東急&クレディセゾングループのアセットを活かし、次世代のマーケティング支援カンパニーへ。アラテだからできる新しいデジタルマーケティングとは
公開日:2024/06/05
変更日:2024/08/20
「デジタルに、あらたな手を。」をミッションにクライアントの課題解決を目指す株式会社アラテ。東急グループの総合広告会社・東急エージェンシーと、クレディセゾングループのデジタルマーケティングカンパニー・オムニバスの合弁会社として、それぞれが培ってきた消費者データとインサイトを活用できるのが強みです。
2024年3月に創業4周年を迎えた同社は、現在事業の中核を担うメディアプランナーとディレクターを積極採用中。今回は副社長の岩井さん、メディアプランナーの晝間さん(プランナー担当)、執行役員兼ディレクターの工藤さん(ディレクター担当)にお話を伺いました。
PROFILE(敬称略)
代表取締役副社長:岩井 亮(写真左)
オムニバスより出向。主に採用活動 と事業開発を担務。
プランニングDiv.第1DCG Manager/Media Planner:晝間 一宏(写真中央)
東急エージェンシーより出向。流通の来店施策系の案件を多く経験。
執行役員・ディレクションDiv. Director:工藤 義弘(写真右)
オムニバスより出向。運用型広告を中心にプランニング・ディレクション・運用を担う。
目次
マーケティングのデジタル化に対応するため作られたジョイントベンチャー
―――――それではまず、自己紹介もかねてアラテの事業概要を教えてください。
岩井さん
当社は株式会社東急エージェンシーと株式会社オムニバスの2社で立ち上げたジョイントベンチャーです。晝間は東急、工藤と私はオムニバス籍の人間で、アラテは兼務という形で50%ずつ担当しています。
元々東急エージェンシーが総合広告代理店としてマス広告を中心に展開していたところ、この10~15年の間にマーケティング領域のデジタル化が進み、デジタル強化のため一緒に子会社を作らないかということで2019年にオムニバスに声がかかったことから始まっています。そこから1年ぐらいで会社設立の準備をして、2020年にスタートを切ったという形です。
クライアントのカウンターパートナーとして最前線でフロント対応するのは東急エージェンシーの営業担当。広告運用やエグゼキューションの実行部隊はオムニバスの担当です。出資元の2社がフロントとエンドを両方やっている中で、アラテはその中央に位置しています。
その中で晝間はプランニングディビジョンのグループマネージャー兼メディアプランナーとして、組織名の通りお客様のマーケティング課題に対するプランニング、企画提案を担っています。一方工藤はディレクションディビジョンに所属し、オムニバスに在籍する実運用部隊をハンドリングするディレクターを担当しています。
―――――ご紹介ありがとうございます。ちなみに、プランニングディビジョンとディレクションディビジョンはどういう関係性なのでしょうか?
工藤さん(ディレクター担当)
案件によってケースバイケースですが、プランナーが主にプランニングと提案を行い、実施が決まったら案件を円滑に遂行できるようディレクターをアサインして、その後は一緒に動かしていく……というのが大きな流れです。
デジタル領域で広告を配信するため、商材やターゲットから色んな要素を組み立てて、GoogleやSNSなどの配信媒体に落とし込んでいくプランニングの部分がプランニングティビジョン。その後のセットアップや配信開始後のモニタリング、運用改善がディレクションディビジョンの担当となります。
―――――案件によりけりではあれど、プランナーとディレクターは一緒に動いていることが多いんですね。
晝間さん(プランナー担当)
そうですね。戦略を策定し決まったものに対して、どうKPIを達成していくかといった戦術的な部分はプランナーとディレクターで協力しながら実施していくケースが多いです。 例えばディレクターが作成したレポートに対してプランナーも一緒に考察を考えたり、クライアントへの報告なども連携している部分です。
枠にとらわれない発想で「次世代のマーケティング支援カンパニー」に
―――――アラテとして大切にしている想いはありますか?
晝間さん(プランナー担当)
アラテという名前に込められているように、「新しい手を」という意味で、運用だけじゃなくデジタルに関わる色々なサービスを広く世の中に提供できたらと思っています。具体的な内容はまだ言えませんが新規事業も計画していて、より顧客がワクワクできる体験を提供できたら。
―――――確かに事前に拝見した採用サイトにも「ズケズケ、働こう」というコピーが大きく出ていて、“既存の枠をはみ出る”みたいな全体コンセプトはあるのかなと思っていました。
晝間さん(プランナー担当)
そうですね。まさに採用サイトを見てもらうとわかるんですが、例えばメタバースなど、デジタルの中でも新しい分野に関してもどんどんチャレンジしていきたいと考えています。
工藤さん(ディレクター担当)
「新しい手を」ということに関して、チャレンジ精神、枠にとらわれない発想、行動という部分は大切だなと考えています。マニュアルや資料がないと動けないとなると、新しい手を世の中に提供していくアラテの文化には合わないのかなと。決して難しく捉えてほしいわけではなくて、良い意味で自由に発想してトライできるという環境があるということですね。
岩井さん
4年前にアラテを作った時、その場には晝間もいてくれたんですが、立ち上げメンバーで「アラテで何を目指す?」というのを半日ぐらいかけてディスカッションしたんです。そこで出てきたのが「次世代のマーケティング支援カンパニー」というワードでした。
今まで広告代理店は基本的に媒体を取り扱う手数料で収益を上げてきましたが、それだとこの先さらに成長・発展させていくのが難しい。「これまでになかったことを仕掛けていこう」というところからアラテという社名も生まれましたし、会社ができて4年経つ今も変わらず思い続けていることですね。東急エージェンシーが「(クライアントの)事業パートナーになる」という方針を打ち出しているので、アラテもそういった目線で運営していくことになると考えています。
―――――では、次世代のマーケティング支援カンパニーに向けて、直近ではどういったところを目指していらっしゃいますか?
岩井さん
現在はマーケティングにおいてリアル、デジタル、オンライン、オフラインのような線引きがなされていますが、本来そのような垣根はあまりないんじゃないかと考えています。消費者として考えても、リアルとオンライン両方で情報収集しますよね。 そういう状況を踏まえると、アラテはデジタル子会社ではありますが、デジタル以外のマーケティング支援もできるべきであろうという考えがありますし、実際にそれを目指して新しい仲間も入社してきてくれています。
前職ではデジタルの仕事をやっていたけれど、いちマーケターとして今後のステップアップを考えたときに、デジタルのみならずリアルやオフラインのマス広告も含めて手掛けられるようになりたいといった期待値を持って入ってきてくれているので、デジタルの境界を飛び越えていくというのがこの先やっていきたいことかなと。
―――――オンライン・オフラインすらもとらわれずに、飛び越えていく。
岩井さん
それができれば1番ベストですね。ただ言うは易し行うは難しの世界なので、直近の足元で実行できているかというとまだまだ全然そんなことはないんですが。
工藤さん(ディレクター担当)
私は、今後もっとクライアントの事業に寄り添った仕事が展開できたらいいなと思っています。もちろん今もそれを目指してはいますが、例えば配信した広告から申し込みが発生したとして、申し込みそのものだけを見るのではなく「その申し込みがどれだけクライアントの事業に寄与したのか」さらには「その先の申し込んでくれた消費者がどういう体験をしたのか」まで考えて、関係する皆さんがハッピーになれるような事業展開ができたらいいなと。色々な分析やアンケート調査なども使って広く事業を支援できるような仕事の展開もしていきたいです。
晝間さん(プランナー担当)
僕としては、いわゆるCookieレスの影響でなかなかターゲティングができなくなってきている今、アラテとしてそこにどう対応していくべきか、独自の商品を作れないか検討しています。GoogleやYahoo!にただ広告を出すだけではない、アラテ独自の強みを打ち出していきたいです。
待ちではなく、主体的に周囲を巻き込んでいってほしい
―――――お話変わって、今回の採用についてお伺いします。プランナー・ディレクターそれぞれにお任せする詳細な業務を教えてください。
晝間さん(プランナー担当)
まずプランナーに関しては、デジタルマーケティングの戦略立案から企画、実施までを担当いただきたいです。デジタルメディアのプランニングはもちろん、いかにクライアントの課題を解決するかという戦略策定や、ディレクターと少し範囲が被りますが実施した広告のパフォーマンス改善の提案も含まれます。
工藤さん(ディレクター担当)
ディレクターに関しては、クライアントのデジタル広告配信の状況管理をお任せします。あらかじめプランナーが立案している予算計画やKPIがありますので、計画通り適切にクリック、エンゲージメント、コンバージョンが発生しているかどうかをしっかりとモニタリングして、うまく進捗していないようであれば改善のための考察と提案をします。
向き合っているクライアントは本当に様々ですし、出稿している広告の種類も検索広告、画像や動画と様々な中で、全てにおいてパフォーマンスをしっかり出していくというのがミッションですね。
岩井さん
ちなみにまだ実例はありませんが、アラテにはアシスタントディレクターからディレクターになり、そこである程度経験を積んだ後にプランナーに転向するというコースも可能です。提案書を書いた経験や上流の戦略部分からプランニングをした経験がなくても、まずはディレクターから入ってプランナーを目指すキャリアプランがあるとお伝えしたいです。
―――――そうなんですね!今回の募集はどのような背景があるのでしょうか。
晝間さん(プランナー担当)
アラテ発足時から順調に売上が伸び、クライアント数も拡大していますので、 より多くのクライアントをこれからも支援すべくプランナーとディレクターを拡大していきたいと考えています。
岩井さん
売上構成としては現状東急エージェンシーからの相談がほぼ100%なんですが、大手総合広告代理店である東急エージェンシーに対しアラテはまだ20数名の組織なので、今の人数だと受けきれないというバックグラウンドがあるんですよね。
―――――なるほど……!ちなみに、今はどの業界の案件が多いのですか?
晝間さん(プランナー担当)
そもそも東急エージェンシーが流通系のクライアントが多いので、自然とアラテも流通、小売系のクライアントが中心になっていますね。
―――――ありがとうございます。では、アラテで活躍できそうな人材像とは?
岩井さん
アラテの行動指針が3つあるのですが、1つめが、チャレンジできる人。2つめは、「最新のモノを知り、最高のコトを生み出す」……要は情報感度が高い人という意味で、広告マンとして必要なことですね。最後が、主体性・労働性。ベンチャーやスタートアップがよく言う、「待ちの姿勢ではなく自ら巻き込むリーダーシップを発揮してほしい」という意味です。この3つはまず採用要件として見ていますね。
晝間さん(プランナー担当)
面接の時にもよく言うんですが、アラテだけで仕事は完結しません。東急エージェンシーの営業も、その先のクライアントも、媒体社の方々とも関わる仕事なので、より多くの人と関わって話すのが好きだったり、自分から率先して手を挙げて行動ができる人がアラテで活躍できる人だなと思います。
言われたことだけにとどまってしまう人だとやっぱり入った後に苦労する傾向にあるので、積極的に情熱を持って前向きに動ける人というのが求める人材ですね。特に、主体的に周囲を巻き込んでいく要素はプランナーとして一番必要かなと。
工藤さん(ディレクター担当)
ディレクター目線だと、仕事の仕方としてどうしても営業やプランナーからやることが降りてくるというイメージになりがちです。それをそのまま受け身で終わらせるのではなく、「もっとこうできるんじゃないか?」と自分の意見をもつ姿勢で仕事をしてくれるといいなと思っています。営業やプランナーが言っていることが当たり前だ、正解だと仕事に取り組むのではなく、積極的に意見交換してくれる方だと本人も仕事がやりやすいというか、楽しめるんじゃないかなと。
あと、ディレクションチームが2年前に立ち上がった後発の部署で、まだチームとしても新しいので、チームビルディングの考えも持っていると嬉しいです。
デジタル子会社でありながら総合的なマーケティングに携われる
―――――マーケティング支援会社はたくさんありますが、同業他社と比べた時のアラテの魅力は何だと思われますか?
岩井さん
僕としては2つあって、1つは「裁量権」だと思います。ここまでしかできないという境界線、ルールがあまりないですね。状況に合わせて自分の意思でどんどんやりたいことを進捗していくという土壌があると思います。
2つめは、デジタル子会社でありながら東急エージェンシーの総合的なマーケティング施策に関与できる点。過去に1人「ラジオを経験したい」と自分でラジオCMの原稿を作ってクライアントに提案し、発注までもらっていたメンバーが実際にいます。他の大手広告代理店の系列だとデジタルはデジタルだけできっちり分かれていらっしゃるので、先ほどもお話したように求職者の方にはそのあたりを期待されることが多いですね。
晝間さん(プランナー担当)
僕含めメンバーたちは、LP制作、ラジオ、OOH、WebCMの撮影など経験がありますが、そういう自分がやりたい領域にはどんどん手を伸ばしていける環境があるのはすごくメリットだと思います。
あと、少人数の会社やベンチャーだと(研修体制など)学ぶ環境といったところが悩まれるポイントかなと思うんですが、東急エージェンシーのデジタルセクションとアラテで一緒に勉強会をする機会が結構あって、これはジョイントベンチャーだからこそできることですよね。幸い(東急エージェンシーと)オフィスのビルも同じなので、そういう機会や環境は非常に作りやすいと思います。
工藤さん(ディレクター担当)
東急エージェンシーと共に仕事をするということは、ブランドマーケティングの仕事に携われるということ。ブランドを作っていく・価値を上げていくといった、ただ広告の成果を上げるという視点に限らない仕事に関わることができます。今までインターネット広告専業でやってきたという人には、非常に新しい世界があるんじゃないかなと思います。
―――――なるほど……!では、実際に新しい人がジョインされたら、まず期待することは何ですか?
岩井さん
現場のおふたり、お願いします。
晝間さん(プランナー担当)
最初はなかなか慣れない環境ではあると思いますが、 それでも前向きにより多くの人とコミュニケーションをとったり、積極的に話すといった行動を取ってほしいですね。
自分1人で考えるとどうしても小さい企画やアイディアになってしまうので、そういった意味でもより周りの人とコミュニケーションをとって、意見をどんどん取り入れた上で企画を考えてほしいなと思います。
工藤さん(ディレクター担当)
私は、チャレンジを楽しむことですね。本当に色々トライしてみてほしいと思います。変に引っ込まずにどんどん、自身をPRしてほしいです。
―――――ありがとうございます。では最後に、応募を検討している方に対してメッセージをお願いします。
晝間さん(プランナー担当)
制作や営業出身の方もいるので、あまりデジタルの枠にとらわれずに入ってきていただけたら。デジタルの知見は入社してからしっかりと土台として身に着けて、プラスでご自身のこれまでの人生を培った経験を取り入れ、新たな風を入れてもらいたいです。
工藤さん(ディレクター担当)
これまでデジタルという世界に触れてこなかった方々に関しては、業務を通じて学びに繋がっていく体験ができると思っていますし、逆にデジタルの世界でずっとやってきた方々に関しては、東急エージェンシーと一緒にマス・総合のマーケティングという視点で新しい学びが得られると考えています。デジタルやマスにとらわれずマーケティングという世界で成長していきたい方、またおかげさまで会社も伸びていますので事業や会社の成長を肌で感じたいという方には良い環境なんじゃないかなと思います。
―――――ありがとうございました!
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この記事を書いた人
HIGH-FIVE編集部
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