【40代3DCGアニメーター】マネジメントスキルを活かして大手ゲーム運営会社のデザインマネージャーへ!
公開日
2021/12/23
変更日
2023/03/22

はじめに
こんにちは。株式会社クリーク・アンド・リバー社HIGH-FIVE編集部です。今回は、ゲーム業界やエグゼクティブ人材に特化したエージェントである安藤さんの転職支援ストーリーです。「クリーク・アンド・リバー社転職エージェントが何を大切にして転職のご支援をしているか」「転職エージェントを使うことのメリット」を実際のエピソードでお伝えします。
転職者情報


Dさん(40歳)
前職 :
応募社数:
面接回数:
転職支援期間:

転職後の職種
目次
経営不振で先のキャリアが不安。年収維持を目標に転職活動スタート
今回ご支援させていただいたDさんは、3DCGアニメーターの方です。過去に当社からの支援実績があり、2度目の支援となりました。アニメーション制作からアートディレクション、マネジメントまで経験され、クリエイティブスキルは3Dアニメーターの中でも高い方でした。
在籍企業の経営不振により、先のキャリアに不安を感じ、ご相談にいらっしゃいました。
直近はマネージャーとして管理業務をメインに担当されており、次もアートディレクターやマネージャーとしての転職を希望されていました。
【当初の希望】
・現年収を維持して転職したい
・直近は管理業務がメインだったため、クリエイターとしてのアピールの仕方に悩んでいる
・3DCGアニメーターかマネージャー、どちらでキャリアを重ねるか迷う
ポートフォリオでマネジメントスキルをアピール!?
課題に感じたのは、Dさんの経歴やスキルの見せ方です。Dさんはフリーランスとしての経歴が長く、多くの現場での経験を積まれていたのですが、経歴の書き方が整理されておらず、経歴書を見た時に「転職回数が多い」という印象を与えてしまう可能性がありました。
また、Dさんの強みであるマネジメントスキルは、可視化しにくいということもあり、どのようにアピールしていくのかということも課題でした。企業によって、マネジメントの規模や対象職種、求められるマネジメントの手法なども違います。よりDさんのご経験を活かせる環境を探していくことが必要と感じました。
まず、履歴書・職務経歴書の添削をおこないました。フリーランスや派遣社員としての経験をまとめて記載することで、経歴の多さを感じさせない記載の仕方をアドバイスさせていただきました。書類の書き方を少し工夫するだけで、読み手に与える印象がガラッと変わることもあるため、添削をおこなうことは書類選考通過率をアップさせるポイントだと思っています。
そして、マネジメントスキルに関しては、ポートフォリオを作成いただきました。ポートフォリオの項目を「マネジメントスキル」「クリエイティブスキル」の2つに分けて、クリエイティブ実績だけでなく、Dさんが得意とするマネジメント手法や、どのような設計・運用でマネジメントをされてきたのかなどについて記載いただきました。
先ほどお話ししたように、各会社によって求められるマネジメントスキルはさまざまです。あらかじめポートフォリオでマネジメントスキルに関するアピールポイントをまとめておくことで、書類選考時から精度の高いマッチングが可能となり、スムーズに選考を進めることができるようになりました。
私はゲーム業界の現場の体制や、どのようなマネジメントスキルが求められているかなど、常に企業の情報をキャッチアップしておりますので、ポートフォリオを作成いただいたことで、Dさんによりマッチした企業をご紹介することができました。
これまでの実績を整理してアウトプットするのは時間がかかりますが、自分が得意としていることや経歴の棚卸にもなるので、Dさんと同じようにマネジメントスキルのアピールの仕方に悩んでいる方は、簡単なものでもよいのでポートフォリオを作ってみることをおすすめします。作り方が分からない、自分の強みが分からない、といった方には我々エージェントからアドバイスすることもできますので、是非ご相談いただければと思います。
マネジメントスキルに特化したマッチングで、入社後もキャリアアップできる環境へ
書類が揃ってから、8社ほどご紹介させていただき、選考を進めていきました。マネージャーを募集している企業だけでなく、求人はオープンしていないもののDさんにマッチしそうな企業にも提案する形でDさんをご紹介させていただきました。
初回面談時にDさんが悩まれていた「3Dアニメーターかマネージャー、どちらでキャリアを重ねるか」という点に関しては、私からは「マネージャーとしてのキャリア」をおすすめいたしました。なぜかというと、Dさんは今回の転職で「最低でも現年収は維持したい」という希望をお持ちだったからです。
ゲーム業界の市場感やDさんのこれまでのキャリアのことを考えると、いちクリエイターとしてキャリアアップを目指すよりも、マネジメント職のほうが年収は高くなる可能性が高いのです。実際の市場感や求人ごとの想定年収など、Dさんにもお話しさせていただき、今回はマネジメント求人を中心にご紹介していくこととなりました。
今回の選考は、「Dさんのマネジメントスキルがマッチするか」という点がポイントでした。スキルとしてはハイレイヤーで幅広い経験をされてきているため企業からもDさんのご経歴に興味を持っていただけるのですが、Dさんの経験や希望に企業から求められるものがマッチしなければ、入社後にDさんも企業もお互い良い結果が得られません。
ポートフォリオや面接内での会話を通して、双方にとって良いマッチングになるかを企業にも検討いただき、出来るだけ細かく丁寧にフィードバックをいただいて、Dさんと一緒にどの企業が最もマッチするかを見極めていきました。
最終的に、2社で内定をいただきました。どちらもマネージャーポジションで、年収も希望どおりに提示いただけるとのことだったのですが、3DCGの領域だけでなくクリエイティブ全域のマネジメント経験にチャレンジ出来ること、Dさんの強みである推進力や行動力をより活かせる環境であることから、大手ゲーム運営会社にて決定されました。最終的にDさんにとって納得のいく結果につなげることができ、安心しました。
エージェントからヒトコト
書類の修正やポートフォリオの作成など、時間も工数もかかる作業も積極的にご協力いただけたことが印象に残っています。こういった丁寧な準備があったからこそ、質の高いご紹介やマッチングにつなげることができたのだと感じています。複数の選択肢をご用意できただけでなく、Dさんにとって中長期的なキャリアアップとなる道をご紹介できたことが嬉しかったです。
マネジメントやリーダーポジションは、Dさんのように今後のキャリア選択や自身のスキルの見せ方について悩まれる方も多くいらっしゃいます。ハイレイヤーになるほど、企業とのマッチングはハードルが高く、チェックしておくべきポイントも多岐に渡ります。業界や企業の情報を熟知したエージェントが一人一人に合わせたアドバイスで適切な道をご提案できますので、企業選びに悩んでいる方や、「なんとなく漠然と転職を考えている」という方も、是非一度ご相談いただきたいです。
業界に特化し、企業と深いかかわりがある安藤さんだからこそのエピソードでした。本日はありがとうございました!
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・【20代2DCGデザイナー】遊技機→ゲーム業界への転職。ポートフォリオ作成から始まった長期的なサポート
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この転職をサポートした担当エージェント


転職エージェント:安藤 寛規
2016年からはディビジョンマネージャーとしてゲームクリエイター人財のキャリア形成のアドバイスや転職支援だけではなく、最大20名のメンバーのマネジメントを担当し、新規事業やゲーム求人サイトの立ち上げも経験。
その後、クリエイティブ全般を取り扱う部署にて人材紹介事業部のディビジョンマネージャーとして従事。「Web」「ゲーム」「テレビ」「エグゼクティブ」といったチームのマネジメント全般を担う。
現在はゲーム業界専門の人材紹介チームの責任者として、企業の採用課題に向き合いつつも、求職者のキャリア支援も担うエージェントとしてゲームクリエイターと関わり続けることを大事にしている。

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