【2023年下半期】最新Webデザイナー転職市場を現役転職エージェントが解説!
公開日:2023/02/13
変更日:2024/04/08
2023年も下半期に突入しようとしています。こんにちは、HIGH-FIVE編集部です。
今この記事を読んでくださっている皆さんは、心機一転、転職活動の準備を始めようかな……といったところでしょうか。
そんな皆さんのために、今回は「2023年下半期Webデザイナー・クリエイター転職市場解説」と題して、最新のWebデザイナー・クリエイター転職市場情報まとめをお届けします!
・Webデザイナー・クリエイターの採用状況って今どうなの?
・転職するなら何月がおすすめ?
・今採用ニーズが高まっている領域は?その理由は?
などなど、気になるあれこれをHIGH-FIVE転職エージェントの渡辺に教えてもらいました。
\業界専門用語で会話OK!/
目次
2023年下半期、Webデザイナー・クリエイターの採用状況は上向き
こんにちは、HIGH-FIVE転職エージェントの渡辺です。
2023年も下半期に入りましたが、今のところ採用状況は上向きといって良いと思います。
そもそもWebデザイナー・クリエイターの採用ニーズは、コロナ禍のマイナス影響をあまり受けていません。ZoomやAmazonなど、むしろ追い風になった会社もあるくらいです。
世の中の働き方が急速に変わり、出社の必要がなくなったことで新たなデジタルツールが台頭したり、展示会等のリアルイベントからデジタルマーケティングにシフトされたりと、Webクリエイターの活躍の場はどんどん広がっていると言えるでしょう。
ただ、今後の景気変動の動向に関しては少し気になりますね。流石にいきなり状況が悪化することはないとは思いますが、景気と雇用は密接に関与しているので、もし転職を考えているのであれば早めに動いておくと安心かもしれません。
転職におすすめな時期は「今」
実は中途採用・キャリア採用において、おすすめの時期というのは特にありません。というのも、多くの企業が就活のような応募期間の規定がないので、要件に合う人が採用できたらそこで募集終了してしまう「ご縁とタイミング」の世界だからです。
なので先ほども述べたように、私としてはあまり時期を考えすぎず、動けるのであれば動いておいたほうがいいというのが大前提だと思っています。
ただよく言われることではありますが、もしタイミングが重なるようであればご自身のボーナス月を退職日にするのは良いかもしれませんね。やっぱりボーナスはもらっておいたほうがいいですから(笑)。
ボーナス支給がある企業でも、入社数か月の社員は対象にならないことがほとんど。ということは、入社1年目は提示された想定年収にボーナス1回分満たないことも多いわけです。だったら現職でもらっておいたほうが良いよね、ということですね。
また、4月と10月は日本的な期変わりの時期なので、人員計画によって4月入社・10月入社を想定した募集ポジションが出やすいというのはあるかもしれません。
SaaS・サブスク領域のUI/UXデザイナー採用がアツい
SaaS (Software as a Service)とは、インターネット経由で利用できるソフトウェア、クラウドサービスのことです。コロナ禍を経て浸透したWeb会議ツールやビジネスチャット、クラウド会計ソフトなどがわかりやすい例ですね。SaaSを提供する企業はどんどん増えており、そのために採用ニーズも増えています。
テクノロジーの力で既存業務の生産性を高める「IT化」、さらにデジタル技術を用いて人々の生活を変革させる「DX(Digital Transformation)」が進むにつれ、各種サービスの差別化ポイントは機能よりも「使いやすさ」になっています。それに伴い、UI/UXデザイナーのニーズは高まっていると言えるでしょう。
求職者に人気なのは「社会貢献」に携われる企業
逆に求職者目線で人気の求人という意味では、医療やSDGs、フェアトレードなど社会問題の課題解決に寄与するようなプロダクト・サービスを提供している企業の人気が上がってきています。今までクリエイターからは「かっこいい・おしゃれなものを作りたい」というニーズが多かったのですが、以前に比べて社会貢献への意欲が高まっているようにみえますね。
そういった企業は今とても応募が集まりやすいため、興味がある場合は早めに採用枠が埋まることを見越してアクションしておくことをおすすめします。
メーカーや金融などの自社採用も増加
いわゆるIT・Web系ではない企業にも、デザイナー・クリエイター人材のニーズが出てきています。特にメーカー・小売はEC、銀行はアプリやネットバンキングを強化するため、今まで外注していた制作・クリエイティブ分野を自社で内製化する企業が増えてきました。
その理由として、下記があげられます。
1:ランニングコストを考えて、プラットフォームを自社で保有したい
2:ユーザーやマーケットの変化、ニーズに対応するためのスピードを担保したい
3:制作コストを抑えやすい
4:世界観を保ちやすい
メガバンクなどはまだアナログなイメージが強いかもしれませんが、今まで法人向けの融資が収益のメインだったところを金利低下の影響で個人向けのサービスも積極的に取り扱い始めており、それに伴ったアプリ等のDXと内製化が急速に進んでいます。
事業会社で働きたいWebデザイナー・クリエイターの方は、非公開求人も含めぜひチェックしてほしい領域です。
理念やビジネスへの共感度が重視されている
最近求人企業からのオーダーで多いのは、「自社理念への共感」「自社ビジネスへの関心」が高い人材を採用したいということ。年収や働きやすさなどの条件ドリブンでは、組織が立ち行かない時代になってきたのではないかと思います。
特にIT・Web業界に多いスタートアップ企業は状況の変化も大きく、つらい局面も多いもの。そんなときでも、「この事業を成し遂げたい」「自社のサービスで社会を変えたい」という強い共感や関心があれば、一緒に乗り越えられる可能性が高い。
逆に言えば、いくらスキル的に優秀でも考え方がカルチャーに合わないと、組織としての力を発揮できないと考えている企業が多いということですね。
企業選びや選考でアピールする際の参考になればと思います。
まとめ
ビジネスモデルが少しずつ変化しているその軸には、ITやクリエイティブの力があります。金融、メーカー(小売)、旅行会社など、今まで実店舗が当たり前だったサービスも、コロナ禍をきっかけにオンラインへのシフトがかなり進みました。
クリエイターが活躍できる場所は確実に増えているので、情報収集からでもぜひ気軽に転職エージェントに相談してみてください。そして、その転職エージェントがHIGH-FIVEであれば嬉しいです。
今回教えてくれた転職エージェント:渡辺 和宏
この記事を書いた人
HIGH-FIVE編集部
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