【営業兼ディレクター×人材業界】全くの異業種から転身した営業・ディレクターに直接取材!根掘り葉掘り聞いてみた
公開日:2023/05/29
変更日:2024/09/19
「Webクリエイターの仕事」って、なんだかふんわりしている……(気づき)
同じ職種であっても、所属組織や扱っているプロダクト・サービスによって「これはもはや別の仕事なのでは?」というほど知らない部分があったりしませんか?
転職する前に他の会社がどういう仕事をしているのか知っておきたい……そんなあなたのために、今回は「人材業界の営業兼、制作ディレクター」に直接取材してきました!
今回取材した戸田さんは、なんと元フラワーデザイナー。全くの異業種からWebクリエイターになった方法もあわせてご紹介します。
\業界専門用語で会話OK!/
フロント業務からコンサルティング、ディレクションまで携わる
戸田さん(仮名):営業・制作ディレクション歴10年。前職はフラワーデザイナー。
▼HIGH-FIVEの「Webクリエイター」の定義(「HIGH-FIVEとは?」の項を参考)
https://note.high-five.careers/n/n333cc5235a82
―――――以前からわたしたちHIGH-FIVEの集客施策を手伝ってくださっている戸田さんですが、ディレクターと思いきや肩書きとしては「営業」なんですね!
戸田さん
そうなんです。施策の実施が決まったあとのディレクションにはもちろん入りますが、クライアントとのフロント業務や集客コンサルティングがメインにはなるので、一概に専任ディレクターというわけではないんですよね。
―――人材業界やWeb業界は、営業がコンサルティングやディレクションまで担当することも多いですよね。戸田さんにとってこのお仕事のやりがいや面白さって何ですか?
戸田さん
これは職種というより業界のお話かもしれませんが、人材に関するお仕事ゆえに「色んなお仕事について深く知れる」っていうところは結構好きです。クライアントと採用について話したり、自分で調べたりしていく中で、いわゆる“職業体験”のようなことができるのが個人的に面白いなあと思っている部分です。
―――――確かに、採用という側面からクライアントのビジネスに深く入り込めるのは人材系の特権ですよね!逆に大変なことというか、日々の仕事の中でこれ厳しいな~と思うことはありますか?
戸田さん
ヒアリングと社内調整でしょうか。クライアントが本当に求めている本質を理解するために聞き出すことは、簡単なようで難しいです。商談後にクライアントとの話を振り返った際、もう少し深堀りするべきだったと改めてお電話してしまうことも何度もあります。
またクライアントに寄り添うために、ヒアリングしてきた要望を正確に制作スタッフやマーケターに伝えてディレクションしていく中の各種調整は大変な部分ですね。
「アルバイトでもいいからまずは経験を積む」
―――――ちなみに、戸田さんが今の会社に入られたきっかけって何だったんでしょうか?
戸田さん
前職がフラワーデザイナーで、ブライダル装飾をメインに途中からテレビ局の装飾なども担当していたんですが、テレビ局の仕事は本当に終わりの時間が読めなくて、重たいものも扱いますし体力的にしんどくなってしまって。
長く働いている方も同僚の中にはいましたが、私は10年後も同じ仕事をしているイメージがつかなかったんです。そこからWebの学校に通って、働きながらデザインやコーディングの勉強をして、Web系の職種で転職をしました。
―――――そこでWebを学ぼうと思ったのって何故だったんですか?今までWebとは全く畑違いの業界にいたわけですよね。
戸田さん
自分が関わっているテレビ番組を紹介するサイトやブログを休憩時間に見るのが楽しみで、そこからWeb制作の仕事に興味を持ちました。
―――――デザイン・コーディングを勉強されていた中で、今の職務になった経緯は?
入社当時まだ制作のお仕事は少なくて、当時の上司が営業~制作・広告運用まですべてこなしていました。私はサイトやバナーの修正、簡単なバナー作成などを対応していたのですが、そのうち制作のお仕事が増えてきて、専任のWebデザイナーを増員することになったんです。
僅かな修正であれば私でも対応できましたが、イチから制作する場合は、やはりデザイナー経験者の方にお願いしたほうがクオリティーもスピードも担保できます。そこで気がついたら私はクライアント対応のほうがメインになっていたという感じです。
―――――なるほど!制作の現場を経て、クライアント対応にシフトされていったのですね。それでは、実際の転職活動はどのように進められたんでしょうか?Webの学校に通っていたとのことなので、そこに求人がきていたとか?
戸田さん
某アルバイト募集サイトから応募しました。
―――――え?アルバイトだったんですか!?
戸田さん
はい。未経験だったので、アルバイトからでもまずは経験を積もうと考えたんです。転職エージェントも利用したことがなくて、「Webデザイナー 求人」とか「Webデザイナー 神奈川」とかで検索して今の会社にたどりついて、契約社員からスタートしました。うちの会社は間口が広くて、パートから社員になったって方も結構いるんです。
―――――なんと!入口がパートや契約社員であってもちゃんと経験を積んで正社員になられているということは、きっと優秀な方がたくさんいらっしゃるんですね。未経験だからこそ、正社員でなくても「まずは入社する」ことを考えるのは大切なのかもしれません。
人材業界の営業兼ディレクターに向いている人とは
―――――最後に、今から人材業界の営業兼ディレクターを目指したい方に対して、どういう方が向いていると思いますか。
戸田さん
そうですね……クライアントのお話を聞くことがメインの1つなので、「人」や「仕事」に興味があって「共感する力」がある人が向いているかもしれません。クライアントの課題に対して「どうにか解決してあげたい」と寄り添える方がいいのかな、と思います。
また向いているとは違うかもしれませんが「この会社で働く人はどんな人かな」「この仕事を目指す人はどんな人だろう」ということを空想や想像するのが好きな人には、とても楽しめるお仕事かと思います。
―――――戸田さんの人となりが良く伝わる素敵なエピソード……!コンサルティングに限らず、クリエイティブ制作の部分でも共感力や想像力は確かに大事な要素な気がしますね。ありがとうございました!
本コーナーについて
IT・Web系クリエイター専門の転職エージェントであるHIGH-FIVEだからこそ、クリエイティブ職の仕事には誰より詳しくありたい!
そんな思いのもと、実際にWeb系クリエイティブ職として働いている方にHIGH-FIVE編集部が根掘り葉掘りインタビューをして、クリエイティブ職をつまびらかにしていきます。
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この記事を書いた人
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