【グラフィックデザイナー】キャリアを見つめ直したい。求人が少ない中、転職エージェントを活用して見つけた新たな道

グラフィックデザイナー、キャリアを見つめ直して転職へ

――今回転職しようと思ったきっかけを教えてください。

新卒から広告の制作会社でデザイナーとして働いていたのですが、30 歳になる手前でこれからのキャリアについて見つめ直してみたんです。

そもそも広告制作会社に入った目的が、若いうちにデザインのスキルを一気に上げたいと思ったところからなのですが、社会人6年目になり、自分の中でかなりデザインのクオリティを上げることができた、かつ外部の人とのやり取りも一人でやれているという感覚が出てきました。

そのタイミングで、業界に入った時に目標としていたことはやり遂げたなと思い転職を考えました。

――働く環境などはいかがでしたか？

働く環境で言うと、新卒でこの業界に入ってから夜中もずっと働いていて、睡眠なんてほぼないような状態だったんです。よく病気にならなかったなっていうぐらい働いていましたね（笑）。でもそろそろやばい気がして、そのあたりも改善できたらなとは思っていました。

――休みも基本ないような感じなのでしょうか……？

基本なかったです。「休む＝インプットの時間」みたいな感じがあって、休みがあったとしても資料を探しに行くとか、学習の時間に充てるとか、自己制作するとか。それに仕事がとにかくたくさんあり、勤務時間内では終わらないので「土日でどうにか稼ぐしかない」と仕事を片付けていたりもしていたので……そもそも休みという概念があんまりなかったですね。

偶然つながった転職エージェント

――転職を考え始めてから、どのように情報収集をされていきましたか？

まず最初はCM でよく見るような大手求人サイトにいくつか登録し、気になる求人を中心に見ていました。……でもグラフィックデザイナーの募集って全然なくて。あるにはあるのですが、条件的に今よりも下がってしまうような会社が多く、キャリアアップを目指す上では「行きたい」と思えるような会社がなかったんです。初めは苦戦しました。

――その時点で転職エージェントという選択肢はありましたか？

自分で探していても求人がほとんどなかったので、転職エージェントを通すともっとないのではないかと思っていたんです……。

――ではクリーク·アンド·リバー社にご依頼くださったきっかけは何だったのでしょうか？

そもそもエージェントサービスと求人サイトの違いがあんまり分かっておらず、求人に応募すると、その求人を持っている転職エージェントと面談する流れになっていることを知らなくて。

求人情報プラットフォーム上で見つけたグラフィックデザイナーの求人に応募したところ、クリーク·アンド·リバー社から連絡を頂いたという感じです。

――エージェントという選択肢がなかった中で、エージェントと繋がることはマイナスになりませんでしたか？

はい、それはありませんでした。以前にも転職エージェントとやり取りをしたことがあり、その時の印象が良くて。

例えば書類で落ちてしまった時に、自己応募だと「自分がダメだったんだな」で終わってしまいますが、転職エージェントを通すことで「社内調整で人が補充できたから」とか、「もう少し歳が上のリーダー職を求めているから」とか理由を聞かせてもらうことができ、納得感があったんです。

そのため転職エージェントを通して転職活動ができるのであれば、それが良いなと思っていました。

密なコミュニケーションが転職エージェントの信頼感に

――実際にクリーク·アンド·リバー社を利用してみた感想をお聞かせください。

面談をしてくださった時に、すごく親しみやすい雰囲気でお話ししやすかったというのが神崎さん（HIGH-FIVE転職エージェント）の最初の印象ですね。退職理由なども親身になって、とにかくたくさんお話を聞いてくださいました。

そこから、LINEで随時おすすめの求人を送ってくださったりとか、面接の前に「頑張ってくださいね」と送ってくださったりとか、面接に向けてオンラインを繋いで対策しましょうかと提案してくださったりとか。

そうやってコミュニケーションをこまめにとってくださったことがすごく良かったなと印象に残っています。

――面接前の準備はどのような内容だったのでしょうか？

例えば今どのくらいこの求人に応募が来ているか、一次面接で落ちる人は結構多いのか、最終落ちてしまうような人もいるのか……そういう、自分では会社に聞けないような詳細な情報を教えてくれたのが本当にありがたくて。すごく心強く、自信を持って面接を受けにいくことができました。

――神崎からお送りした求人は、Tさんにマッチしていましたか？

もともと自分で調べていた時から「入りたい」と思える会社があまりなかったので、神崎さんが送ってくださった求人に対しても初めは断ることが多かったんです。

ですが自分では興味が持てないような会社でも、詳細を見てみたら「こういう会社があるんだな」と検討する幅が広がったりもしたので、そういうご提案も含め、求人を幅広く出してくださったという意味ではすごく良かったなと思っています。

――Tさんの「入りたい」と思える会社はどのようなところだったのでしょうか？

前職の広告制作での経験が大きいのですが、日常の中で自分が作ったものが目に触れたりとか、それを見た人がSNS上で感想をくれたりとか、そういうのがすごく楽しくて。

自分のやっていることで誰かを楽しませられるような、そういうちょっとした影響を与えることができる仕事がしたいなと思っていました。なのでエンタメ系を中心に探していただいていましたね。

広告の知見を活かして、新しい業界でチャレンジ

――今の会社に入社を決められた理由を教えていただけますでしょうか？

面接の際に「広告の知見があまり蓄積できていない」という課題があるとお伺いしたのですが、それに関して前職で培った広告の知識があるので、今までの経験を活かしながら、新しいことにチャレンジできると思えたことが大きいです。

あとは、私が幼い頃から知っているIPを扱う会社だったのでなじみがあったのと、その会社を調べていくうちに、企業理念など共感できる部分が多いことに気付いて。選考を通して「この会社に入社したいな」という気持ちが高まっていったというのもありますね。

――「共感できる部分があった」とのことですが、具体的にどのようなところだったのでしょうか？

以前勤めていた広告制作会社では、せわしなくピリピリした雰囲気の中で働いていたんです。ですがもっと周りとコミュニケーションを取りながら仕事をしたいなという思いがあって。

転職先の企業理念は、そういった自分の価値観とぴったり合うようなものであり、そしてそれが社員の方々にも根付いていそうだなと面接などを通して感じることができました。

――ありがとうございます。最後に次の会社での夢や目標を教えてください。

今後の目標としては、デザイナーとしては色々な技術やスキルを身につけてこられたと思っているので、今度は下の世代に教えていくようなことができたら嬉しいです。そんな仕事ができたら、自分自身の成長にも繋がるのではないかと思っています！

 ――良いお話をありがとうございました！

担当転職エージェントからヒトコト

Tさんはグラフィックデザイナーとして代理店でたくさんの案件を手がけてこられ、その経験から申し分ないスキルと実績をお持ちでした。ご応募いただいた時点ですでに今回内定された企業に「チャレンジしたい！」という希望を伺っておりましたので、他社を無理にご紹介するのではなく、その1社に集中して対策をするというサポートを意識しましたね。

希望された企業とは日頃から深くお付き合いがありましたので、書類やポートフォリオの添削では「これまでどんな方が選考を通過しているのか」という視点での改善点や、企業の雰囲気に合わせたポートフォリオの魅せ方など、具体的なアドバイスをお伝えいたしました。

また、今後の選考の流れやスケジュール感なども把握していたため、Tさんご自身で応募されていた他の企業の選考タイミングを考えつつ、一緒にゴールまでの道筋を整理しながら転職活動を進めていくことができました。

無事に憧れの企業へ内定されたTさん、ご支援できたことを大変嬉しく思います。Tさんの代理店で培われてきた「幅広いスキル」は次のステージでも必ず活かせますし、新たなエッセンスとして価値を生み出していけるはずです。今後のさらなるご活躍楽しみにしております！

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