建設業界の知識は不要、プロダクト開発がそのまま社会課題解決への貢献に。建設特化SaaSを提供するリバスタで働くということ
公開日:2023/06/19
変更日:2024/05/07
「つくる」の現場から、世界を変える。をミッションに、建設業界特化型SaaSを展開している株式会社リバスタ。2007年の創業から売上高は成長を続けており、社員数は創業時の約7倍に。2022年末には大手ゼネコンとのCO2排出量計測管理サービス共同開発を発表するなど、活発に事業を展開しています。
そんな同社は、事業拡大・新規事業の立ち上げに向け積極的にIT・Web人材を採用中。本記事では「リバスタで働く」にフォーカスし、実際に働く社員側からみた魅力を取材しました。
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>>IT×建設からサステナビリティまで、業界特有のしがらみを超えた独自の存在へ。 リバスタにしかできない「社会課題の解決」とは
PROFILE:株式会社リバスタ 執行役員 事業本部長 東 修平
2021年入社。電子マニフェストサービス「e-reverse.com」、建設現場施工管理サービス「Buildee」、建設現場ICT機器ソリューション「BANKEN」といった既存事業に加え、新規事業をもけん引する事業本部の責任者を務める。
目次
建設業界の知識は情報共有会でキャッチアップ。リモートワークも導入
―――――東さんも別業界から2年前に入社されたとのことですが、きっかけはなんだったのでしょうか?
私は元々IT系の事業会社で、主にデジタルマーケティングにより集客を行う事業に携わっていました。今のデジタルマーケティングの仕組みはAIの発達により、機械的にやっていくことも可能なわけで……そこで「自分がいる意味」がどこにあるのかを考えるようになりました。自分で言うのも恥ずかしいですが、もっと「人間力」のようなものが活かせる場所に行った方が良いのじゃないかなと思ったんです。
そんな時に誘いを受けて、リバスタの話を聞くことに。建設業界の話やこの会社が実現しようとしていること、社長のビジョンなどから「昔からのやり方が残る建設業界の生産性を少しでも向上させたい」というはっきりとした想いを感じることができました。
人が関わる部分をゼロにすることはおそらく永遠にできない。そんな中でも、ITの活用といった点で何か自分にやれることがあるんじゃないかと思い、今に至るという感じです。
―――――素敵ですね……!同様に別業界からいらした方もたくさんいらっしゃるそうですが、皆さんどういう風に業界の知識をキャッチアップされているのでしょうか?
例えば、「KY」ってなんだと思います?
―――――え……もちろん「空気読めない」ではないですよね……。
建設現場での「KY」は、「危険予知」を意味します。「危険予知活動」を「KY活動」と言うなど、特殊な業界用語はやっぱりたくさんあります。それらは社内のメンバーや、お客様との話の中でキャッチアップしていったりします。
また、リバスタ代表の高橋はゼネコン出身ですから業界のいろいろな情報を持っていますし、最近は「ゼネコンで施工管理を7年やっていました」という方も入ってきてくれているので、そういう業界経験者の社員に勉強会をやってもらうなどして、最近の現場はどのように動いているのか情報共有してもらうこともよくあります。
―――――情報共有が盛んだと、新しく入られる方も安心ですね!続いて、「リバスタに来ると実現できること」について教えてください。
一言でいうと、我々がキーワードとしている「社会課題の解決」「環境に対しての取り組み」に直接関われることが、やっぱり最大の魅力だと思います。業界に対してのご支援が、そのまま社会課題の解決に繋がるということですね。
あとWebクリエイター目線でいうと、弊社は事業会社ですから、プロダクトや事業を作っていくという「ものづくり」に(受託ではなく)直接関与できるというのは、当社に限ったことではないもののリバスタで働く魅力の1つかなと思います。
出社とリモートはハイブリッド
また当社の場合は残業時間がそれほど多くない点も魅力です。出社とリモートをハイブリッドにしていて、最大のパフォーマンスを発揮していただけるのであれば、午前中は家で作業をして、午後からの会議は対面のほうが良さそうなので出社するなど、業務効率によって選べるようにしています。
週何日出社してくださいとも、テレワークをしてくださいとも言っていませんが、皆さん定期的にオフィスにいますね。リモートワークのメリット・デメリットってそれぞれあると思うので、そのあたりはあえて自由にしています。
コロナが落ち着き、出社を義務付ける会社もあると聞いていますが、リバスタは今まで通り自由に選ぶ形をとっていて、みんな自己管理のもと仕事をしています。上司と部下の間に信頼関係が成り立っているからなんです。
マネジメントはあくまで「役割」。最大限にパフォーマンスを出しきれる状態に
―――――業界情報のこまめな共有や適正な残業時間、リモートワーク制度など、就労環境がとても整備されていますね!私は「専門職コースと管理職コースが選べる」という点に興味を惹かれました。珍しい制度ですよね。
そうかもしれませんね。これは私個人の意見ですが、マネジメントや管理職というのは「役割」だと考えています。「役割」と「役職」が同義になっていて「役職」につかないと手当てが出ないという会社も結構あると思いますが、「役職」と「役割」は別だと考えていて。
―――――マネジメントの「役割」ではなくなったからといって「昇格」や「降格」ではなく、例えばプロジェクトマネージャーのようにフレキシブルに変えられる「役割」であると。
そうです。一定期間リーダーという「役割」を務め、終了したら別のプロジェクトでは別の人がリーダーになるというように、フレキシブルに考えることでやりやすくなるのではと思うんです。
組織を横断したプロジェクトをどんどん作って、成果が得られたらそこは解散して、また別のプロジェクトを新たに作っていく。その時にはプロジェクトリーダーも変わり、そこに紐づくメンバーも変わっていく。といったことが、組織間でフレキシブルにできるようになっていくといいと思っています。
やはり「昇格」「降格」って気持ち的に揺さぶられてしまう部分もありますし、それを評価する側としてもやりにくい部分があるじゃないですか。果たしてそれって最大限にパフォーマンスを出しきれる状態なのか?と思うんですよね。
―――――特にクリエイターの方々は「自分で手を動かしていたい」という人もいらっしゃると思うので、マネジメント経験を「役割」として選べるのはすごく素敵だなと思いました。
将来的には「役職」ではなく「役割」に対してインセンティブを与えるみたいなことにも繋がっていけばいいなと思いますし。自身の得意不得意っていうのを良い意味で周囲に把握されるような機会にもなるかもしれないですよね。
安定した自社の収益があるからこそ、チャレンジできる環境
―――――社風の面ではいかがですか?
全体的に社長と距離が近いですね。何が当たるかわからない世の中で新しい事業をやっていくにあたり、最近だと「アジリティ」と言われたりしますが、「迅速性」がすごく大事なんです。
昔は、まずどれだけ市場があってビジネスプランをどう立てて、それが本当にうまくいくのかいかないのか……みたいなものを精査してから進めていましたが、今はもはやそんな過程は無駄。まずは小さく作って、とにかく見てもらい試してもらって、修正して……というのを繰り返して、重要性を確かめていくということをいかに速くやれるかが大事なんです。
―――――なるほど……!
そういう意味で、いかにぱっぱっと決めていけるかが大事ですから、社長と密に会話しながら経営に近いところで決定していける部分は魅力ですよね。社長もすごくアイデアマンな事業家ですから、情報交換がしやすいという面もあります。
―――――意思決定が速いのは確かに魅力ですね。あと「社内環境」も素敵だなと思います。今日このオフィスに入った瞬間、わ~!となってしまいました。
バーカウンターは、夜6時以降になるとお酒が飲めますよ。ビール、チューハイ系とか、社長が買ってくる白州とか。もちろん、ちゃんと業務終了させてからですが(笑)。
―――――素敵です!どなたの意見で導入されたのですか?やはり社長?
このオフィスには2017年に移転してきたのですが、その際に総務をはじめとして担当プロジェクトを組んで、どんなオフィスにしていきたいかを皆で考えたんです。その中で、コミュニケーションの場としてこういうの欲しいよねってことで、バーカウンターが作られました。
お客さまとの打ち合わせを夕方くらいにこのオフィスで設定して、終わったらちょっとそこで一杯……といったこともできます(笑)。わざわざお店に出向いてというほどではないものの、お客さまと会議室で話すよりも気軽に話したいといった時にはとても便利です。
あとは、採用活動でぜひ入社いただきたい方とカウンターでお話したりしますね。社内の他のメンバーも来てくれたり、社長のスケジュールが空いていればそのまま社長も入ってきたりします(笑)。「俺が必要だったらどんどん入れてくれ」と。
―――――そうなんですね!社長との距離が近いとのことですが、普段はどんな方なのですか?
めちゃくちゃパワフルです。パワフルですけど繊細な部分もあって、細かいところもちゃんと社員の声を聞いて、すぐに体現してくれます。ビジョンや熱い想いは話し始めると止まらないところがあったりして、少しおちゃめな部分もありますね。ビジネスを始めた時の大変だったエピソードなどもすごく面白いです。
―――――大変だったエピソード気になります!それを経て、今やこんなにも成長されたわけですものね。
そうですね。今や約3,000社ものクライアントがいるストック型のビジネスという大きな安定した基盤があって、それをベースにしながら色んな新しい事業を作って、BuildeeもBANKENもおかげさまでそれぞれ1つの大黒柱になりつつあります。そして、4つ目5つ目の新しいビジネスをやっていこうとしている。
当社は無借金ですし、おかげさまで業績も右肩上がりで、新しいチャレンジができるのも安定した自社の収益があるからこそ。そんなベンチャー企業はなかなかないんじゃないかな、と思います。
どんな声にも応えられるよう、さまざまな可能性を採用したい
―――――掘れば掘るほど魅力が出てきますね……!では、今回採用したい人材像を一言でいうと?
実は、「こういう方に来てほしい」というよりも、幅広い方に応募していただいて、一緒にお話しながら柔軟に決めていきたいと思っています。というのも、選考中お話していく中で「応募した枠とは違う職種も面白そうですね」となることもよくあるんですよ。
もう1つは、バックキャスティング(目標とする未来から逆算する)的な考え方です。色んなお客様から「一緒にやりましょう」とお声がけいただくことが本当に増えてきていて、この傾向はおそらく変わらないと思うんですよね。そして、何かやると決まってから採用しようとしてももう遅い。
そういう意味で、色んな可能性のある方を今のうちからどんどん幅広く採用していきたいと思っています。
―――――幅広く採用していく中でも、共通する要素はありますか?
口を開けて待っているというよりも、自ら色々手を動かしたりチャレンジしたりできる方は必要かなと思います。事業会社ですから、業界に特化した中でもさまざまな切り口でどんどん新しい事業を考えていきたい。
新規事業を作っていく中でも、例えば既存の事業の中でデジタル化できる領域を広げていくという考え方もあれば、今まではゼネコン向けに色々やってきたところを施主向け、作業員向けにするといった考え方もありますよね。
例えば、建設作業員1人1人の私生活も含めたサービスを提供していくとする場合、ターゲットが絞り込まれたコンシューマービジネスも今後考えられるかもしれません。そういった切り口も含めて「建設業務に関連した人たちに向けたバーティカルSaaS」だと思っています。
このように色んな切り口で過去のご経験は生かされると思っているので、自らチャレンジできる方であれば、今までやってこられたご経験から色んな可能性を想像しながら採用していきたいですね。
―――――今のお話で、他の業界から入社された方が多い理由がなんとなくわかりました。色んな目線で、色んな経験を活かしながら、建設業界をより良くすることに興味を持てる人、共感できる人が働きやすい会社なんですね。
もちろん建設業界での知識や経験知もすごく有効です。そういう方ももちろん来てほしいと思っていますが、それが全てではないということはお伝えしたいです。
―――――それでは最後に、応募を検討されている方へのメッセージをお願いします。
色んな意味で、これから会社のステージが大きく変わっていくと思います。良い部分もあれば悪い部分もあるかもしれませんが、そういったフェーズが経験できる機会は求めてもそうないことだと思います。
タイミングも含め、私たちが業界を変えていこう、社会課題を解決していこうとしていることに共感していただけるようでしたら、ぜひご応募いただけたらと思います。
―――――ありがとうございました!
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この記事を書いた人
HIGH-FIVE編集部
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