転職活動中に面接結果がなかなか来ない理由は?採用担当者に問い合せる時期と例文を解説

公開日:2025/11/20

変更日:2025/11/20

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転職活動において、面接が終わった後の結果待ちの時間ほど長く感じる瞬間はありません。数日経っても音沙汰がないと「面接に落ちたのかもしれない」「もう連絡は来ないのでは?」と落ち着かない気持ちになってしまうものです。

特に結果の期日が伝えられていない場合や企業によって対応が異なる中で、何も行動できずに不安だけが募る方も多いでしょう。

この記事では、面接結果の連絡が来るまでの一般的な目安や連絡がない理由、そして問い合わせるべきタイミングとその方法を例文を用いて紹介します。面接結果を待ちながらも、できることを前向きに進めたいと考えている方にとって、この記事が少しでも役に立てば幸いです。

面接結果が来る目安

面接を終えたあと、企業からの連絡が来るまでの期間は応募者にとって非常に長く感じられます。とはいえ企業側にもさまざまな事情があるため、必ずしもすぐに結果を伝えられるとは限りません。

ここでは、企業の規模や選考フローによって異なる連絡の目安や結果が遅れる傾向にある業界の特徴、「サイレントお祈り」と呼ばれる現象について解説します。

まずは、平均的な連絡がくるタイミングを把握しておきましょう。

【企業規模や選考フロー別】面接結果の連絡が来る目安

一般的に、面接結果の連絡は早ければ翌日〜3日以内、遅くても1〜2週間以内が目安とされています。ただし、企業の規模や選考の進み具合によって大きく異なります。

企業タイプ

結果通知の平均的な目安

傾向

大企業

面接後1〜2週間

社内承認プロセスが多く、時間がかかる傾向

中小企業

面接後3〜7日

比較的スムーズに連絡が来ることが多い

ベンチャー企業

即日〜3日以内

決定が早く、即日連絡も珍しくない

外資系企業

面接後1〜2週間以上

海外本社の承認を要する場合はさらに時間がかかる

企業によっては、面接時に「○日以内にご連絡します」と伝えられることもありますが、予定通りに連絡が来るとは限りません。選考が想定より長引くケースも多いため、あまり神経質になりすぎず、まずは平均的な日数を目安に落ち着いて待つことが大切です。

面接結果が来ない・遅れる理由

面接を受けてから日が経っても連絡が来ないと、「忘れられているのでは?」「もう落ちたのかもしれない」と不安が募るものです。しかし、企業側にも連絡が遅れる理由があるケースが多く、一概に不合格と判断するのはまだ早いです。

ここでは、面接結果の連絡が来ない・遅れる4つの背景を具体的に解説します。

応募者多数で選考に時間がかかっている

応募者が多い場合、1人ひとりの評価や社内のすり合わせに時間がかかるのは当然です。特に人気企業や複数職種を同時募集している企業では、面接が終わっても選考自体が継続中である可能性が高くなります。

選考担当者は、数十人の面接内容を比較しながら最終決定を行うため、「面接が終わった=すぐに結果が出る」とは限らないのです。こうしたケースでは、面接結果の連絡までに2週間程度かかることも珍しくありません。

もし選考が長引くことが予想されるなら、企業側から「少々お時間をいただく可能性があります」といった案内があることもあります。こうした説明があった場合は、焦らずじっくり待つのがベストです。

社内調整や決裁に時間がかかっている

採用の決定には面接担当者の意見だけでなく、複数部署や役職者の確認・承認が必要な場合があります。特に大企業や外資系企業では最終判断が本社や別部署に委ねられていることも多く、時間がかかる傾向があります。

このようなケースでは通過者を一度にまとめて報告し、社内稟議が下りた段階でまとめて通知するスタイルもあります。そのため、合否の決定は済んでいても、通知のタイミングが遅れているだけという可能性もあるのです。

社内の事情でタイミングがずれることは応募者からは見えにくいため、「まだ結果が来ない…」と過剰に心配する必要はありません。

合格者から順に連絡しているケース

企業によっては、合格者に先に連絡を入れ、辞退が出た場合に次点候補者に声をかけるという流れを取っていることもあります。この場合、合格者の辞退がなければ連絡が来ない、つまり「繰り上げ合格待ち」の状態になることもあります。
このような運用は採用人数が少なく人気のポジションで特に見られます。企業としては効率的な方法ですが、応募者としては「返事がない=保留状態」という不安定な状況に置かれることになります。

採用担当者の多忙・連絡漏れ・メールトラブルなど

意外と多いのが、担当者の多忙やシステムトラブルによって、連絡が後回しになったり届かなかったりするケースです。下記のような人的・技術的な要因も考えられます。

  • 担当者が長期出張や別業務で手が回っていない
  • 書類の取りまとめや稟議が滞っている
  • メールが迷惑メールフォルダに入ってしまった
  • メールアドレスの打ち間違いや送信エラー

企業からのメールに対して返信がないと再送を控える場合もあるため、応募者側でもこまめなチェックが必要です。迷惑メールフォルダや、応募時のメールアドレスに誤りがないか今一度確認してみましょう。

面接結果が来ないときに問い合わせはしてもいい?

面接結果の連絡が遅れていると、「こちらから連絡してもいいのか?」「催促と受け取られないか?」と不安になるものです。しかし、状況に応じて問い合わせることは決してマナー違反ではありません。むしろ適切なタイミングと伝え方を守れば、前向きな姿勢や丁寧な対応が好印象につながることもあります。
ここでは、いつ・どのような条件で問い合わせるのが適切なのかを解説します。

期日が伝えられているなら翌日以降に問い合わせを

面接時に「〇日までにご連絡します」など、明確な期日が示されていた場合は、その日を1日過ぎた段階で問い合わせても問題ありません。
企業側も応募者がその期日を気にしていることを想定しています。そのため、以下のような対応が基本となります。

  • 期日を1日〜2日過ぎた時点で問い合わせるのが妥当
  • 問い合わせ時は「念のため確認させていただきたく」といった丁寧な表現を使う
  • あくまで状況確認という立場を崩さない

例えば、「○月○日までにご連絡いただけるとのことでしたので、念のためご確認させていただきました」といった形で伝えれば、ビジネスマナーとしても失礼にあたることはありません。
焦って当日に問い合わせると、「まだなの?」という催促と受け取られる恐れがあるため、1日程度の余裕を持つのが無難です。

期日が伝えられていないなら面接日から1週間後が目安

一方で、面接時に明確な連絡期日が示されなかった場合は面接日から1週間を目安に問い合わせを検討するのが一般的です。企業によって対応スピードは異なりますが、1週間程度が経過すれば選考の進捗状況を確認するには十分なタイミングです。

なお、連絡の際は「確認」と「感謝」の姿勢を意識し、ビジネスとして丁寧なトーンで伝えることが大切です。具体的な問い合わせ方については、この後詳しくご紹介します。

【例文あり】面接結果を問い合わせる際の正しい伝え方

問い合わせのタイミングが適切であっても、その伝え方によっては印象を悪くしてしまう可能性があります。逆に、丁寧で落ち着いた表現を心がければ企業側に誠実さやビジネスマナーのある人物として映ることもあります。

ここでは、問い合わせ前に確認すべきポイント、メールでの問い合わせ例文、電話での対応方法と注意点を詳しくご紹介します。

問い合わせ前に確認すべきこと

問い合わせを行う前に、以下の点を事前に確認しておくことが大切です。事前確認をすることで不要な誤解や失礼な問い合わせを避けることができます。

  • 面接時に連絡期日が伝えられていなかったか
    メモやメールを見返し、企業から伝えられた情報がないか確認します。
  • 迷惑メールフォルダにメールが入っていないか
    メールが届いているのに気づいていない可能性もあるため、必ずチェックします。
  • 応募時のメールアドレスに間違いがないか
    登録ミスや打ち間違いで連絡が届いていないケースもあります。
  • 企業のWebサイトや採用ページに進捗の目安が掲載されていないか
    一部企業では「○日以内にご連絡します」といった案内が掲載されている場合があります。

これらを確認したうえで、それでも連絡が来ない場合にのみ、問い合わせをするのが望ましい対応です。

メールで問い合わせる例文

メールでの問い合わせは、記録が残り、相手にとっても確認しやすいため、最も一般的かつおすすめの方法です。以下に、実際に使える例文を紹介します。

【件名】面接結果のご確認(○月○日 面接/○○[氏名])

株式会社〇〇
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。
○月○日に貴社にて中途採用面接を受けさせていただきました、○○ ○○(氏名)と申します。

先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
その後の選考状況につきまして、念のため確認のご連絡を差し上げました。

ご多忙のところ恐縮ではございますが、現在の進捗についてご教示いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

○○ ○○(氏名)
メールアドレス:xxxxx@example.com
電話番号:090-xxxx-xxxx

このように、丁寧な言葉遣いで簡潔に状況を伝えることがポイントです。特に、感謝の気持ちを忘れずに伝えることで、印象の良さにもつながります。

電話で問い合わせる例文と注意点

電話での問い合わせは、急ぎの場合やどうしてもメールで返答がない場合に限るのが望ましいです。口調や言い回しに注意し、相手の時間を配慮した対応を心がけましょう。

電話の一例

「お忙しいところ失礼いたします。

私、○月○日に中途採用面接を受けさせていただいた○○と申します。

その節は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

その後の選考状況について、確認させていただきたくご連絡いたしました。

ご担当の方がご在席でしたら、お取次ぎいただけますでしょうか?」

電話での注意点

  • 午前中や始業直後・昼休憩直前は避ける
  • 名乗りと要件は簡潔にまとめる
  • 留守電の場合は無理に詳細を残さず、折り返しをお願いする程度に留める
  • 相手の立場や状況に配慮し、丁寧な口調で話す

電話での問い合わせは、丁寧に対応すれば好印象にもなりますが、逆に無遠慮な対応はマイナスに働くため、慎重に対応することが大切です。

面接結果を待っているときにできること

面接の結果をただ待っている時間は焦りや不安が募りがちです。しかし、じっと連絡を待つだけでは精神的にも疲れてしまいます。そんなときこそ、自分の中でできる準備や見直しを行うことで次のチャンスに備えることができます。

ここでは、待機時間を有効に活用するための具体的な行動をご紹介します。前向きに取り組むことで、不安な気持ちを和らげるとともに、次の選考への自信にもつながります。

面接を振り返り、改善点や学びを整理する

面接直後の記憶が鮮明なうちに、自分の受け答えを振り返ることは非常に有益です。何をうまく話せたか、どこで詰まったか、どんな質問が来たかをメモに残しておくと、次回の面接対策にも活かせます。

面接の振り返りポイント

  • 自己紹介や志望動機は自信を持って話せたか
  • 想定外の質問にはどう答えたか
  • 相手の反応から、関心が高かった内容は何か
  • 話し方や表情、姿勢などに改善点はあったか

面接は、経験を重ねることで少しずつ慣れていくものです。結果の連絡を待ちながら、自分の成長につながる学びを見出すことが大切です。

次の選考や別企業への準備を進める

1社の選考結果を待つ間に転職活動を止めてしまうと、万が一不採用だった場合に再スタートが遅れてしまいます。気持ちが落ち着かないときこそ、新たな求人を探したり、別の企業への応募書類を整える作業に取り組むことが重要です。

次に備えるためにできること

  • 最新の求人情報をチェックし、気になる企業をピックアップする
  • 志望動機や職務経歴書のブラッシュアップを行う
  • 面接日程の調整や応募準備を整えておく

「連絡がない=終わり」ではありませんが、同時並行で動くことで心理的な余裕も生まれます。チャンスを広げる姿勢が、最終的な成功にもつながります。

キャリアの軸を見直して自己分析を深める

面接を経て「この企業、本当に自分に合っていたのか?」と立ち止まって考えることは、転職活動全体において非常に大切なことです。自分の価値観やキャリアの軸を見直すことで、より納得のいく転職先を選ぶ判断材料が得られます。

自己分析のポイント

  • 自分が転職で実現したいことは何か
  • 働くうえで譲れない価値観や条件は何か
  • これまでの経験の中で、自信を持てる実績は何か
  • なぜこの業界・職種にこだわっているのか

焦りから「とにかく内定を取りたい」となりがちですが、納得できる選択のためには冷静な自己分析が不可欠です。結果を待つ間に少し立ち止まり、これまでとこれからを見つめ直す時間にするのも良い方法です。

まとめ

転職活動では面接結果の連絡が遅れることは珍しくありません。企業の事情による選考の遅れや連絡漏れもあり得るため、平均的な連絡の目安を知り、焦らず落ち着いて待つ姿勢が大切です。適切なタイミングとマナーを守れば、問い合わせも失礼にはなりません。

また、結果を待つ時間は、自己分析や面接の振り返りなど、次に備える良い機会でもあります。面接結果に不安を感じる方は、転職エージェントを活用して企業とのコミュニケーションを依頼することがおススメです。

特に「HIGH-FIVE」は求職者と企業の双方を直接支援する【両面型】の転職エージェントのため、企業側の動きにも精通しており、面接結果の確認や連絡の橋渡しもスムーズです。 書類添削や面接対策、条件交渉まで含めて、転職活動を総合的に支援しています。

一人で悩まず、信頼できるパートナーとともに納得のいく転職を目指していきましょう。

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