Webデザイナーが『本当に活躍できる会社』とは?転職先企業の選び方

公開日

2022/12/19

変更日

2023/09/26

はじめに

例え同じデザイナー職であっても、働く会社が違えば、仕事の仕方や評価制度もガラッと違うもの。「入社してみたら思ってたのと違った……泣」とならないためにも、やりたいことや叶えたい将来像を踏まえ、それらを実現できる可能性が高そうな会社をしっかり選ぶことが納得感の高い転職の秘訣です。

そこで今回は、デザイナー・クリエイター転職支援のプロが求人を提案する際に注目しているポイントを教えてもらいました!

転職エージェント川原 祥平
転職エージェント川原 祥平

今回教えてくれた転職エージェント:川原 祥平

大学を卒業後、関西の広告代理店へ入社し、営業として求人媒体の広告販売や雑誌メディアの広告販売、SPツールの企画、提案、制作進行管理を4年ほど経験。クライアントは地元関西の企業や飲食店、美容室などがメインでほぼ新規での営業を経験。その後、クリーク・アンド・リバー社へ転職し、15年のキャリア。IT・Web、DX領域で活躍するクリエイターの転職支援、キャリアアドバイス支援などに従事。現在はマネージャーとしても活躍中。クリエイターからバイネームで仕事ができる、とれる(川原さんにお世話になりたい、川原に頼みたい)ようになるのが目標。

まずは自分の経歴を書き出してみる

こんにちは、HIGH-FIVE転職エージェントの川原です。

私たちがWebデザイナーさんの転職を支援させていただく際、初回のカウンセリング面談でまずお伺いするのは今までの経歴です。最初に概要をざっと確認させていただいたあと、以下の視点で細かく確認していきます。

①なぜその会社に入ったのか/その目的は達成できたか
②なぜそこをやめたのか/次の会社(あれば)を選んだ理由は何か
③次の会社(あれば)では何が得られたのか

私たちエージェントが何かの答えに導くのではなく、話を聞きながら「それってつまりこういうこと?」と1つ1つ一緒に整理していくイメージです。

というのも、ご本人も意外と整理できていないケースが多いんです。話しながら棚卸しした結果、初めて気づく要望や「意外とこれは重要ではなかった」ということもあるので、自分で分析する場合はまず一度すべて書き出して、整理してみることをおすすめします。

経歴の一貫性=転職活動の軸

書き出し終わったら、上記①②③の観点で一貫性があるかどうかをチェックしましょう。その一貫性が「転職活動の軸」となります。

もし、1社目を辞めた理由が「現職で得た様々なデザインの経験を生かして事業会社に行きたい」だったのに、2社目の経験も制作会社である場合。 当時は本当にそう思って転職に踏み切ったかもしれませんが、この場合はおそらく1社目を辞めた本当の理由が別にあり、それに気づいたから2社目への入社を決めたはずです。ここをきちんと説明できるようにしておきましょう。

経歴の一貫性については、ポートフォリオや職務経歴書の内容にも直接ひもづいてくるので、丁寧に棚卸してください 転職活動の軸が定まったら、いよいよ企業選びのポイントです。

Webデザイナー転職あるある:選ぶなら事業会社?制作会社?

言わずもがな、この2種類に優劣はありません。制作会社は制作物“そのもの”に対する評価事業会社は制作した後の“結果”の評価というところがざっくり異なる点です。

同じデザインのお仕事でも幅広いデザインに携わりたいという方は受託で様々なプロダクトに関われる制作会社が合うかもしれませんし、1つのサービス・プロダクトに中長期的な目線で貢献したいという方は自社サービス・プロダクトを持つ事業会社が合うかもしれません(もちろん個社ごとに異なるのであくまで傾向の話です)。  

たまに「今いる制作会社は残業が多いから事業会社に行きたい」というご相談があるんですが、ディレクターやマネージャーがしっかり工数管理してくれる制作会社もあるので、事業会社を選ぶ軸としては少し弱いです。 棚卸した①②③の観点が叶うのはどちらか?で考えてみましょう。

求人票で条件面以外にチェックしたいポイント

Webデザイナーが本当に活躍できる会社とは?

事業会社か制作会社か決まり、気になる求人をピックアップするところまで来たら、いよいよ求人票を読み込みましょう。

そもそも記載されている情報が充実しているか

条件面以外にもしっかりと情報が記載されている求人票、例えば使用ツールや社内制度などの職場環境、評価制度、チーム構成(マネージャー/●歳男性、メンバー/●人、平均年齢●歳……)などがしっかり書いてある求人票は、良い求人票だと考えられます。片手間や突貫工事の採用ではなく、採用活動に会社としてきちんと手間をかけていることが伺えます。

デザイナー・クリエイター専用の評価制度があるか

まだまだ整いきっていないのが現状ですが、それでもクリエイティブ職専用の評価項目を用意している・またはこれから整えようとしている企業はあります。 求人票にそのような内容が書かれていたら、その企業はデザイナー・クリエイターを大切にしている企業である可能性が高いです。私たちからも採用支援させていただいている企業には「整えたほうがいいですよ」と働きかけるようにしています。

リモートワークは向き不向きをよく考えよう

最近新しく増えた観点がリモートワークの可否です。「リモートできたほうが良いに決まってるやん!」と思うかもしれませんが、意外と向き不向きがあるので注意が必要です。

例えば、雑談がヒントになってアイディアが浮かぶタイプのデザイナーがフルリモート型の会社に入ってしまうと、行き詰ってしまうことも。「A案とB案どっちがいいと思う?」など、凝り固まったときに雑談ベースでサクッと周囲に聞けるのは、出社型のメリットですよね。

自分にはどちらが合うのか、普段の仕事スタイルを思い出しながらよく検討しましょう。もしくはリモート・出社を自由に選べる環境だと安心です。詳しい実態は面接でしっかり確認しましょう。

余裕があれば公式データを見てみるのもおすすめ

またもし興味があれば、該当企業の「有価証券報告書」や「帝国データバンク」のデータを見てみても良いかもしれません。検索すれば簡単に出てきます。今回は詳しく触れませんが、実際の貸借表や営業利益などを読むことで、まっとうに事業が成り立っているか・ちゃんと利益は出ているか、またお金をかけて人を採用する意欲など、なんとなく実態を掴むことができますよ。

転職の原因をしっかり解消できる企業を選ぼう

聞いていた給与と違った・会社の業績悪化で給与が下がったなどの条件面はもちろん、他業務に圧迫されてデザインに割く時間が少ない、逆に自分で手を動かすよりもっと上流の過程に携わりたいなど、会社を辞めて転職するのには必ず何かしらの理由があります。

いくつか企業選びのポイントをお話ししましたが、自分らしく活躍するために必要なのは、その転職活動のきっかけになった原因を解消できる環境を選ぶこと。そのためにも、まずは自分の棚卸しをしっかり行ってみてください。

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この記事を書いた人

HIGH-FIVE編集部
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HIGH-FIVE編集部

HIGH-FIVE(ハイファイブ)は、IT/Web業界のクリエイター・デザイナーに特化した転職エージェントサービス。私たち編集部ではオウンドメディアだけでなく、転職サイトやSNSも運営。日々クリエイターの皆様へ向けて、クリエイターキャリアのお役立ち情報・転職ノウハウなどを発信中!

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