【事例あり】UIデザイナーのポートフォリオで採用担当者を惹きつける作り方・ポイントを徹底解説!

公開日:2024/08/28

変更日:2024/08/29

UIデザイナーとしてのキャリアをステップアップするには優れたポートフォリオが不可欠です。転職活動を始める際、採用担当者に自分のスキルや経験を効果的にアピールするためには、ポートフォリオでどのような作品をどのように見せるかが重要です。

しかし「何をどの順番で載せるべきか」「どのように自分の強みを表現すれば良いか」といった具体的な疑問を持つ方も多いでしょう。

この記事では、UIデザイナーが転職時に使うポートフォリオの作り方や、作品の載せ方、採用担当者を惹きつけるポイントについても触れ、転職活動の強力な武器となるポートフォリオを作成するためのヒントをお届けします。

この記事を読むことで、UIデザイナーとしての経験やスキルを最大限に活かし、採用担当者に強い印象を残すポートフォリオを作成する方法が分かります。

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UIデザイナーのポートフォリオとは?UXデザイナーとの違いは?

UIデザイナーにとってポートフォリオは、あなたのスキルや経験を一目で理解してもらうための重要なツールの役割を果たします。

ここではUIデザイナーのポートフォリオがどのような役割を果たすのか、またUXデザイナーのポートフォリオとどう違うのかを詳しく解説します。

■ポートフォリオとは

ポートフォリオとはデザイナーがこれまでに手がけた作品やプロジェクトを集めた資料のことです。

特にUIデザイナーのポートフォリオはこれまでの作品やプロジェクトを視覚的に示すだけでなく、あなたがどのようなデザインプロセスを経て成果を出したのかを具体的に伝える手段でもあります。

デザインの能力だけでなく、プロジェクトの進行方法や課題解決能力をも伝える手段として活用されます。採用担当者やクライアントに対して、自分の実力を一目で理解してもらうためのものです。

■UIデザイナーがポートフォリオを作成すべき理由

ポートフォリオの重要性は言うまでもありませんが、UIデザイナーがポートフォリオを作成するべき理由を具体的に見ていきましょう。

<転職などのキャリアアップの際に役立つ>

UIデザイナーがキャリアアップを図る際、ポートフォリオは非常に有効です。

転職活動において、採用担当者は応募者のスキルや経験を短時間で判断する必要があります。具体的な成果を視覚的に示すことで自分の能力を効果的にアピールできます。

特に、転職活動中に求職者がどのような経験を積んできたのか、その具体的な事例を示すことができるため採用担当者に強い印象を与えることができます。

<スキルや実績がわかるため仕事を受注しやすい>

ポートフォリオは、UIデザイナーがどのようなスキルを持ち、どのような実績を積み上げてきたかを示す最善の方法です。これによりクライアントや採用担当者はそのデザイナーが持つ具体的なスキルを理解し、安心して仕事を依頼できたり、採用することができます。

<スキルや経験における認識齟齬を防げる>

ポートフォリオを通じて具体的なプロジェクトや成果を示すことで、自分のスキルや経験についての誤解や齟齬を防ぐことができます。

採用担当者がポートフォリオを見れば、UIデザイナーとしての実力を正確に把握することができ、ミスマッチを減らすことができます。これにより後々のトラブルを防ぎ、スムーズなプロジェクト進行が期待できます。

■UXデザイナーのポートフォリオとの違い

UIデザイナーとUXデザイナーは役割が異なるためポートフォリオの内容も異なります。UIデザイナーのポートフォリオは、視覚的なデザインやインターフェースの美しさ、使いやすさに重点を置いています。

一方で、UXデザイナーのポートフォリオは、ユーザーリサーチやユーザビリティテスト、ユーザージャーニーの改善プロセスなど、ユーザー体験の設計に焦点を当てています。

両者の違いを理解することで、自分の役割に適したポートフォリオを作成し、採用担当者にアピールすることができます。

UIデザイナーがポートフォリオに書ける経験・スキル

UIデザイナーとして転職活動を成功させるためには、ポートフォリオに自分の経験やスキルを効果的に示すことが重要です。

ここではUIデザイナーがポートフォリオに記載すべき具体的な経験や仕事内容、そして技術面とソフト面のスキルについて詳しく解説します。採用担当者に効果的に自分の強みや特長をアピールする方法を学びましょう。

■経験・仕事内容

UIデザイナーとしての経験は、ポートフォリオにおいてとても重要な要素です。どのようなプロジェクトに携わったのか、具体的な仕事内容や役割を明確に記載しましょう。

例えば、「大手ECサイトのリニューアルプロジェクトにおいて、UIデザインを担当。ユーザビリティテストを基にナビゲーションを改善し、コンバージョン率を20%向上させた」という形で成果を示すと効果的です。

また、デザインプロセスや使用したツール、直面した課題とその解決方法についても詳述します。たとえば、「新しいデザインシステムを導入し、プロジェクトの効率を30%向上させた」や「複数のデバイスで一貫したユーザー体験を提供するためにレスポンシブデザインを実装」など、具体的な取り組みを示すことが大切です。

具体的に成果を示すことで、あなたの経験が豊富で、かつ企業に貢献できることがよりイメージしやすくなります。

■スキル(技術面)

技術面のスキルはUIデザイナーとしての専門性を示すために不可欠です。具体的なツールやソフトウェアの使用経験、プログラミングスキルなどを詳細に記載しましょう。

例えば、Adobe XD、Sketch、Figmaなどのデザインツールの操作スキルや、HTML、CSS、JavaScriptといったフロントエンド技術の知識について触れます。

またレスポンシブデザインやアクセシビリティに関する知識がある場合は、それも強調すると良いでしょう。技術スキルを明確に示すことで、採用担当者に対して即戦力であることをアピールできます。

■スキル(ソフト面)

技術スキルと同様にソフトスキルもポートフォリオにおいて重要な役割を果たします。コミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク、リーダーシップなど、プロジェクトの成功に関わるソフトスキルをアピールしましょう。

例えば、「クライアントとのミーティングを重ねることで、要望を正確に把握し、デザインの方向性を確立した」や「ユーザーインタビューを通じて得たインサイトを元に、直感的なUIを設計し、ユーザー満足度を向上させた」といった具体的なエピソードを交えると良いでしょう。

また、「プロジェクトマネジメントのスキルを活かし、納期内に高品質なデザインを提供した」「得意としているユーザーリサーチを通じてユーザーのニーズを深く理解し、それをデザインに反映させた」など、自己分析を通じて得た強みを具体例とともに示すことで、採用担当者に対して多面的な能力をアピールできます。

こうすることで、技術面とソフト面のスキルがバランス良く備わっていることを示すことができます。

ポートフォリオに記載したい内容

転職活動で成功するためには採用担当者を惹きつけるポートフォリオが必要です。採用担当者を惹きつけるポートフォリオには、スキルや経験をしっかりと伝えるだけでなく、視覚的にアピールする必要があり、採用担当者に強い印象を与える要素をバランス良く盛り込むことが重要です。

ここでは、メインビジュアルやモックアップの画像、画面遷移図や動作後のキャプチャ画面、そしてクライアントの要望とそれに対するあなたの対応等について、具体的にどのように記載すべきかを詳しく解説します。

これらの要素をうまく活用することで、あなたのポートフォリオが一段と魅力的になり、採用担当者の目に留まりやすくなるでしょう。

■メインビジュアル・モックアップの画像

ポートフォリオで最も注目される部分がメインビジュアルやモックアップの画像です。これらは、あなたのデザインスキルや創造性を一目で伝える強力な要素です。

メインビジュアルは、プロジェクト全体のテーマやスタイルを反映しており、採用担当者に強烈な第一印象を与える役割を果たします。たとえば、鮮やかでインパクトのあるビジュアルは、あなたの独自のスタイルやセンスをアピールするのに最適です。

モックアップの画像は、実際のユーザーインターフェース(UI)の見た目を視覚的にアピールします。これにより、デザインの完成度やユーザビリティを具体的に示すことができます。たとえば、異なるデバイス上でのレスポンシブデザインを示すモックアップは、幅広いスキルセットを証明する手段となります。

【メインビジュアル・モックアップの画像の記載のポイント】

・メインビジュアルはプロジェクト全体のテーマやスタイルを反映
・モックアップは実際のUIの見た目を具体的に提示
・異なるデバイス上でのレスポンシブデザインを示すと効果的
・ボタンの配置やカラーパレットの選択、フォントスタイルなどの細部にわたるデザインの工夫を提示

■担当した役割・内容の詳細

ポートフォリオには、各プロジェクトで具体的にどのような役割を果たし、どのような作業を行ったのかを詳細に記載しましょう。

例えば、「プロジェクトの初期段階でのワイヤーフレーム作成から、最終的なデザインの実装までを担当。チームリーダーとして、デザインレビューやフィードバックセッションを主導」といった具合に、自分の貢献度を明確にすることが大切です。

さらに、プロジェクト管理ツールの使用経験や、どのようにしてチームメンバーとのコミュニケーションを図ったかについても触れると、あなたのリーダーシップや協調性がアピールできます。具体的なエピソードや成果を交えることで、採用担当者に対してあなたの実力や適応力がより明確に伝わるでしょう。

【担当した役割・内容の記載のポイント】

・各プロジェクトでの具体的な役割や作業内容を明確に記載
・ワイヤーフレーム作成からデザインの実装までの流れをテキストで説明
・チームリーダーやデザインレビューの主導など、貢献度を示す
・プロジェクト管理ツールの使用経験やチームとのコミュニケーション方法を記載
・具体的なエピソードや成果を交える

■具体的なプロジェクトの成果

具体的な成果を示すことも非常に重要です。プロジェクトがどのような結果をもたらしたのかを明確に記載しましょう。

例えば、「ユーザビリティテストの結果、ナビゲーションの改善によりユーザーエンゲージメントが20%向上」や「新しいデザイン導入後のコンバージョン率が15%増加」といった具体的な数字や結果を示すことで、あなたのデザインが実際に効果を上げたことをアピールできます。

また、成功したプロジェクトだけでなく、課題に直面したプロジェクトやその解決策についても記載すると、問題解決能力や柔軟性を示すことができます。こうした具体的な実績を盛り込むことで、あなたのデザインが実際にビジネスに貢献していることを強調できます。

【具体的なプロジェクトの成果の記載のポイント】

・プロジェクトがもたらした具体的な結果を明確に記載
・ユーザビリティテスト結果やコンバージョン率の改善など、具体的な数字や結果を示す
・成功したプロジェクトだけでなく、課題とその解決策も記載
・問題解決能力や柔軟性を示す
・実績を強調して、デザインがビジネスに貢献していることをアピール

■画面遷移図や動作後のキャプチャ画面

ポートフォリオには、画面遷移図や動作後のキャプチャ画面も含めましょう。これらは、あなたの情報設計やユーザーエクスペリエンス(UX)の理解度を示すための重要な要素です。

画面遷移図は、ユーザーがアプリケーションやWebサイトをどのように操作するかを示すもので、ユーザーフローを視覚化します。例えば、複雑なナビゲーションを簡潔に表現した遷移図は、情報構造の整理能力をアピールします。

動作後のキャプチャ画面は、ユーザーが実際に操作した結果を視覚的に示します。これは、実装された機能やインターフェースの反応性を具体的に示すのに役立ちます。例えば、ユーザーがフォームを送信した後の確認メッセージ画面を示すことで、エンドユーザーの視点に立ったデザインの重要性を伝えることができます。

【画面遷移図や動作後のキャプチャ画像の記載のポイント】

・ユーザーの操作を視覚化した遷移図を提示
・複雑なナビゲーションを簡潔に表現
・動作後のキャプチャ画面でユーザーの操作結果やデザインの効果を具体的に提示
・デザインの実装過程やテスト結果を視覚的に提示

■プロトタイプの画像

プロトタイプの画像は、デザインプロセス中のアイデア具現化の過程を示すための重要な要素です。これらの画像は、あなたがどのように問題を解決し、具体的な形に落とし込んだかを採用担当者に伝える手段です。

プロトタイプは、ユーザビリティテストやフィードバックを受けて改善を重ねた結果を示すため、デザインの進化過程を明確に示すことができます。例えば、初期のワイヤーフレームから最終デザインに至るまでの変更点を示すことが、あなたの柔軟性と適応能力をアピールするのに効果的です。

【プロトタイプの画像の記載のポイント】

・初期のワイヤーフレームから最終デザインに至るまでの変更点を提示
・インタラクティブな要素を含むプロトタイプを提示
・ユーザビリティテストの結果やフィードバックを反映したデザインの改善プロセスを提示
・ボタンのクリックやスクロール動作、ナビゲーションの動作などを視覚的に提示

■クライアントの要望と自身の対応

クライアントの要望とそれに対する自身の対応をポートフォリオに記載することも非常に重要です。あなたがクライアントのニーズをどのように理解し、それに基づいてどのようなデザイン提案や解決策を行ったかを示すものです。

例えば、特定のクライアントから「使いやすいモバイルアプリを作りたい」という要望があった場合、ユーザビリティテストを行い、結果を反映したデザイン変更のプロセスを詳述することで、あなたの実行力と柔軟性を強調できます。

この部分を明確に記載することで、クライアントとのコミュニケーション能力やプロジェクトマネジメントスキルをアピールすることができます。

またクライアントのフィードバックを受け入れ、最終成果物にどのように反映させたかを具体的に説明することで、あなたの協調性やプロフェッショナリズムを示すことができます。

【具体例】

背景

・クライアント:Eコマースサイトの運営会社
・現状の課題:購入完了率が低い
・原因:ユーザーがカートに商品を追加した後に購入を完了するまでの過程で混乱しやすいナビゲーションが原因であることが調査で判明。

改善方針

ユーザーがスムーズに購入手続きを完了できるよう、ナビゲーションをシンプルかつ明確にする。ユーザーエクスペリエンスを向上させるため、購入フロー全体の見直しを行う。

解決策

・カート追加後、明確な進行状況を示すステップバーを導入。
・購入確認画面で重要な情報(配送料、合計金額、配送先情報)を一目で確認できるようにレイアウトを再設計。

課題解決のために工夫したポイント

・ステップバーにより、ユーザーが現在の位置と次に行うべきアクションを直感的に理解できるようにした。
・購入確認画面では、区分けと色使いで重要情報を強調し、誤操作を防止。
・ユーザーからのフィードバックをもとに、ナビゲーションのラベルを分かりやすく変更し、ユーザーテストを繰り返して最適化。

採用担当者を惹きつけるポートフォリオを作成するポイント

転職活動において、採用担当者の目を引くには他の候補者と差をつけるポートフォリオを作成することがポイントです。UIデザイナーとしてのスキルや経験を効果的にアピールし、他の候補者との差別化を図るためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

ここでは、ポートフォリオの冒頭に自信を持ってインパクトのある作品を掲載し、単なる経緯の羅列ではなくアピールポイントを明確に記載し、担当した役割や具体的な内容をわかりやすく説明する方法について詳しく解説します。

■冒頭に自信・インパクトのある作品を掲載

ポートフォリオの冒頭には、あなたのスキルとクリエイティブな才能を最もよく表すインパクトのある作品を掲載することが重要です。これは採用担当者に強い第一印象を与えるための絶好の機会です。

例えば、大手クライアントとのコラボレーションや業界賞を受賞したプロジェクトを選ぶと効果的です。作品の背景や目標、具体的な成果を説明し、どのようにして問題を解決したのかを具体的に記載しましょう。

また、デザインプロセスやユーザーからのフィードバックを取り入れた改善点なども詳しく説明すると、あなたのUIデザイナーとしてのプロジェクト管理能力やクリエイティブな問題解決能力をアピールできます。

■経緯の羅列するだけではなくアピールポイントを記載

プロジェクトの経緯をただ羅列するだけではなく、具体的なアピールポイントを明確に記載することが重要です。

例えば、「ユーザーインターフェースの改善によってユーザーエンゲージメントが20%向上した」といった具体的な成果を示すとあなたの実績が明確になります。また、使用したデザインツールや技術、プロジェクト中に直面した課題とその解決方法についても触れると良いでしょう。具体的に成果を示すことで、技術力や問題解決能力が採用担当者に伝わりやすくなります。

さらにプロジェクトの成功に至るまでのプロセスやチームとの協力体制についても記載することで、あなたのコミュニケーションスキルやリーダーシップをアピールできます。

■担当した役割・内容をわかりやすく記載

各プロジェクトにおいて、UIデザイナーとしてあなたが具体的にどのような役割を担い、どのような作業を行ったのかをわかりやすく記載することが重要です。採用担当者は、あなたの技術力やプロジェクト管理能力、チームワークのスキルを重視します。

またUXデザインやUIデザインの各フェーズにおけるあなたの貢献や、ユーザビリティテストを通じて得たインサイトをどのようにデザインに反映させたのかを記載します。そうすることで、採用担当者はあなたがどのようにユーザー中心のデザインアプローチを実践しているかを理解しやすくなります。

さらに、プロジェクトの成果や学んだことについても触れることで、あなたの成長意欲や学習能力をアピールすることができます。

企業がポートフォリオで確認するポイント

転職を成功させるためには採用担当者だけではなく、事業を拡大・成功させるために企業がどのような人材を求めているかを知ることが大切です。

ここでは、企業がポートフォリオを見る際に注目する具体的なポイントについて詳しく解説します。

■対応できる仕事の種類

UIデザイナーのポートフォリオにおいて、どのような種類の仕事に対応できるかを明確に示すことは非常に重要です。これにより企業側はあなたがどのようなプロジェクトに適しているかを理解しやすくなります。

例えば、Webアプリケーションのデザイン、モバイルアプリのUI/UX設計、eコマースサイトのユーザーインターフェースデザインなど、具体的なプロジェクト経験を記載しましょう。さらに、それぞれのプロジェクトで使用したツールや技術(例:Sketch、Adobe XD、Figmaなど)も明示することで、技術的なスキルをアピールできます。

また、複数のデザインプロジェクトを成功させた経験や、クライアントの要望に応じた柔軟な対応力を示すことで、幅広い仕事に対応できる能力を強調することができます。これにより、企業はあなたが自社のプロジェクトにどのように貢献できるかを具体的にイメージしやすくなり、採用担当者の印象に残るポートフォリオになるでしょう。

■ユーザーの観点から考える力

UIデザイナーにとってユーザーの視点からデザインを考える力は不可欠です。ポートフォリオにはユーザー中心のデザインアプローチをどのように取り入れたかを具体的に示しましょう。

例えば、ユーザーリサーチを通じて得たインサイトを元にデザインを最適化した事例や、ユーザビリティテストの結果を反映して改善を行ったプロジェクトを紹介します。具体的には、どのようなリサーチ手法を用いたのか(インタビュー、アンケート、ユーザビリティテストなど)、その結果からどのようなデザイン改善を行ったのかを詳述すると良いでしょう。

また、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために行った工夫や創意工夫についても記載することで、企業に対してあなたのユーザー中心のデザイン思考をアピールできます。このようにユーザーのニーズを理解し、それをデザインに反映する能力を示すことで、あなたがユーザー満足度を高めるデザインを提供できるという説得力のある自己PRになります。

UIデザイナーのポートフォリオ作成例

ここでは、IT/Web業界のクリエイター・デザイナーに特化した転職エージェントのHIGH-FIVEが作成したポートフォリオの作成例を紹介します。
※ビジュアルの画像や動作キャプチャ等は割愛

【氏名】
○○ ○○

【プロフィール】
生年月日: 1986年6月21日生まれ
出身: 東京都新宿区
住所: 東京都千代田区○○○○○-○○
Instagram: aabbcc
ブログURL: https://abcde.blog
連絡先
メールアドレス: xxxxx@gmail.jp
電話番号: 000-0000-0000

【経歴】
2004年3月: ○○高校 卒業
2008年3月: ○○大学○○学部 卒業
2008年4月: 株式会社○○○○ 入社
Webディレクターとして8年間勤務
2016年4月: 株式会社○○○○ 入社
UIデザイナーとして8年間勤務

【所有資格】
基本情報技術者
ウェブデザイン技能検定 1級
UXデザイン専門家認定

【スキル】
UI/UX設計とデザインの知識と技術
Adobe Creative Suite(Photoshop, Illustrator, XD)
HTML/CSS、JavaScriptの基礎知識
ユーザーリサーチとプロトタイピング
プロジェクト管理とチームリーダーシップ

【自己PR】
私は大手Web制作会社での8年間の経験と、スタートアップ企業での実践的な8年間のキャリアを通じて、幅広いデザインプロジェクトに携わってきました。特に、ユーザー中心のデザインアプローチを採用し、直感的で使いやすいUIを提供することに注力してきました。

前社では、eコマースプラットフォームのUI設計を担当し、ユーザーの行動分析に基づいたデザイン変更を行いました。これにより、ユーザーのサイト滞在時間が35%延び、直帰率が15%減少しました。

数々のプロジェクトから、クライアントのビジネス目標を達成するためのデザインソリューションを提供する能力を培ってきました。ユーザーのニーズを深く理解し、それをデザインに反映させることで、顧客満足度を高めることを実現してきました。貴社でも、この経験とスキルを活かして、ユーザーに愛されるデザインを提供し、貴社の成長に貢献できると確信しています。

【実績】
株式会社○○○○
プロジェクト名: グローバルEコマースサイトリニューアル
期間: 2013年5月 – 2014年8月
担当: WEBディレクター
詳細: プロジェクトリーダーとして、デザイナーやエンジニアと協力し、サイト全体のリニューアルを担当。ユーザーインターフェースの改善により、サイトの使いやすさが向上し、売上が20%増加。

プロジェクト名: 教育プラットフォーム構築
期間: 2015年1月 – 2016年3月
担当: WEBディレクター
詳細: 教育関連のオンラインプラットフォームを構築。ユーザー調査を通じて、効果的な学習インターフェースを設計し、ユーザーエンゲージメントを向上させることに成功。

株式会社○○○○
プロジェクト名: 新規モバイルアプリケーションUI設計
期間: 2017年4月 – 2018年12月
担当: UIデザイナー
詳細: 新規アプリケーションのUIデザインを担当。ユーザーのフィードバックを基に、直感的で使いやすいインターフェースを構築し、リリース後のユーザー満足度が高評価を獲得。

プロジェクト名: SaaSプロダクトのダッシュボードデザイン
期間: 2019年1月 – 2021年3月
担当: UIデザイナー
詳細: SaaSプロダクトの管理ダッシュボードをデザイン。ユーザー調査とA/Bテストを通じて、使いやすさと視認性を向上させ、ユーザーの業務効率が30%向上。

プロジェクト名: EコマースサイトのUI/UX改善
期間: 2021年4月 – 現在
担当: UIデザイナー
詳細: 既存のEコマースサイトのUI/UXを全面的に改善。新しいデザインと機能追加により、ユーザーエクスペリエンスが向上し、コンバージョン率が25%増加。

まとめ

この記事では、UIデザイナーが転職活動を成功させるためのポートフォリオの作り方について詳しく解説しました。特にポートフォリオに何を記載すべきか、どのように自分のスキルや経験をアピールするか、採用担当者が何を重視しているかについて具体的に解説しました。

最も重要なポイントは、ポートフォリオの冒頭に自信を持ってインパクトのある作品を掲載し、具体的なアピールポイントを明確に示すことです。これにより、採用担当者に強い第一印象を与えることができます。

転職活動において、専門的なアドバイスやサポートが必要な場合は、転職エージェントHIGH-FIVEにお問合せください。HIGH-FIVEのエージェントは、あなたが作成したポートフォリオを人事目線で添削し、最適な転職活動を実現するためのアドバイスを提供します。プロのサポートを受けることで、自信を持って転職活動に臨むことができます。

転職活動は挑戦の連続ですが、正しい準備とアプローチをすることで必ず成功に繋がります。あなたのスキルと情熱を最大限に活かし、理想の職場を見つけるための第一歩を踏み出しましょう。

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この記事を書いた人

HIGH-FIVE編集部
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HIGH-FIVE(ハイファイブ)は、IT/Web業界のクリエイター・デザイナーに特化した転職エージェントサービス。私たち編集部ではオウンドメディアだけでなく、転職サイトやSNSも運営。日々クリエイターの皆様へ向けて、クリエイターキャリアのお役立ち情報・転職ノウハウなどを発信中!
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