【20代UIデザイナー】苦手な給料交渉は転職エージェントに任せたい。やりたい仕事と年収アップ、両方叶えた「心遣いのある支援」とは

公開日

2023/11/02

変更日

2024/04/08

転職者情報

Kさん(29歳)

前職  :

UIデザイナー(フリーランス)

応募社数:

20

面接回数:

5

転職支援期間:

1ヵ月

転職後の職種

UIデザイナー

インボイス制度をきっかけにフリーランスから事業会社へ

――転職しようと思ったきっかけを教えていただけますか。

前職はフリーランスのUIデザイナーとして働いていました。転職理由としては大きく2つありまして、1つ目は10月からインボイス制度が始まるということで、フリーランスを続けるのは難しいなと思ったことからです。

2つ目は、フリーランスになる前に勤めていた会社でもUIデザイナーとして働いていたのですが、SESという客先常駐型の働き方だったため、色々な企業に出向していたんです。プロジェクトごとにデザイナーが呼ばれて、作業が終わったら終わり。デザイナーとしては、UIの“改善”といった業務まで担当できないことが伸び悩むところだなと感じていました。

フリーランスになってもそこは変わらなくて、UXや使い勝手のことを考えていくとか、もっとマーケティングに近い思考をしていきたいとなると事業会社に行くのが一番なのかなと思い今回転職活動に踏み切りました。

クリエイティブ特化の転職エージェントを選んだ理由

――転職を考え始めてからどのように動かれましたか?

自分の中で転職エージェントを使って転職しようということは決めていましたので、まずはエージェントを探しました。自分で日程を組んだり、連絡する際のメールのマナーや言葉遣いに気を割きたくないというのがあったんです。

あとは交渉がとても苦手なので、給与や日程についての交渉が発生したときに、そこでストレスを感じたくないと思っていたことも転職エージェントを選択した理由の一つです。

――転職エージェントはどのように探されたのでしょうか?

まずは以前利用したことのある転職エージェントに相談しました。ですがポートフォリオや職務経歴書、履歴書を事前に送った上で面談に入ったにも関わらず、紹介される案件がUIデザインではなくWebデザインがメインだったり、デザイナー初心者向けの求人が多かったりしたんです。クリエイティブ職のニュアンスがうまく伝わらず、「ちょっと違うんだよな」と思うことが何度かありました。

WebデザインとUIデザインの違いが分かっていない、クリエイティブ職に関して全体的に知識が何となく足りないのかなというのをやり取りの中で感じてしまったんです。

――クリエイティブ系のお仕事を伝えるのってすごく難しいですよね。

そうなんです……。そういったことがいくつか重なって、クリエイティブ職に強い専門のエージェントを使おうかなと思うようになりました。そんな時にTwitterHIGH-FIVEの広告が流れてきて、「クリエイター専門」という文字が見に留まったんです。サイト見に行くと、全体的におしゃれで、導線もしっかり設計されていたので、ここならクリエイティブ領域に強そうだと期待して、登録いたしました。

「放置されていない」と感じる心遣いのある支援

――実際にHIGH-FIVEを利用されて良かった点を教えていただけますか?

今までいくつかのエージェントを使ってきたのですが、どこのエージェントでも面接前後の情報共有が足りないことが気になっていたんです。現地に行って面接するその瞬間までどのような会社かわからなかったり、面接が終わった後に「○○が自分の苦手な部分だと思いました」というような感想や反省点を伝えても、「じゃあ次から頑張りましょう」だけで終わってしまったり。

面接の所感や質問の内容については聞いてくれるのですが、「どう答えてどう感じたか」に関しては特に何も触れてくださらないんです。日程調整だけして放置、みたいな状態でした。

――エージェントとしての最低限の機能だけ、といった感じですね。

でも今回担当していただいた近藤さん(HIGH-FIVE転職エージェント)は、企業に応募して面接の日程が決まった時点ですぐに連絡をくださって、面接のURLと一緒に「この会社のこのサイトのこのページ見ておいた方がいいですよ」とか、「こういう質問されがちだから考えておいてくださいね」とか、細かい注意書きを添えて共有してくださったんです。

面接の後も「少し威圧的な面接官の方で苦手に思いました」ということを伝えたところ、次回の面接前に「今回の面接官は柔らかい印象の方なので安心ですよ」と1行サラッと書いておいてくださったことがあって。その一言があるだけでちゃんと考えてくれたんだというのが伝わるじゃないですか。「放置されてない」と感じることができたその心遣いが、すごく嬉しいなと思いました。

――自分のことを理解してくれている人がいると思うだけで、嬉しくなりますよね。

そうなんです!あとは近藤さんが元々人事されていたとのことで、人事目線でのアドバイスやフォローをくださったのも本当に助かりました。

外付けハードディスク的な転職エージェント

――担当エージェントとの印象的なエピソードはありますか。

HIGH-FIVE経由で受けていた会社から一番最初に内定をいただいたんですけれども、そのオファー面談の当日に、別エージェント経由で受けていた会社からも内定をもらったんです。ほとんど1社目に決まっていたので辞退の旨を伝えたところ、「年収480万でどうだ」と言われてしまって。Web業界の給料関係もある程度把握していたので、正直この数字にはかなり惹かれました(笑)

――希望の金額から大幅にアップされたんですね!惹かれてしまう気持ち分かります…

そこでオファー面談が始まる1時間前に慌てて近藤さんに電話して、あまりにも年収が高いから気持ちが揺れていることを伝えたんです。ここにきてそんなことを言ったらさすがに怒られるかなぐらいの気持ちでドキドキしていました……

でもその後しばらくして折り返しの電話がかかってきて、「給与交渉できました!これでどうでしょう!」と元々の額よりプラス50万上げてきてくださったんです!そのおかげで迷いなく1社目に決められました。これに関してはもう本当に近藤さんに感謝しています。

――一旦近藤に相談してみようと思われたのはなぜでしょう?

自分自身人の意見に感化されて流されやすいところがあり、転職活動中に初心を忘れてしまうことが多かったんです。でもその度に、「一次のときはこう言っていましたよね?」と近藤さんが必ずリマインドしてくださって。自分の話をしっかり聞いて、メモしてくださっていたことに信頼感があったんです。

今回も数字に目がくらんで有頂天になってしまっている可能性があるなと感じたので、外付けハードディスク的にしっかり覚えてくださっている近藤さんに相談しようと電話してしまいました(笑)

インハウスデザイナーとしての今後の目標

――入社を決めた理由はなんでしょうか。

一番は転職活動の軸でもあった「UX改善までを担当できる」というところです。あとは事業会社だと、自分自身がサービスを好きになり、そのサービスに自信を持てないと、働いている中でしんどくなってしまうなと思っていたのですが、ご紹介いただいた会社は家族や友人など身近な人たちがハッピーになるのが思い浮かびやすいということがあり、こちらに決めました。

――今の会社での夢や目標はありますか?

今の会社にはデザイン部門がなく、各プロジェクトにデザイナーが1人ずつ配属されているんです。なのでもっとデザイナー同士の交流を増やして、「デザイナー孤独問題」を改善したいなと思っています。

やっぱり作ったものに対して、自信がなくなっちゃうときって必ずあって。「本当にこれでいいんだろうか」とか、「使い勝手は悪くないけど見た目が悪いことはないか」とか。そういう時にデザイナー含めみんなの空気感がよければ、適当にスクショやリンクを共有して「これださくないよね?」みたいな気軽なコミュニケーションができるんじゃないかなと思うんです。自分自身コミュニケーションがあんまり積極的な人間ではないと自覚もあるので、頑張って改善していけたらなと勝手に思っています!

――良いお話ありがとうございました!

担当エージェントから一言

Kさんは「伝える力」がある方で、選考時の悩みなどもタイムリーに共有いただけました。そのため今回の支援では、Kさんの悩みや検討事項がご自身で判断できるまでクライアントの人事担当者へ相談させていただいたにすぎません。

また、給与交渉の件についても僕がなにかしたわけではないんです。

企業側には、選考過程の中でポジションへの期待値やスキルバランスなど含め、社内の評価制度と照らし合わせて、検討が可能な「年収レンジ幅」があります。入社時だけではなく、入社後の評価獲得のしやすさなども考慮されているため、最初に打診いただいた年収も私としては正当に評価いただいた年収だと感じておりました。

そのため、「他社の年収提示が上がったからその分上げてもらった」ということではなく、企業側にKさんに来てほしいと思っていただいたからこそ、少し背伸びした期待値やミッションを加えた上で調整いただけたものと思っています。その調整が叶ったのは、選考過程の中でKさん自身が獲得した評価だと思っています。

大変ありがたいことに、転職先では楽しんでお仕事をされているとお伺いしておりますので、Kさんの「伝える力」を活かし、事業貢献できるデザインを推進していただけると嬉しいです!

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この転職をサポートした担当エージェント

転職エージェント近藤 晋一郎
転職エージェント近藤 晋一郎

転職エージェント:近藤 晋一郎

生まれは兵庫、育ちは横浜。大学生の時に見たテレビドラマに憧れて、航空業界に興味を持ち飛行機整備士を志す。夢を叶えるため大学を中退して専門学校へ。その後5年間整備士として勤務したが、「マニュアル通りに正しくやる仕事」から「考える仕事」をしたいという思いが強くなり転職を決意。
そのタイミングでクリーク・アンド・リバー社で働く友人に声をかけられ、縁があって入社。ゲーム業界に特化した部署で派遣・制作受託などを3年ほど担当した後、企業の採用代行を行う部署に異動し、約7年間外部へ出向。現在はIT/Web業界のクリエイターを専門とした転職エージェントとして従事。

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