
2020/09/30
宙Cafe #1.「ゲーム」から学ぶキャリア
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はじめに
皆さん こんにちは!宙Caféの鈴木です。
この宙Caféは、
・通勤や休憩時間の5分程度で読める?
・ちょっとしたキッカケが得れる?
を目指し、様々なテーマについて触れていくコラムとなります。
#1は、「ゲームから学ぶ転職とキャリア」です。
本題の前に・・・
思い出に残っているゲームはなんですか?と問われたらなんと回答しますか?私だったら1本には絞れない・・・んですが、絞るとしたら
「ドラゴンクエストVI(以下ドラクエVI)」を挙げます。
1987年生まれの私は、兄がいた影響もありまして、 ゲームボーイに始まり、ファミコン、スーパーファミコン、プレイステーション その他、ゲームギア、ワンダースワン、ゲームキューブと小さいころからいろんなハード機をプレイしてきました。
その中でも「ドラクエVI」は、とても思い出に残っているゲームです。
1995年、いまから25年前(もう25年もたったのか・・・)に スーパーファミコンのソフトとして発売されたRPGドラゴンクエストシリーズのVIですが、 もともと「ドラクエⅢ」であったダーマ神殿、そして転職というシステムが再登場。
育成の幅、やりこみ要素が非常に強くなったゲームでした。
※世界観も非常に良かった。
当時何が苦労したかというと、
・育成がしんどい(そもそも誰でも勇者になれるっていうのは賛否ありました)
・セーブデータ消える(カセットを何回フーフーしたかですよ。ほんとに。)
の2つでした。
さて話の舵を本題のほうに進めていくとして、このダーマ神殿、そして転職というシステムについて、
そしてその先に待っている育成について、私たちの転職やキャリアに通ずるものがあるなって思います。
今回はそんなコラムです。
まずは「ドラクエVI」の職業や転職について触れていきます。
ダーマ神殿と転職の話
改めてですが、そもそもドラゴンクエストVIはRPG(ロールプレイングゲーム)でざっくりまとめると、主人公が冒険、難題、探索、戦闘などを仲間と乗り越えてゴールを目指すゲームです。
で、ダーマ神殿とはなんたるや?ですが、簡単にいうと転職(職業に就ける)できる場所です。
ゲームで転職?っていう感じですが、「ドラクエVI」には職業というものが存在します。
勿論ゲームなので、現代の営業とかデザイナーとかエンジニアとかマーケティングとかではなく、
戦士、魔法使い、僧侶、武闘家などの冒険にあたって必要な役割みたいなものが職業に当たります。
当初物語が始まってからダーマ神殿という職業に就くことできるところまでいくには、結構時間がかかります。
ちなみにダーマ神殿に行くまでは職業っていうものはなく、もともとの能力というかスキルで進んでいきます。
(その道中で戦うムドーとかいうジャバザハットみたいな敵が異様に強かった・・・)
いろんな苦難を乗り越えダーマ神殿に着くことができ、初めて転職できる(職業に就ける)ようになるわけです。
で、職業には下級職と上級職っていうのがあって、
下級職っていうのは、戦士、魔法使い、僧侶、武闘家などがあります。
上級職っていうのは、バトルマスター、賢者、パラディン、スーパースターなどです。
最終的には勇者っていうRPGでいう如何にもな強い職業に就けるようになります。
職業の大きな違いは、下級職は誰でもなれるけど、上級職になるには指定された下級職2つ以上を 経験していないとなれないという条件があるっていう所です。 つまり最初は下級職しか就けません。みならいから頑張りましょうっていうやつです。
なので「ドラクエVI」では、まず下級職の中で一つ選んで職業に就きます。
ここから職業の「熟練度」っていうのを上げていきます。
熟練度はざっくりいうと、どれだけその職業をこなしたかみたいな試行回数みたいなものです。
この熟練度は敵と何回戦うかで上がっていき、熟練度を上げていくことで、 その職業を極めることができます。
ただ、ここにはちゃんと対策があって、先のとおり熟練度は敵と何回戦うかであがっていくもので 弱い敵ばかり倒したら楽なのですが、そういうことはできず、弱い敵と戦っても熟練度は上がりません。
ちゃんとそのレベルというか見合った敵と戦わなくてはいけないということになっています。
そして熟練度をあげて一つの職業を極めたら、次の職業へと進みます。ここでも熟練度をあげる作業が発生。
そして、その職業を掛け合わせることで、上級職に就くことができます。
ここからは
下級職を極める→上級職を極める→別の下級職を極める→上級職を極める・・・・
と、まあこの繰り返しをして最終的には如何にもな勇者という職業、フルハイスペックプレイヤーを目指すわけです。
ゲームから学ぶキャリアについて
ここまでの話から、現実のキャリアと照らし合わせてみると、通ずるところがあるなと思います。キャリアを構築するということは、ドラクエVIでいう熟練度を上げることと一緒です。
どの職業に就いても同じで、極めるのは時間と試行回数が必要です。
数をこなすことはもちろん、いつまでも簡単な仕事だけをこなしていても変わりません。
今のスキルや経験のちょっと上の仕事にチャレンジしていくことで、熟練度は上がります。
そして、極めた後は、新たな挑戦をして、またそこでの熟練度を上げていく。
その積み重ねが新しいキャリアを切り開くことにつながります。
ドラクエVIでは試行回数を重ねていけば叶うことですが、 でも現実世界は難しいですよね。
その難しい理由が、
・時間
・感情
・疲労
の3つ。
ドラクエVIの世界は時間、感情、疲労っていうものがありません。
キャラクターは年を取らず、常に一定の感情クオリティを保ち、疲労はHPに 置き換えられるとして、回復魔法とか薬草でフルMAX、息絶えてもコンテニューが可能。
でも現実はこうはいかないですよね。
時間は有限で365日で1つ歳を重ね、いずれは限界を迎える。
感情は毎日変化し、仕事へのモチベーションも上下する。しかも外的要因も関係する。
疲労は溜まるし、睡眠をとっても回復しないときもある。
つまり現実世界におけるキャリアを切り開いていくには 時間、感情、疲労といかにうまく付き合うかが重要なんですよね。
しかも個人差があるこの3つは人によって考え方も違います。
誰かを真似るというのは最初は必要かもしれないけど、最終的には どう付き合っていくかは自分自身で見つけていくしかないということですね。
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