
2020/09/20
#2.採用オウンドメディア作り方・立ち上げ「理念を活用した採用マーケティング」
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前回をカンタンにおさらい
こんにちは、アベヒデアキです。「あるのままにかんじるままに」が#2となりました。
イラストも描きながらマイペースで進めます。
さて、前回をカンタンにおさらいします。
幾つか課題が見えてきました。
● 自分達の考えや熱意をアウトプットする機会が少ない
● エージェントとマーケティング部門に距離がある
● 他社の動向に影響される
「自分(たち)らしさ」が言語化される機会がなく、 それをクリエイター(求職者)にベネフィットとして伝えられてないことかなと。
自分たちの強みや提供価値が言語化されないということは、 市場でのポジショニングやターゲティング、戦略も立てられない・・・。
正直、「自分(たち)らしさ」に気が付くのって難しいです。
俯瞰して自分と向き合っていかないと気が付けないですね。
では、これから「自分(たち)らしさ」を掘っていきます。
理念を活用したマーケティング戦略
まずは、「理念」について見ていこうかと思いますが、 「企業理念」「経営理念」「ミッション」「ビジョン」・・・などなど、 経営者の考えをしっかりと理解しておきたいところです。可能であれば、社長から直接聞けると良いですよね。
「ホームページに書いてあるよ」じゃなくてご本人の口から。
その思いや考えに至った体験や経緯などエピソードもあると、 より理解が深まりますので。
※社員は聞きたいんです。
これら言葉は、いわゆる「道標」であり、 道の方向や距離などを示すこともあれば、 迷ったら戻れる場所が書かれています。
しっかりと理解を深めておきたいポイントです。
当社を改めて確認してみると、企業理念の中に「使命」として強烈な言葉があります。
「プロフェッショナルの生涯価値の向上」 (並んで大切な「クライアントの価値創造への貢献」は、また別でお話ししたいです。)

対外的且つ現場で使える言葉に翻訳していきます。
「価値観」や「機能」を構造化
僕は、2019年8月から中途採用で入社しました。僕自身がクリエイターであることもあり、この言葉から受けた影響は大きかったと思っています。
「プロフェッショナルの生涯価値の向上」 とても印象的で強い言葉です。
社員同士の会話の中でも、この言葉をよく耳にします。
ここまで価値観が浸透している会社も珍しいと思いました。
「ビジョナリー経営」ってやつですね。
日常業務内にて個々人の行動にも反映しており、「エージェントの支援体験」を棚卸ししていくことで、 マーケティングメッセージの種ができると考えました。
機能的価値と情緒的価値を明文化できます。
クレド「介在価値の最大化」
こちらは、クリエイター・エージェンシー・グループのクレドで、 これが僕等の価値観のベースになります。
理念・ベネフィット・機能・価値観を構造化
これまでお話ししてきたものを、構造体にして纏めてみます。理念・ベネフィット・機能・価値観など、これらを一つの塊として見たときに 求職者へのメッセージが見えてくると考えています。
それぞれの要素について、各人のフィルターを通してどのように解釈されて行動や言動になっているか?
をもっと深く知りたくなり、それを皆で共有できればと思いました。
各セクションやチーム単位の戦略や行動と結びついているのか?についても見ていく必要があります。
※下記は「理念・ベネフィット・機能・価値観の構造化」シート

それが他社では真似できない当社「独自の武器」となると考えています。
独自の武器をつくることは、とても長い時間がかかりますし、即効性のあるものではないので、 途中で諦めてしまったり、曖昧のまま終わってしまうことが多いです。
しかし、この仕事は自分たちにしかできないことでもあるので、 根気強く信じてやっていくしかないです。
ということで、全員でワークショップをやることにしました。
ハードルは上がりますが必要なプロセスです。
組織のマーケティングカルチャーを醸成していくための一歩を踏み出していきます。
「もっとサッと集客できる方法ないの?」と考える人もいるかもしれません。
LP作って広告出して・・・といったものは、即効性はありますが長期的な効果は見込めません。
僕は、これを「ドーピング」と言っています。
長期的に持続的な効果を上げていくには、地道に筋トレしていくしかないです。
長い道のりと感じるかもしれませんが、これが一番近道かと。
進んでくればマーケティング活動のスピードも上がるはず!(と信じて)
● 自分(達)と向き合い、自分(達)らしさを知る
● 介在価値の最大化とは?
次回は、ワークショップでこれらを探しに行きます。
何をしているときが一番嬉しいんだっけ?
つづく・・・。
#1. どうしてHIGH-FIVEを立ち上げたのか?
#2. 理念を活用したマーケティング
#3. 求職者と共創するブランドの体験価値
#4. 何をしているときが一番嬉しいんだっけ?
#5. 情緒的価値を形にする採用ブランディング
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