、職務環境に関しては非常に意識が高いですよね。ライフワークバランスを大切にする意識が根付いていますし、管理職を含めた男性育休の取得実績も豊富です。福利厚生や手当に関しても本当に充実していると思います。
スピード感をもって一緒に新しい価値を創っていきたい
―――新しく入社された方とどういった未来を目指したいですか?
篠原さん
デジタルプロモーションは常に激しいスピードで変化しているので、その最先端に行きたいですね。当社はデジタル専門というわけではありませんが、酒類・食品のデジタルプロモーション領域に関しては最先端でありたいと思っています。今はLINEを使ったキャンペーンでようやく最先端に追いついてきたというところなので、人数が増えることによって手数を増やして、そのスピード感を一緒に早めていけたらと思います。
天田さん
プロモーションとは、ただキャンペーンを行うことではなく、そこからコミュニケーションを繋げていくことで、新たな価値をどんどん創っていくことだと考えています。だからこそ、そこにある仕事をただ回すだけではなく発展させて、一緒に新しい価値を作っていけたら良いなと思います。
―――有難うございます!それでは最後に、応募を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。
篠原さん
サントリーのファンをデジタルの力で一緒に増やしていきましょう。
天田さん
一緒に仕事を作っていく仲間としてお待ちしています。
この記事を書いた人


HIGH-FIVE編集部

クリエイティブ業界に精通した転職エージェントが、一人ひとりの転職活動をきめ細かくフォロー。
ご登録いただくことで、あなたの強みを引き出し、企業との本質的なマッチングを叶えます。
