はじめに
こんにちは。クリーク・アンド・リバー社HIGH-FIVE編集部です。今回は、ゲーム業界に特化したエージェントである古川さんの転職支援ストーリーです。
ゲームプロデューサーを目指す上で最初に壁になったことは「就業環境」だった
今回支援された方はどんなお悩みをお持ちだったのでしょうか?
今回ご支援させて頂いたKさんは、新卒でご入社された東京都内にあるソーシャルゲーム開発運営企業で4年間程、ゲームプランナー業務に正社員として従事されていました。
1年程、毎日深夜残業が続き、終電後の残業も多かったにも関わらず、残業代は一切支払われず、業務量に対してお給与が妥当ではなかったことから今後も長期的に働き、ゲームプロデューサーを目指せる環境ではないと判断されて、やむを得ず、ご転職を検討されていました。
元々、ゲームプロデューサーとして新規開発に携わりたいという目標をお持ちでしたので、話し合いの後、そのキャリアに繋がることを軸に置き、ご支援がスタートしました。

「コミュニケーション能力」を侮ってはいけない
古川さんから見たKさんの課題とはどのようなものでしたか?
初回面談の際にお話を伺ったところ、これまで関わってきたタイトルが「女性向けゲーム」が多く、限定的なテイストだった為、この点は課題となりうると感じました。
一部、男性向けゲームの開発にも携わっていましたが、即戦力を採用する傾向が強くなっている中、選考の中では「テイストがマッチするか」という点も各社チェックしていることの一つです。
そのハードルをいかにして超えていくか、その代わりにどんな魅力をアピールするか、一緒に考えましたね!
その魅力というのはどんなことだったのですか?
はい、まずゲーム開発部門リーダーとして、新機能追加、仕様変更等を担当していた経験です。
これはKさんだからこそ獲得できた経験といえるため、希少性を感じさせることができます。
また、ゲームプランナーには社内社外問わず、様々な関係者とコミュニケーションを柔軟に取れることが求められるのですが、Kさんはこの点は秀でていました。
ゲームクリエイターの交流会に参加したり、中途入社してきた方にも積極的にその背景や考え方に耳を傾けて、他社理解をしようとする姿勢が身に付いていることが分かりました。
実は転職エージェントとして、クリエイターの方がコミュニケーションについてどのような姿勢でいるかということは企業様にご紹介する際に重要な情報として捉えているんです。
この点が秀でているだけでも大きな武器となる為、ご紹介する際に企業様にも補足でお伝えしています。

転職軸に合致する企業で無事に内定。転職は準備が9割。
ありがとうございます。実際にはどのような流れでKさんの転職活動は進んだんですか?
合計で20社程の企業での選考に応募されました。
もちろん、面談直後に20社へ応募したわけではなく、面談時に擦り合わせをした結果、
今回の転職での「優先順位」を3つ整理していただきました。
その軸に照らして第一志望群の3社→第二志望群の5社…といった流れで進めました。
当社では候補者様のペースや就業状況、希望などにカスタマイズして柔軟にサポートしていくことを大切にしています。
その為、初回面談では優先順位や気になっている企業等、まずは多角的にお話を伺って、一緒に進め方の方針を決定していきます。
特に、Kさんは現職中での活動だった為、常に時間の融通が利く状況ではありませんでした。
そういった背景から、まずは志望度の高い数社への応募を進めることで合意形成をしたんです。
しっかりご面談の際に理解を深めて、方針を決めていくんですね。
Kさんは最終的にどんな決め手で、どのような企業への転職を決められたのですか?
20社進めた結果、5社で面接に進んで、志望度の高い1社でオファーが出た時点で他社様はご辞退する形で東京都赤坂にあるゲーム会社で正社員での入社を決められました。
その企業が老舗の大手パブリッシャー企業でモバイルゲーム新規開発・運営に関わるお仕事だったのですが、以下のポイントが決め手でした。
【内定承諾の決め手】
①大手企業且つまずは女性向けゲーム経験を活かせるプロジェクトで、将来的に幅広い経験が積める点
②就業環境の改善が叶う点
③正社員オファー・残業代全支給により想定年収はUPを見込める条件だった点
以上の3点です。初回面談時の転職軸に合致していて、主な転職理由になった就業環境の改善についても
オファー面談でしっかり改善できることが説明から分かり、納得感を持って承諾されていましたね。
実は活動当初から第一志望群にあった数社は全てお見送りとなってしまったのですが、
その後進めながら、何度も面接対策の機会を設けて慣れてもらったことも内定に繋がった要因だったと思います。
転職面接は準備が9割だと思いますので、もちろん、Kさん自身の努力なのですが、その結果がしっかりキャリアアップに繋がり、ホッとしました。
エージェントからヒトコト
最後にKさんのご支援の中で特に印象に残っていることはありますか?
Kさんは、クリーク・アンド・リバー社が主催として、私自身が主催メンバーとしてかかわったクリエイター交流会で出会った方なんです。
自分が企画したイベントをキッカケに、当社のことを知ってもらい、そこから転職支援までさせていただき、そのご縁が実って凄く嬉しかったです!
面談時から実は私と最寄り駅が近かったことから話も盛り上がって、入社後には、御礼でお菓子まで贈ってくださり、とても感謝して頂けた瞬間は最もエージェントとして介在価値を感じられるので、印象に残っています。
在職中での転職活動はとにかく時間がなく求人情報を探すのにも苦労されている方が多いかと思います。「自分の価値観とあった会社で働きたい」「これからもっとスキルアップして将来はこうなりたい!」と強い思いのある方はぜひ私たち転職エージェントをご活用ください。
理想的な転職活動、クリエイターの生涯価値の向上のためのサポートを全力でさせていただきます。
本日はありがとうございました!また素敵なエピソードをお待ちしています!