フロントエンドエンジニア

フロントエンドとは、クライアント側・Webブラウザ側で動作する部分のことです。フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れる部分を設計・構築する役割を担い、デザイナーの設計に基づいてHTML、CSS、JavaScriptを使ってブラウザに表示される要素をコーディングします。
ユーザーが快適にウェブサイトやアプリケーションを利用できるようにすることが目的です。また、プロジェクトによってはデザインやディレクションにも関与することがあります。

フロントエンドエンジニアの平均年収は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると550万円です。日本は平均年収と比較すると高い傾向にあります。ただし、年収は経験やスキル、携わる工程によって大きく異なります。
年齢別に見ると、20代は300万円台、30代は400万円台、40代は500万円台となっていますが、20代で入社して現場で仕事を覚えながら専門的なスキルを身に着けていくことが多く、最初の年収は低めで、スキルアップすることで年収が上がっていく傾向があります。

DXの加速に伴い、フロントエンドエンジニアの需要は急増しています。しかし、技術の進化も速いため、常にスキルアップが求められる環境です。コロナ禍以降、企業はデジタル化を進め、Webサイトやアプリケーションの開発・改善が増加しています。特に、ユーザー体験（UX）の重要性が高まり、フロントエンドエンジニアの役割はより重要視されています。
長期的には、プログレッシブウェブアプリ（PWA）やWebAssemblyなどの新技術の登場により、フロントエンドの開発手法が進化し、エンジニアには新技術への適応と高度なスキル習得が求められるでしょう。

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