コンサルタントからUXデザイナーへ。未経験職種へキャリアチェンジを実現!
公開日:2020/09/18
変更日:2024/09/19
\業界専門用語で会話OK!/
今回は、未経験からUXデザイナーとしてのキャリアをスタートさせた山本さん(写真右)にお話を伺いました。 前職は、大手グローバルコンサルティングファームのコンサルタントという山本さん。そこからクリーク・アンド・リバー社の転職支援サービスを経て、大手企業グループのUXデザイン会社にUXデザイナーとして入社を果たしました。言わば、未経験から大きなキャリアチェンジを実現したわけですが、その転職活動がどのようなものだったのか、あらためて担当エージェントの仲本さん(写真左)と共に振り返っていただきました。
目次
“システム”ではなく“人”に寄り添う仕事がしたい――その思いから転職を決意。
――まずは、前職についてお話いただけますでしょうか?
山本 学生時代からビジネスの課題発見・解決に強い興味がありましたので、経営や業務、組織、ITなどの幅広い領域で活躍している大手グローバルコンサルティングファームに新卒で入社しました。入社から2年半あまり、コンサルタントとして様々な業務改善・システム導入プロジェクトに携わっていました。
――大手グローバルコンサルティングファームからの転職とは思い切りましたね。どうして転職を考えたのですか?
山本 私自身の興味も手伝い、プライベートでビジコンやアイデアソンなどの社外イベントやデザインの勉強会に積極的に参加するようにしていたんですが、その中で、面白そう、ワクワクする、と思ったのが、顧客の潜在ニーズを探り出してユーザー視点に立ったサービス企画・改善を行う「ビジネスデザイン」「サービスデザイン」「UXデザイン」でした。
コンサルタントはやりがいのある仕事でしたが、“システム”と向き合っている時間が長く、少し違和感を覚えはじめていた矢先、「そうか、私はもっと“人”に寄り添う仕事がしたいんだ」と気付かされた感じでした。
ただ、まったくの未経験から「UXデザイナー」になるのは難しいだろうと思いましたので、まずはクリエイタースクールでWebデザインについて学び、転職活動をスタートしました。
丁寧なアドバイスで、転職の不安や悩みを解消してもらいました。
――そしてクリーク・アンド・リバー社の転職支援サービスに登録した。もともと知っていたんですか?
山本 申し訳ありませんが、会社名は存じ上げていませんでした。転職活動を進める中、Webサイトに掲載されていたWebデザイナーの方のインタビュー記事を読みまして。Web業界に強い転職支援会社ということを知って、一度話を聞いてみようと、登録しました。
――登録したのはクリーク・アンド・リバー社だけだったのですか?
山本 他にも2社に登録し、並行してサポートを受けていました。他社エージェントさんからも求人を紹介してもらっていたのですが、失礼ながら、そのエージェントの方と私がちょっと合わない気がしました。
例えば、紹介いただいた求人の選考に落ちてしまった時、私としては「何で落ちたんだろう? どう答えたらよかった? どうしたら次の企業の面談に活かせる?」など、前向きな情報として聞きたかったのですが、他社エージェントさんのアドバイスはどこか“上から目線”で消極的な意見が多く、ビジネスライクなものに感じてしまいました。どこか違和感があった時に、私の不安や悩みに対して丁寧にアドバイスしてくれたのが、仲本さんでした。
仲本 一時期は「彼氏・彼女!?」というぐらい、ほとんど毎日電話していた記憶があります(笑)。「相性」と言ってしまえばそれまでですが、同じ情報でも、発信の仕方や受け手の状態によって印象が変わってしまいますから、お一人ずつに的確な対応ができるよう、常に頭を悩ませています。山本さんにとって良いサポートができたのであれば、私としても嬉しいです。
――担当していらっしゃる方みなさんに、そのようなサポートをしているんですか?
仲本 一人ひとり、エージェントに求める温度感や距離感は異なりますので一概には言えませんが、それぞれの方に最も適切なサポートができるよう、心がけています。
山本さんは、私が転職サポートをすることになった際、「私のキャリアプランです」と、夢や目標を年表にしたExcelシートを見せてくださいました。そこまで自分の将来像まで考え、資料化できている求職者はほとんどいらっしゃらないので、正直、びっくりしましたね。でも、この表のおかげで、山本さんの転職への意欲や思いを深く理解できましたし、エージェントとして私のやるべきことが明確になった気がします。
「未経験からのチャレンジ」だからこそ、慎重に求人を提案。
――仲本さんは担当エージェントとして、大切にしていたことはありますか?
仲本 山本さんの場合、「UXデザイナーへの未経験からのチャレンジ」でした。ですから提案する求人は、未経験から入社できることは当然ですが、加えてその企業の仕事に対する考え方そのものやワークスタイル、職場環境などが合わなければ、多分続けられなくなるだろうと思いました。最悪、せっかく志したUXデザイナーという職業自体を嫌いになってしまう可能性もあります。経験をお持ちの方であれば、求人票を読んでイメージできることもありますが、未経験の方ではそういうわけにはいきませんからね。
未経験スタートでも、というより未経験だからこそ、山本さんが「この仕事を続けられる、続けたい」と思える会社であるよう、私なりに様々な角度から考えて、慎重にご提案することを心がけました。中には、応募条件だけで判断すると紹介できる求人でも、提案を見送ったこともありました。
山本 そうだったんですね。
――求人票の情報だけではない要素をしっかりチェックしていた、ということですね。
仲本 はい。職場の雰囲気や教育環境はどうだろうとか、実際に稼働しているプロジェクトはどんなものだろうとか、可能な限り確認していました。また、現在山本さんが働いている会社では、弊社のサポートを経て転職した人が別部署にいると知っていましたので事前のリサーチもしました。
山本 仲本さんから現職の会社について「社内の教育体制・サポート体制がしっかりとしていて、未経験でも成長しやすい環境」と教えていただいたのも、入社を決めた大きな要因でした。実際、分からないことを一つひとつ親切に教えていただける先輩に恵まれており、本当に勉強になっています。
この記事を書いた人
HIGH-FIVE編集部
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